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9月16日 『雨』
僕は雨が好きだ。そう言うと「変わってるね」と言われた。そうだろうか。僕は変わり者なのだろうか。
雨は煩わしい。髪はうねるし、洗濯物も乾かない。けれどそんな雨もなければ、稲は育たないよ。そしたら僕は農家じゃないから分からないと言われた。
雨の音が好きだ。屋根を叩く音もいい。傘をさしているとなおのこといい。人は濡れるか濡れないかで判断しがちだが、なんなら濡れる方がいい。
とある日常ゲームにも雨の日は存在する。いらないと言われがちな雨の日。ならばなぜ作られた世界ですら雨を降らせているのですか。いらなければ作らなければいいのに。
そう、僕は雨が好きだ。今日も今日とてベランダに出た。手すりに弾かれた雨が部屋の中まで入って来て僕の顔を濡らした。僕が雑草なら、明日3センチくらい背が伸びるかもしれないな。そんなことを考えながら、薄暗い雲を眺めた昼下がり。
僕は雨が好きだ。




