26話 王国
「兵は私を除き全滅、最低でも災害級の魔物が出現したと思われます。一刻も早くこの出来事を報せるべきと判断し参上しました。」
「馬鹿な!何の為にお前はついて行ったのだ!」
「そうだ!2万もの兵がお前を残し全滅だと!?この無能が!」
「これ程の損害、バカにならんぞ!」
「おめおめ逃げ帰ってきたのか?それでも王国の人間か!恥を知れ!」
貴族共が喚くのも仕方ない、あの森には強い魔物は居なかったはず。
容易く蹴散らし資源を手に入れて終わりのはずだったのだ、それが剣聖が急いで帰って来て何事かと思い話を聞いてみればまさかの全滅との報告。
頭が痛くなる。
「そこまでにしておけ、それよりその魔物の姿は?またどの様な経緯で全滅した?詳しく答えよ。」
「敵は姿を見せておりません、そして敵は恐らく病の様なもので遠距離から攻撃して来たものと思われます」
病、それはまさか?いや聖国の巫女による予言でもそろそろだったハズだ間違いあるまい。
再び騒ぎだした兵を手で制す。
「古の魔王の復活と判断する、直ちに他の国に使者を送れ。それと2週間後に勇者召喚の儀を行う、準備を開始せよ。」
軽く送り出した兵が、龍の尾を踏むことになるとはな。
それとも早く気付けたと思うべきか?
古文書によればあの魔王の様に人間に友好的な魔王では無いし。
まあ当たり前だあの者は例外中の例外というものだ、普通はありえん。
これまでに無い大戦争が起こるだろう。
やれやれ、今から頭が痛い。
何か色々ぶっ込み過ぎましたかね?




