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最高峰から最底辺~芋虫の異世界生活記~  作者: 辻井 優
敗北の魔王編
36/52

35話 旅立ちの、勇者(笑)

~前回のあらすじ~


勇者が思ったより弱かった。

○とある勇者


あれから、3日経った。

俺達は自分が選んだ武器の扱い方を最低限学んだ、俺は剣を選んだので剣聖とかいうムキムキで威圧感とかヤバイのに、なんだか優しそうなオッサンに学んだ。


そして、今日また王が話をするらしい。


「勇者諸君、君達にはコレから迷宮国家ラビリンスに行ってもらう。そこで力をつけて欲しい」


はあ?


「何だそりゃ!勝手に召喚しておいて、説明も無しにまた訳わかんねぇ所に行かせる気か!」

「そうだそうだ!ふざけた事言ってんじゃねぇ!」

「何故なのか聞かせて貰いたい」


そりゃそうなるだろ、コイツらの事だ騒ぐに決まってる。

まいコイツらじゃ無くてもまともな精神の奴なら誰でも騒ぐだろうけどな。


んで、この王は何を考えてそんな事を言い出したんだ?


「この国は魔王が出現したと言う森に最も近い、そして各地の都市からの連絡も何故か突然途絶えている。

コレが意味する事は1つ、魔王が攻めて来ている。


諸君は人類の希望だ、それに平穏な世界から呼び出してしまったのは私達だ。

諸君には1人も欠けずに生き残って欲しい!


よって森から離れた迷宮国家に移り、その身を鍛えて欲しい!

なあに、この国には沢山の魔道士さらには剣聖もいる、簡単にやられたりはせんよ。

魔王は我らが出来る限り押し留める!人類の未来任せたぞ!!」



言葉が出なかった、コイツは本気で言っている。

本気で俺達に生き残って欲しいと思って、命を賭けて少しでも時間を稼ごうとしている。

俺達の為に。


他の奴らも皆黙ってる、この王の気持ちを理解したのだろうか。


ここまで言われちまったら、やるしか無いじゃねぇか。


やってやろうじゃねぇか!

魔王だか何だか知らねぇが俺がぶっ殺してやる!







○聖国


王国から連絡が来ました、魔王が復活したといいます。


彼女を起こす時が遂に来たのですね。









170年前現れた最強の魔王。


そしてその時に召喚された歴代最強の勇者カオル・ヤザワ

獣人にして最良の剣士、剣聖ベオウルフ

魔族でありながらも我々人類に協力した最高の魔法使いである初代魔導国の王、賢人アレイスター

そして私の祖母であるエルフ最優の聖女カタリナ。


御伽噺ともなった伝説。


激闘の末ベオウルフ様とアレイスター様2人が犠牲となってしまったが、それでも何とか魔王を倒した。



ようやく平和が訪れると思われたが、神託が降る。




《 現れた破滅は、1度は止まる。

だが忘れる無かれ近い未来に再び帰って来るだろう、以前より遥かに強大な力を持って。

こころせよ、備えよ、力を集結させよ...かの者が帰って来る前に 》



この神託を聞いた時、勇者様は戦いに備えようと思われたらしい。人間である彼女は時間が経てば老化し弱る、肉体が最高の状態である(...)に留める為に自らを封印し魔王が復活した時にその封印を解くように伝えた。



そして祖母様は力を集めようと思われた。

そして各地を巡り力ある者達に魔王が復活した際に共に戦って貰うよう頼み、その結果として攻撃力最強の種族である竜人族の王、竜人王クロムウェル

防御力最強の種族である巨人族の王、巨人王タイタニアと協力関係を結ぶ事に成功した。


そして祖母様はそれら事を本に記し、亡くなられた。





既に竜王と巨人王の下へは、使者を送ってある。


後は我らは戦いに備え、眠りにつかれた勇者様の封印を解くのみだ。


次回、剣聖VS魔王。






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