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4 ジニーの新生活

評価、どうもありがとうございます!

頑張りますので、長くお付き合いいただけたらうれしいです。

どうぞよろしくお願いします。

 定食屋『一皿』のマスターであるダン、おかみのナオミ。

 このふたりはジュディスの両親と同じ年頃であった。そして、息子と娘がいたがもうそれぞれ独立している。

 娘はオブリスの食材店に嫁に行き、息子は王都の方へ料理の修行に出たばかり。それで人手が足りなくなり調理というよりは配膳などの店員を雇おうかという話で貼り紙をしたのだそう。


 ジニーの部屋は住み込みの店員や調理人がいる時に使う部屋で、自由に使ってくれていいという。

 お客は2階へ上げないので、安心してと言われ、心配なら鍵を買ってつけてもいいとまで言ってくれた。

 

 こうして、ジュディスのジニーとしての生活が始まった。


 朝は朝食の客が午前7時から9時まで。自分の朝食はその前に軽く食べる。

 配膳と食器下げと食器洗いがジニーの仕事。そのまま掃除をして、10時から11時までは休憩。

 午前11時から今度は昼食の客が来て、午後2時まで。

 この時間帯が一番忙しい。

 午後2時にはだいたい仕事は終わっている。

 なので遅めの昼食を兼ねて休憩時間。

 午後6時から夕食&お酒の客。

 午後10時には店を閉める。

 

 店としての流れはこうなのだが、ジニーには朝食と昼食の時間帯は絶対いて欲しいと言われた。 

 その代わり、夜は最初の午後6時から1~2時間程度手伝ってもらえたら、夕食を食べて上がっていいと。

 月に2回ほど定休日がある。第一と第三水曜日がお休みだそう。


 休憩時間と言いながら、ナオミの買い出しにお供していき、お店を教えてもらったり、少しずつ街の中に詳しくなっていくジニ―。

 大学や図書館、文房具店、手芸用品店、珍しいところでは絵画用品店とかちょっと専門的なお店があるのも楽しい。

 1週間ほどで生活サイクルに慣れてきて、早く寝れるのなら早く起きることもでき、朝食前の早朝にパン屋の売り子もすることになった。

 もともと隣のパン屋にパンを取りに行くのがジニーの仕事だった。

 パン屋のおかみであるマリアの子どもが小さいので、パンを取りに来たついでにお客さんの相手をしたことからお願いできないかとなった。

 ナオミもそっちで朝食を食べられるんなら7時前に戻ってきてくれればいいよとなり……。

 午前5時半から6時半、パン屋の売り子をしながら朝食のパンを貰って食べ、『一皿』に届けるパンを持って帰り、朝食タイムに突入! という……。

 食事も部屋代もほとんどかからないし、部屋に置くための洗面用具を買おうとしたら、娘さんが使っていたのがまだあるとかで頂いてしまい、まだ、オブリスに来てからほとんど買い物をしたことがないジニーだった。

 パン屋も『一皿』も月締めで給料をくれるということなので、7月末に少しだけ収入があった。

 初めて自分で稼いだお金。

 そして、8月の第1週の水曜日、初めてのお休みの日となった。

『一皿』は定休日だが、パン屋はやっている。

 早朝に仕事に行き、朝食のパンをご馳走になってから『一皿』に戻ってくると、ナオミとダンが待っていてくれて、ゆっくり朝食を食べたが……、あまり食べられず。


「うちが定休の時はパン屋で食べてこなくていいかもね!」


 ナオミが笑って言い、残ったものはお弁当のようにまとめてくれて「図書館の庭か公園で食べてきたら」と送り出してくれた。

読んで下さり、ありがとうございます。

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