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最高峰から最底辺~芋虫の異世界生活記~  作者: 辻井 優
敗北の魔王編
31/52

30話 お前は私達の主じゃあない。

○エルネス


主様が、進化すると言って眠りについた。


その暫く後、儂の意識も遠のいていった。


《 種族名カタストロフィの魔王化により、眷属エルダー・スネークが進化します。


エルダー・スネークがバジリスクに進化しました。


『加護』によりエクストラスキル『神毒』が与えられました。


種族特性によりユニークスキル『石化の邪眼Lv.1』

ノーマルスキル『魔法ダメージ減少Lv.1』

ノーマルスキル『物理ダメージ減少Lv.1』を獲得しました。

称号『魔王の配下』を獲得しました。 》


目が覚めた時儂の目の前に居たのは恐怖すら感じる程に美しい人間の子供だった。いやこの禍々しい気配、主様か!


そう思ったのじゃがソイツの行動や独り言を聞いているうちに解った、身体は確かに主様じゃが精神(なかみ)は主様じゃない。


なぜこんな事になっているのかは解らん、じゃが1つ確かな事はソイツは儂の主様では無いって事じゃ。


ならば言わねば、「お主は儂の主様では無い。よってお主に使える事は出来ん、立ち去らせて貰う」

ああ、愛しき我が主様よ。

どうしてしまわれたのじゃ...


《 称号『魔王の配下』が失われました。称号『主への愛』を獲得しました。 》


「好きにするが良いわ、ただしここ周辺からは離れる事ね。妾の邪魔をするなら容赦はしない。」


ふむ、コヤツが何を考えてる解らん。

まあ好都合じゃ考えを変えん内に去るとしよう。


主様...主様ならいずれお帰りになるハズじゃ。


お帰りになるまで、どれだけかかるか解らんが何時までもお待ちしておりますぞ。

それまで少しでもお役に立てるよう、知識と力を蓄えねば。








○ウルキアラ

《 種族名カタストロフィの魔王化により、眷属キラー・ウルフが進化します。


キラー・ウルフがケルベロスに進化しました。


『加護』によりエクストラスキル『万能召喚』が与えられました。

種族特性により

ユニークスキル『精神分離』を獲得しました。

ユニークスキル『肉体分離』を獲得しました。 》


誰だコイツは、私の目の前に天使ののように可愛らしい小さな人間の子供が居た。

だが私はしばらくコイツの独り言を聴いてる内に気付いた、匂いでは確かにご主人様だが精神(なかみ)は全く別のものだ。


私が進化する前までは確かにそこにご主人様は居たのに...


私が忠誠を捧げたのはアノご主人様のみ、つまり例え身体が同じであろうとなかみの違うコイツは私達のご主人様じゃない。


言ってやろう「「「貴方は私達のご主人様じゃない、私達の忠誠はあの方の為だけにある。よって貴方に付いて行く事は出来ない。」」」


《 称号『魔王の配下』が失われました。称号『主への忠誠』を獲得しました。 》


「好きにするが良いわ、ただしここ周辺からは離れる事ね。妾の邪魔をするなら容赦はしない。」


あれ?意外とあっさり。


私達は恐らく私と同じように進化した、仲間達を連れて森から去る事にした。


ご主人様ならいつか帰って来なさるハズ、ご主人様が帰って来た時少しでも役立てる様に部下をもっと集めましょう。そうしましょう。そうしよう。








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