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裏世界初任務!〜特変体討伐〜⑦


「つーわけで、アンタは俺が抑えさせて貰うぜ」


「ヴウウウウ!!!!」


「そう怒んなってーあ、でも…一つ先に謝んねえと…」


アニーが喋ってる最中に威嚇していた特変体が床を蹴り飛び掛かると片腕を振り上げ天井に向けた掌に青い魔力球を生成した。


「リーダーの指示は遵守するが……」


相手が攻撃の体勢に入っていても構うことなく喋り続けるアニー。そして天井近くまで飛躍中の特変体は生成した青い魔力球を目の前の人間目掛けて投擲する。


「加減間違えて半殺しにしちまったらゴメンな」


アニーは野球のストレート球の様に一直線に投げ込まれた青い魔力球を大斧大斧(アイアンアックス)を片手で振りかざし投擲した相手目掛けて打ち返した。


打たれた魔力球は一直線に特変体の片脚に当たると衝撃で特変体は後方に飛ばされた。


「あ、やべ…そっちは…」


特変体が打ち返せれた魔力球の衝撃で飛んだ先をアニーは恐る恐る近寄って確認するとそこには横たわる特変体と壁に背中を張り付かせてる族長と妻の姿が・・・


「す、すいません…反射で飛ばしてしまって・・・」


「き…気にされないで下さい…」

族長の妻が顔は青ざめながらも穏やかな表情で受け答える。続いて族長も

「私達も覚悟の上でここに居ますから」

とアニーの目を真っ直ぐ見て受け答えた。


「それなら…良かったんですが…」


アニーは話ながら倒れている特変体の顔を覗く


「おーし・・・気失ってるな…」


特変体が一旦気絶してる事を確かめたアニーは族長夫妻に呼び掛ける。


「彼女がいつ目を覚ますかわからない、お二人は地下室へ避難を」


「いいえ、このままで…」


真っ先にアニーの呼び掛けに首を横に振ったのは族長の妻だ。


「あっちではウチの長がもう一人の方と戦ってる、今みたいに物がお二人の所に飛んでくるかもしれないんだ、・・・それでも?」


アニーが族長の妻に聞くと妻は腰を下ろすと目の前で気絶している特変体の背中を撫でた。


「おい!触るtッ!!!」


言葉を最後まで言い切る前にアニーの言葉を族長の妻が人差し指を口に当てて「シーーーッ!」と、静止した。


「この子はね、こうやって腰の近く辺りの背中をゆっくり撫でて上げるとぐっすり眠るんですよ」


「もしかして、娘さん?」

小声で話す族長の妻につられてアニーも小声で聞く。


「みたいな者ね、昔はよく家に泊まりに来ていたの。

家は広いから子供のお泊まり会にはうってつけなんです」

族長の妻は気絶している特変体の背を優しく撫でながら

アニーを見上げる。


「この子を””殺さない助け方””を今「彼」と「貴方」と「彼女」で頑張っているのでしょう?」


問われて1秒の沈黙の後アニーは無言で首を縦に振った


「それなのに、私達だけ隠れるなんて、そんな事したくないの、最後まで見届けさせて?」


「今まであった事ない大怪我するかもしれませんよ?

・・・それでも?」


「私も主人と同じ、覚悟の上です」


「・・・わかったよ。でも、せめて…よっと…」

アニーは着ているチェストアーマーを脱いで族長夫妻

の目の前に置き続いて背負っている中盾も外し床に置いた。


「これ使って頭だけでも守っててくれ」


バリバリバリバリィ!!!!!!


「うわあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!」


突如、爆音と絶叫が部屋に響き渡る。その直後リクがアニー側に飛ばされて来たが足と片膝を使い摩擦で火花を散らしながら壁にぶつかる寸前で止まった。


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