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最高峰から最底辺~芋虫の異世界生活記~  作者: 辻井 優
敗北の魔王編
33/52

32話 魔王、軍を作成する

この森はダメね。


しばらく周りを見てみて解ったけど、弱い魔物しか居ないし数も少ない。

出て行こう。


って訳で森から出たんだけど...うわぁ。


目の前には全身から血を吹き出し、苦痛に顔を歪め倒れてる無数の人間の死体。どこの地獄よ。


恐らくコレで魔王化まで達したのね、妾の『暴食(グラ)』の能力を考えたらこの死体食べた方が良いんだけど...


うん、無理だわ。

長い事人間目線で暮らしてたせいだと思うけど、人食うとか無理。あの方ならサラッとヤったんだろうけど...妾には無理ね。


でも哀れな人間達、妾の血肉としていかしてはヤれないけど有効活用はしてあげるわ。ここで何の役にも立たず腐らせたりはしない。


「『万能召喚』!この人間の死体を依代としてデーモン達を召喚する!デーモン共よ妾に従え!」


「キェェェェェ」バキバキバキ

「ギシャアァァァァ」ゴキメキャゴリゴリ

「グゲゴゴゥゥゥ」ドチュメキョメキョメキョ


きっしょ!グロイグロイグロイ!

死体が変な声出しながら集まって組み合わさって新たな生物へと、作り変わっていく。


30分後妾の目の前には、肉塊から手が大量に生えた物体、人の胴体から顔が大量に生えた物体、幾つもの胴体が繋がりそこから大量の足が生えたムカデみたいな物体。


その他一目見ただけでSAN値がピンチになりそうな悪魔が2000体程居た。


一言で言うとクッッッッソキメェ。

しかも臭い、ゲロ以下の臭いがプンプンしやがるぜぇ!



何か思ってたのと違ったと私が_| ̄|○ってな感じに凹んでると


「何なりとご命令を」

「フフフフ、楽しくなりそぉ。これからヨロシクお願いしますぅ」


長い白髪を一本結びにした執事服の爺さん、青緑色のくせ毛でショートカットにベビードールの女の子、の2体の悪魔が喋りかけてきた、良かった...普通の人型の悪魔も居たんだ。

恐らくコイツらはデーモンジェネラルであそこの化け物ーズがただのデーモンってとこね。


てか何でコイツらの服装こんなんなの?まあ、良いけどね。


見た目は普通に人間の美少女に渋い爺さんなのだけど頭から生えてる角で、人間では無いのが1発で解る。


「お前らを召喚したのは妾だ、今後人間と戦闘になるかも知れないので呼んだの。心しておきなさい」


「はっ」「わかりましたぁ」


よし。




「ところでぇ、何故裸なんですぅ?」

青緑が何か変な事言ってる。


「はっ?」

そして気付いた、自分が全裸である事に...


「うひゃぁぁぁ!?」私は慌ててしゃがみ込んだ。

仕方ないじゃん仕方ないじゃん仕方ないじゃん!だってさ!

驚き過ぎてそれどころじゃなかったのよ!


ううう、悪魔共が何か微笑ましいモノを見る様な目でコッチを見てる。


「『万能召喚』ゴスロリ!」


マンガで見た時から1度着てみたかったのよねゴスロリ、可愛いもの好きなのよ!可愛いは正義!!



さて、準備も出来たしそろそろ人間の街にでも行きましょう。


妾が帰るまでどれだけかかったか解らないからどうなってるか知らないけど、前のままならココからは王国が近い筈ね。


さあ、行きましょ。

魔王行っきまーす。

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