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英雄は最後に笑った  作者: 蝶佐崎
第二章
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五十嵐:レキ

 ぞわり、と五十嵐の背筋におぞけが走る。

 つい先日体験したばかりの感覚に、思わずギンの腕を掴んだ。

「どした、ユーイチ」

「奴らが来る、外に出よう」

 「奴ら」が分からないギンも何かがあると気付いたのか外に出て、

「あ」

 嬉しそうにダイナマイトを放り投げようとしていたレキと目が会った。

「オイオイオイ!?」「ダイナマッ…………!?」

「見つかっちゃったかー。じゃあダイナマイト作戦は失敗だねー」

 五十嵐は慌ててギンをレキの視線から隠す。何やら呪いを使うことは学習済みだ。

「何の用だ!」

「いやー、偶々(たまたま)君と出会したってプレイフルに聞いてさ、だったら白虎探しでかち合う前に殺しちゃえ、みたいなー?」

「カワイコぶってるけど言ってること半端無く物騒だなオイ!」

 店の中に押し入れたギンから突っ込みが入る。

「ギンとトーラはとりあえずこいつに顔を見せるな! 俺なら戦える!」

「そうなんだよねー、だから不意討ちで殺しちゃえと思ったんだよねー。ということで」

 レキは笑った。

「うまく逃げ切れた!」

「逃げ切れていないうちから言うな!」

 五十嵐は吠えて、短刀を投げる。尚且つ追いかける。

 レキはそれを見越していたのか、短刀を指した。

「コンバット、あれ掴んで、代わりに持たせてたあれ、彼に向かって投げて」

「あれでいいのか。掴まれるぞ」

「それでいいんだよ」

 別の大男が出てきて、短刀を掴む。そして五十嵐に向かって何かを投げる。

 何が飛んできたのかは分かる。長剣だ。バジルに注意された剣だ。五十嵐はそれを受け取らないように避けようとして、

「君は」

 しかしレキの言霊に、捕まった。

「剣を掴む」




ご無沙汰しています。蝶佐崎です。

遅くなって申し訳ありません。そして、また月曜日から一週間ほど家を空けため、更新が遅れてしまいそうです。


それから、目次ページの下部にアンケート画面を作ってみました。

気軽にお答えくださいな。

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