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最高峰から最底辺~芋虫の異世界生活記~  作者: 辻井 優
暴虐の魔物編
26/52

25話 地獄絵図

○一般兵士


「ぐあああああああああああ!!?」


「な、何だこれはナンダコレハナンダコレハナンダ」


「俺の目はどこだ?ドコダドコダドコダドコダ」


「ひぃぃぃぃ!イタイタイタイタイタイタイ!タスケ...」




「お前ら落ち着け!どうした!何があった!!!?」


何だこれは。


大声で目が覚め周りを見渡してみたら、まさにそこは阿鼻叫喚であった。


毎日共に訓練をして来た戦友たちが、昨日の偵察部隊の報告を聞いて喜んで。バカ騒ぎしていた仲間達が、全身から血を吹きながら地面をのたうち回っている。

悪い夢だと思いたい、だがこんなの悪夢にしても酷過ぎる。


まるで


そう、まるで地獄じゃないか...


突然頭に凄まじい激痛が走る、目から涙が滝のように流れ出た。


違う...これは涙じゃない血だ


「うあぁぁぁあああああ!!」















○剣聖


我らは何に手を出したんだ、何が起こったんだ!ダメだ解らん。

だが、解る事もある。明らかな異常自体、この災厄が国で起こされるかもしれない。

今すぐ国に報告せねば!!!


「王子!」


急いで王子の居るテントに向かったが、手遅れだったようだ。

穴という穴から血を流し変わり果てた姿の王子がそこにはあった。


「クソ!何がどうなっているんだ!!!!」


















○魔法使い(旧東部支配者)


なんだこれは!?あの森にこんな事が出来る者は居ない筈だ!


少なくとも私が森を出た30日前には居なかった、ではその間に生まれたのか?これ程野力を持つ者が?


バカバカしい、そんな事は有り得ない。


今はそんな事を考えている暇は無い、とにかく逃げねば。

幸いこの攻撃は恐らく病気系のスキル。

私はアンデッドだ病の類は効かない、だがこれ程の事が出来るものの攻撃手段がこれだけという事は無いだろう、見つかれば確実に殺される。


! あれは剣聖、生き残っていたか。


「おい剣聖!逃げるぞ!ここはもうダメだ!!!」


「なっ、魔法使い!無事だったか、だがまだ生きている仲間が...」


「言ってる場合か!それにコイツらはもう助からん、王国へ帰還しこの危機を知らせるのだ!コイツらの死を無駄にする気か!」


「くっ、貴女の言ってる事は正しい。案内してくれ」


畜生、どうしてこんな事に!


《 称号『魔の森東部支配者』を失いました 》



あの後おそるおそる確認した所、ブクマに評価それに感想まで頂いておりました。


皆様本当にありがとうございます。

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