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僕の絵本日記  作者: 高冨さご
9月

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9月15日 『風邪っぴき』

 ママ、いたい、いたいの。頭が痛い。

 いたい、いたいの。喉が痛い。

 いたい、いたいの。胸が痛い。

 いたい、いたいの。お腹が痛い。

 いたい、いたいの。膝が痛い。

 あつい、あついの。お熱があるの。


 あの頃はいつだって大きな手がすぐ近くにあって、私の頭を撫でてくれた。


 つらいね。しんどいね。がんばってるね。

 大丈夫よ、元気になるからね。

 だいじょうぶよ、ここにいるからね。


 普段は怒りん坊でちょこっと怖いママが、一段と優しくなる風邪っぴきが、私は大好き。だから絶対元気になって、またたくさんイタズラをして、たくさん怒られるんだ。そしたらまた風邪っぴきになって、だいじょうぶ、だいじょうぶって繰り返すの。


 そうして私は、大人になった。もうあの大きな手はなくなった。だから今度は私が大きな手になったのね。


 大丈夫よ、元気になるからね。だいじょうぶよ、ここにいるからね。

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