38話 過剰な戦力を更に強化するよ魔王ちゃん
~前回のあらすじ~
虫&球体
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」
いま突然変な光景が頭の中に!?何なのあの芋虫とボール!!!??
やっぱり私の精神はかなりヤバイ所まで来てるらしい。
いや、こんな良く分からん妄想について考えてる時間は無い。
考えるだけ時間の無駄というやつだろう。
てか忘れたい、何なのあの不気味な空間...見てるだけで発狂しそうになったわ。
むしろ1周して精神が落ち着いたような気さえする。
いやいや違う違う、そんなを考えてる場合じゃないってば。
そうそう、そうだ、妾は悩んでいたのだった。
「『神毒』も良いけどアレだけではレパートリー少ないし、面白くない。もっと何か無いものか〜」
あの時は頭がマトモに働いて無かったので気にしてなかったのだが、王国での事を落ち着いた今になって思い出してみると『神毒』を使うと確かに強力な痛みを与えれるのだが、あまりの痛みに精神が崩壊する者が多く出てしまうのだ。
奴等への復讐にこの程度では生ぬるい、ぬるすぎる。
後、毒の効果もそこまで細かく設定出来ないので反応もだいたい同じになってしまい見ててあまり面白くない。
「でしたらぁー、そういう事に富んだ悪魔を召喚したらいかがですかぁ?」
いや多分ソレが一番良いんだけどね?
言っちゃったんだよ。
「コイツらなんて再利用などしてやるものか、無意味に、無価値に、ゴミのようにただ朽ちてゆけ。」ってな!
うおおお、今更覆すのは流石に...ね?
でもなーコイツら以外に依代に出来る者何てあったっけ?
あっ、以前召喚したあのクッソキモイ連中はどうだ?
アレも元は人間だけど既に使っちゃってるから、もう気にしなくて良いよね?
アイツら見た目のインパクトとかは良いんだけど、頭悪いから命令とかあんまり聞かないしな。
「帰還せよ」
その一言で人型の2体を残し、悪魔達が崩れ落ちる。
「『万能召喚』狂気の拷問官達!」
そう言い放った瞬間MPが大量に引き抜かれた、この妾のMPがほとんどだ。
.........大丈夫だ問題無い。まだ慌てるような時間じゃ無い。
元悪魔達に目を向けると...
2000体の塊が蠢き、合わさり、姿を変えていく。
それらの動きが止まった頃
「さあ!最高にイカれた新メンバーを紹介するぜぇ!」
やせ細った人間を長く伸ばした様な気持ち悪い杖を持ち、真っ黒な神官服に頭のあるべき場所にはペストマスクがあるだけの者達が60体
身体中に様々な拷問器具を取り付け、全身に黒い包帯に赤黒い色で呪言が刻まれた物をーーー呪帯を隙間なく巻き付けた女が70体
人の皮で造られたエプロンを身につけ、頭にも皮で造った様な袋を被り巨大な鉈を持った身長4mはある巨体の男が30体
両手にナイフを持ち体にも沢山のナイフをぶら下げた、ツルリとした能面の様な顔に小さな点の様な目が2つあるだけの1mほどしかない小柄な男が40体
総勢200体の禍々しい者達が、まるで神に祈りを捧げる信徒の様に頭を垂れ跪いて居た。
ヤベェな、舐められない様にそれっぽい事言っとくべきか?
「コレから人間共の国へ向かう!そこでは、お前達の力を借りる事になる可能性が高い!心しておけ」
「お会いしとうございました、我が君の完全復活どれだけかかろうと何時までもお待ちし続けます。
我が君の為、我ら一同誠心誠意尽くさせて頂きます!」
「「「「「頂きます!!!」」」」」
《 ユニークスキル『統率Lv.1』を獲得しました。
称号『信仰されし者』を獲得しました。 》
杖では無く巨大な死神の様な鎌を持ち、ひときわ豪華な衣装のペストマスクが代表して言い、その後に続き他の者達も声を上げた。
アレ?この鎌持ちペスト、何処から現れたんだ?
いつの間にか足元に跪いていたんだが...?
近くで跪いていたせいで視界に入らなかったのか?
ていうか、あの悪魔2人は?さっきまで居たのにいつの間にか居なくなってる。
まさかコイツ...アイツらは帰還とかさせて無いのになんでこうなったんだ。
もう知らん、妾は何も知らんぞ!
それより、コイツらからは何故か溢れんばかりの喜びとか忠誠心がヒシヒシと伝わって来る...何か知らんが愛いやつらめ!
コイツ言ってる事がイマイチわかんないけど、こんな見た目の奴等だしチョットばかし言語野がバグってても仕方ないよね。
さあ次の目的地は聖国だ。
裏切り者、人間共、貴様らを決して許しはしない。
人形悪魔2人体はNEW 主人公の配下キャラと思いました?
残念、ただのI☆KE☆NI☆Eですよ。
やったね魔王ちゃん!
仲間が増えたよ!(総数は減ってます)




