3 先輩!?
リアクション、ありがとうございます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
「学園は?
なぜこんなところに!?」
その時、階段の上から足音がして「ジニーちゃん! 重かったろ! 助けに来たぞ!」と言いながらアルが現れた。
「……ジニー?」
訳がわからないという表情でジュディスであるジニーを見るマクダウェル公爵令息。
「定食屋『一皿』の店員、ジニーと申します!」
ジニーは大きな声で言って、ぺこりとお辞儀をした。
「何?
ロバート、ナンパしてたの?
ダメだよ。
ジニーちゃんにはたくさんの守護神がそこら中にいるからね」
守護神? と思いながらジニーは言った。
「アルさん、すごい!
なんで来たことわかったんですか!?」
「守護神のひとり、守衛さんから連絡があってさ!」
「あ、内線の連絡!?」
「そう、か弱いジニーちゃんが細腕にたくさんお弁当をぶら下げて通りましたよって。
まあ、俺も一言頼んでおいたんだけど」
「なーんだ!」
アルと笑って話すジニーをまだ不思議そうに見ているロバート・マクダウェル公爵令息。
「ロバートの分もあるよ!
このうちの3つはそちらの鉱物学研究室に頼まれたものだから!
ここで分けにくいから、一緒に薬学まで来てよ」
「……はい」
ジニーの腕からひとつずつ、アルとロバートが袋を持ってくれる。
そのまま、階段を上がりながら話を続ける。
「今回の弁当箱も俺が回収して、明日にでも『一皿』へ持って行くから!」
「いつもありがとうございます。
お弁当箱、嵩張るでしょ?」
「なーに、配達してくれてるジニーちゃんに比べれば!
空の弁当箱は軽いよ」
薬学研究室にたどり着き、そこでひとつの袋から弁当を取り出し、3つ入りの袋にして、それをロバートに渡すアル。
「ほい、鉱物の方の。
ジニーちゃんは、図書館へ寄ってくの?」
「え、あ、はい!
毎度ありがとうございます!!」
「お疲れ!」「ありがとう!」「またね!」
ジニーの言葉に研究室の研究者達が手を上げたりして返事を返してくれた。
研究室のドアを閉める。
廊下には弁当の袋を持ったロバートとジニー。
「その……、君は、ジニー?」
「はい! ジニーといいます
お弁当、注文ありがとうございます!
では!!」
「あ、君、ま」
身軽になったジニーは軽やかに階段を駆け下りて行き、守衛に「ありがとうございましたー!」と声を掛けつつ研究棟を出て、歩きながら息を整えつつ図書館に向かった。
ロバート・マクダウェル公爵令息。
黒髪にグレイ混じりの青い瞳。
ジュディスが1年生の時、3年生で、生徒会で書記をしていて、目立っていた先輩だ。
<そうか……、夏季休暇で王都か領地の方に行かれてたのかも……。
または旅行とか!?
他にも……、大学へ進学された先輩……、マクダウェル先輩の年度にもうひとりいたかな?>
読んで下さり、ありがとうございます。




