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最高峰から最底辺~芋虫の異世界生活記~  作者: 辻井 優
敗北の魔王編
44/52

42話 魔王と色欲

~前回のあらすじ~


良かったね魔王ちゃん゜(゜'ω'゜)゜

ステータスか、正直スキルとか称号を見た所で鑑定石とかが無い今じゃ見ても仕方ないよね。


数値だけで良いか。



《種族名︰魔王ベルゼビュート Lv.82/100


神名︰『八百万(やおよろず)の貌を持つ者』


HP︰470514/470514

MP︰320424/320424

SP︰523421/524321


基本攻撃力︰264257


基本物理防御力︰192454


基本魔力︰38342


基本魔法防御力︰198520


基本敏捷性︰152134


基本耐性力︰205212


カルマ値︰-724510 》


あー、コレは酷い。


パワーインフレとか俺TUEEEなんてレベルじゃないよ。


でもこのステータスのおかげでアレほどのスキルを保持しておけるんだろうけどね。


これ程の力...妾の残された命は後どれほどなのだろう。

1週間、無いんじゃないか?


でも妾達の頑張った結果を見る事が出来た、無駄じゃないって解った。

妾の願いが、唯一の心残りが解消された。


かおるんを見てみると、妾のステータスを見て固まっている。

まあそりゃそうなるよね、妾でも驚きだからね。


「かおるん大丈夫?」


「う、うん大丈夫。ところでこんな事になるなんてベルちゃんあの後どうなってたの?」


「私はかおるんの故郷に行ってたよ...」


そう言った瞬間ピタッと動きが止まるかおるん

「え?」


「だから、かおるんの故k」


「嘘だッ!!!」

聞き返されたから答えようとしたのに途中でかおるんが叫ぶ。

あっ、これって?

「かおるん可愛い!お持ち帰りぃ~!」


「なん...だと...」

フフフ、知っているぞ!

さっきから妾達のやり取りに唖然としてつっ立っていたおかっぱペストの鎌を引ったくり叫ぶ。

「卍解!」


すると、かおるんがまた叫ぶ。

「粉バナナ!」

まだ続けるか、だがそれも知っているぞ!

「妾は新世界の神になる!」


「え?まさか冗談じゃなく、本当に...?」


流石にココまでしたら、認めざるを得無かったらしいね。

「そうだよー」


「え?何で?」


そりゃ疑問に思うよね、答えたいけどあの方の事を話す訳にはいかない。

「さあ?わかんない」


「そ、そうなんだ、でもそれにしてもこの数値は高すぎない?普通、有り得ないよ?」


そりゃそうだ、妾の借りているコノ(うつわ)はあの方のものなのだから。普通であるハズがない。


かおるんは親友だし話したいんだけど...ダメだよね。



「エクストラスキルってあるじゃない?」

でもこのくらいなら...


「あー、あの俗に言う最強のスキル。私も持ってるアレだね。」


「そう、実はそれより上にねアルティメットスキルってのがあるの。今の妾はソレを持ってる、多分そのスキルの影響かな。」


「あー、私も持ってるアレだね。」


「は?」

「え?」


コイツ今なんて言った?


「かおるんもう一回言ってもらえる?」


「え?」

違う。

「いや、そっちじゃなくてもう1個前に言った言葉だよ」


「あー、私も持ってるアレだね。」

嘘でしょ?アルティメットはあの方の一部、なぜかおるんが...


「へ、へー、そうなんだ。かおるんも持ってたんだ」


「うん、気付いたらね。『色欲(ルクセリア)』っていうスキル何だけど使い方とか分からないんだよねー」


色欲(ルクセリア)』、確かにまだ回収されてないけど...まさかかおるんがね...


「まあ妾のアルティメットスキルも使い方分からないし、本当謎だよねー」


「そうだねー、強いんだろうけど使い方が分からないなら宝の持ち腐れだよね」


「そうだね」


「コレからどうしようか?」

かおるんが聞いてくる、そうだね。


「まだ、聖国も東半分しか見れてないし今度は西側見に行かない?」

残りわずかな残された時間、それを妾は大切な人と大切な人が頑張って造ったであろう国を観てみたい。


「良いねー、あの子がどんな国を造ったのか一緒に見てやろうじゃない」




やはり妾はあの時既に壊れて居たんだろう、いくら夢見た光景が目の前に広がり浮かれていたとしても普段通りの妾なら見逃さなかっただろうからね。


そう聖国の人達は皆笑っていた、ひとり残さず(・・・)だ。


浮かれた妾達はまるで強制されているかの様に歪な笑みを浮かべる、彼等の異常な姿についぞ気付く事は無かった。

ごめんね、魔王ちゃん゜(゜'ω'゜)゜

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