14 よろしくお願いしますっ!
ブックマークありがとうございます!
そろそろ第5章が終わります。
これからもどうぞよろしくお願いします。
メージもバルテスも痛ましそうな表情をし、ダグラスが顔を顰める。
「それで……、他の子ども達は怒られたのか?」」
「いえ、私がひとりで屋根裏に探検に行き、運悪く古いドアの鍵が閉まってしまい閉じ込められたということになったと、父に言われました」
「まさか!?
自分の娘がそんな目に遭ったというのに!?」
「はい、私は家に帰りたいと言いました」
「それは当たり前だ!
そんなことをされたのになかったことにしされるなんて……、とても怖かっただろう!!」
ダグラスが怒ってくれている。
<良かった……。自分が怒っていたのはおかしいことじゃないのね……>
「謝りにも来なかったのか!?」
ジュディスは小さく頷いた。
「母は私がしでかしたので侯爵家にご迷惑を掛けたと。
それに一緒にお呼ばれしている伯爵家にも我が家の恥を見せたと怒りました。
それで、私は夜明けに、ひとりで家に帰ることに。
アンナとモーリスは私が馬車に乗る時に使用人と来たけれど、父が『抵抗しなかった私が悪い』言って……。
2人はほっとして、戻って行きました。
それ以来、私は彼らとは関わらないようにしてます」
「そんなことが……。
だから、そのサーザとやらに婚約を申し込まれて、困惑し、家出し、オブリスでロバートと出会ったのだな」
「はい……、ロバート先輩は私がジュディスであるということを内緒にしてくれ、ずっと優しく見守ってくれ、頼らせてくれました。
そして、私の家出の理由や暗闇が怖いこと、10年前にあったことをすべて知って、それでも一緒にいて、私を助けてくれると……」
「なるほど……。
わかってきたよ。
カーライル侯爵家とモンテル伯爵家にパトーキ伯爵家、そしてロイヤー子爵家が何か企んでいる可能性がある。
そして、ジュディス嬢は家出をしているということになっていて、もしロイヤー子爵家に見つかれば連れ戻され、どんな目に遭わされるかわからない。
これは……、ジュディス嬢が夏からここにいて、きちんと自立して生活していたという記録があれば、ロイヤー子爵家の言い分は嘘だと反論できるのではないか?」
ルイザがダグラスを頼もしそうに見た。
「ダグラス!
私達と一緒にジュディスを守ってくれるのね!」
ルイザの言葉にダグラスは不敵に微笑んだ。
「ああ、マクダウェル公爵家が相手だ」
「私も協力させてくれ!」
メージも手を上げて言った。
「ジュディスが図書館に登録した時期、その後に定期的に利用して勉学に励んでいたことを証明できる資料を作成しておこう」
「『一皿』と隣のパン屋でも仕事をしているから、給料の記録があるはずだ。
それも記録としてまとめさせてもらおう」
ロバートもアイデアを出してくれた。
「ジュディス、卒業認定試験、もう受け始めなさい」
バルテスの言葉にジュディスは驚いた。
「3月にあるだろう。次が7月と11月か。
もう取れる科目はある。
どんどん受けて実績を作りなさい」
「……はい!
頑張ります!
みなさん、どうぞよろしくお願いしますっ!」
読んで下さり、ありがとうございます。
後2話で第5章は終わります。




