2話
「まず何を作ればいいんだ?」
私は叶野に聞いた、いや、自分で作ったキャラに聞いても答えがわかるわけないのだけど
「んー、まず町とか作ってみたら?」
何故かちゃんとした返事が返ってくる、本当に中身は私だったのか疑問に思ってしまう
「ちょっとやってみる」
私は紙に【小さな町】と書いた
すると紙から煙が出て、町が、出てきたのだが…
「ちっさいな」
元の紙サイズの模型のような町だった。それに人はいない
「小さいってだけじゃ情報が足りないのよ、もっと詳しく設定をつけてあげないと」
叶野の言うことを聞いて納得した。確かに、小さい町と書くだけじゃどんな小ささかわからないか。
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<<始まりの町>>
・宿屋、武器屋、防具屋、酒場があり物語の始めにいる町
・そんなに大きくは無い、それでも紙サイズではない、小さい町
・人口は十数人くらい
・レンガ等を多用している。
・中世ヨーロッパのような建物が多い
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新しい紙を取り出し多少設定付きの町を書く。
書いてから気づいたのだが武器屋と防具屋ってなんだ、いったいこの世界はどこを目指しているんだろう
そんなことを考えていると周りが煙に包まれて
いつの間にか町にいた
「おお、なるほど、こんな感じなのか」
「作者さん…町の名前こんなのでいいの…?」
「ばっ、【テスト】とかにしなかっただけマシだと思えよな」
「もしかすると私の名前は土師 真理子だったかもしれないのね」
「あーそれは思いつかなかったな」
「思いつかないでよろしい!」
叶野と雑談していると少女に声をかけられた
「あの…旅の方ですか…?」
「た、旅の…ってわけじゃ…ない…かも…?」
コミュ障の私が口ごもっていると叶野が助け舟を出してくれた
「ええ、隣町から来たんです、あなたは?」
おい、隣町なんてどこにあるんだよ、と思ったが口には出さない。
少女はこう答えた
「あ、私は宿屋の店主の娘です。この町にはあまり客がいないのでこうして客引きをしていたのです。よかったら…泊まっていきませんか?」
私はその言葉に思い当たる節があった。
なにせこの町、今はこの世界で唯一の町のくせに人口が十数人なのだ。それじゃあどの店もやっていけるはずが無い。
「そうさせてもらいますわ、それで、宿屋はどちらに?」
こんな喋り方をする叶野は初めて見たな、とか私は余計なことを考える。
「あ、こっちです。ついてきて下さい」
少女はとても嬉しそうに私たちを宿屋まで案内してくれた。
その途中、叶野に言われて紙に財布と、通貨の設定を書いておく
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<<財布>>
・皮製の財布、非常に頑丈な素材で出来ており、壊れる心配はほとんど無い
・容量も十分、億万長者にでもならない限り全財産入れられるくらいの余裕がある
<<3000G>>
・読みはゴールド、この世界で使われている通貨で、大体1円=1G
・1Gから100G硬貨までは金のような色をしている鉱石で作られた硬貨である。そんなに高価なものではない
・1000G硬貨は本物の金で作られている。10000G硬貨は水晶のような薄く透けている鉱石で作られている。
・内訳は1000G硬貨2枚、500G硬貨1枚、100G硬貨5枚
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町の設定のときよりはうまくかけたような気がする。
ほとんど円を基準にしているからそこまで矛盾点は生まれないと思う。
書き終わるとちょうど宿に着いた。
「おー、これが…」




