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悪の組織の悪たるゆえん  作者: ファイル
29/35

丑、寅、食事、子、戌

本日三本目となります

子供たちが括りきれねぇ


皆さんが起き始めました

フウカさんが見張っているので起きちゃいけない、というルールになっています


見つかったらご飯が減るらしいです

マークくん対策がルールになったらしいです



ラビちゃんは私の上で寝てしまったあとフウカさんが布団に寝かしてあげてくれました



…カレーですね

重い扉のある各施設には匂いは届かないと思いますが施設のキッチンからカレーの匂いが漂ってきます


カレーも機械世界からの物です、似たような料理はこちらにもあるらしいですが…食事の文化は圧倒的に負けてます

以前のナコさんプレゼンツ、シリアルだかフレークだかを思い出しました


あちらの世界の料理は素晴らしいですね



「よし、お昼寝の時間終わりだ、少ししたらご飯だからな、それまで自由!」


「やったー!」

「料理作るのヒカリ?」

「またカレーだ!」


私はブルーくんを探します、すぐに見つかりますが、目が合いました


この子の抑制は肉体の強化でおこなおうと思います



「…おかーさん」

ブルーくんがおずおずと来ました


「こわい夢でも見ましたか?」


「…!うん!凄い!…そうなの」


眠ると意識は潜みますからね

…まぁ唸っていたのを知ってるだけですけど


クロさんをアイコンタクトで呼びます


「夢の魔物を倒すには強い力が必要です、筋肉、については教えてもらいましたか?」


実験をしやすいように子供たちは教育しています


「うん」


「なに?シロ」


「この子に…この子達に筋肉が付くようなトレーニングをお願いします、他の子にはダメです」


「秘密トレーニングってやつだ!」


ちょ、イグリくん、シーっ


ブルーくんに話していたのですが虎性の付与、イグリくんも話を聞いてしまいました

真っ直ぐに見つめてくるのでついつい参加させてしまいました…

まぁ一人より二人の方が実験的にもいいでしょう


牛性、虎性、両方とも男の子です

多少の比較はできますね


「内緒です、おふたりだけですよ」


「うん!」


「おーい、ちびっ子ー!カレーできたぞー!」

「ヒカリ!?時間通りなんですって!」

「あ!そっか!わはは!」


大声でヒカリさんとフウカさんがやり取りしてます


その声に反応してみんな席に向かっていきました


「…いいの?」

イグリくんが聞いてきます

これも責任感…関係ありますかね?なんとなくありそうですけど


「まぁ、クロさんが来たってことで」

適当に理由をつけて許します


「わーい!」


食事の席につき、みなさんでいただきますと感謝の言葉を唱えます





私達も食事をとることにします

ヒカリさんはサクラさんとキミドリさんにも配りに行きました


施設ごとにキッチンはありますが…

まぁ、人手は不足してますし



「ねーねー!なんで今日はおかーさんもいるのー?」


ライカちゃんが聞いてきます


「そう、ですね…皆さんの様子が見たかったので、後のお勉強も頑張ってくださいね」


「はーい!」

「あそびたーい!」


普段はさっさと施設の方に戻りますからね、私



「いいなぁ、シロさんは仲良くって…」

「フウカさんには管理を長らく任せすぎてましたね、ですがその立ち位置は私としてもありがたいです」


あ、カレーおいしい

カレーが、と言うよりはパンが美味しいですね


「むむ…トレーニングってどうすればいいの?」


クロさんはそちらのことをずっと考えていたようです





食事当番などはなくフウカさんがメインで作っています


少なくとも私はキッチンに立たせてもらったことは無いですね

調合できるのでそこそこ自身はありますが

どうしても忙しい時はキミドリさんが呼ばれたこともあるらしいです


…シチューくらいならできますよ?ほんとですよ?



私がいるかららしいですが寝る前の勉強は今までで一番真面目だったらしいです


なんですか、抑止力ですかわたしは


内容は方針通りですね



子供たちの寝室は四部屋あります

三人ずつ二部屋は四人ですが


相当手狭ですが一人一つ二段ベッドを与えています

上が寝床、下は個人スペースです


まぁカーテンもないので部屋のカメラでほとんど見えてるんですけどね


本や、宝物をしまう場所と化しています



「…お昼からでしたがこれにて本日の経過観察は終わりですお疲れ様でした」


「お疲れ様です」

「お疲れ様」

「おつかれー」


「まぁフウカさんはいつも通り、お願いします、クロさんはトレーニングについて後で詰めましょう、ヒカリさんは特には無いですね」



そのように私たちも解散となります




「どうでした?まだ一日も経っていませんが」


ちなみに私は程よい疲れです

特に何もやってないんですけどね?


「パワーがなかなか、下手するとこっちが振り回されそう」


そうなんですか?面白い感想ですね…

まぁ慣れもあると思います


「少しずつ慣れていきましょう、では明日の……」



まぁここからは研究の時間です

私としてはこの時間からローゼンさんとミヨさん、マザーさんと接触することになります


まぁ普段からこんなもんですし、いいと思います





「これが動き出すんですか…」

ローゼンさんに私のゴブリンを見せます


なんですか文句でもありますか?

あいにくゼロから作る技術は…

「素晴らしいですね」


「え、いいんですか?」

「もちろん!」


「現実しったら卒倒しません?」

めちゃくちゃ醜悪ですよ?本物


「いえ、初めて会う魔物があんなのですと本当に卒倒しかねません、私たちの被験者はそういう耐性ないんですよ」


へぇー


そういう耐性?



「まぁこれでいいなら、実験する時はちゃんと言ってくださいね、子供たちの方も調整しますから」


「分かっております、子供たちは私としても貴重ですから」



その後ミヨさんの元にも向かいました


そこにはマザーさんもいて、ゴブリンの多様性をになってくれることになりました


結局合同研究のようになりましたが、まぁいいでしょう



「戻りました」

「あ、シロさんお疲れ様です」


自分の施設に戻ってきました

まぁこれから調合の方はキミドリさんが多く使うことになるでしょうが


「…寝てますか?」

「いやぁ、張り切っちゃって、少し寝不足です」


「急ぐ必要はないので、私みたいにしてればいいですよ」



調合して、疲れたら寝る、だらけきってました


「シロさんみたいですか…難しいですね」


キミドリさんは真面目ですからね



「あ、いた」

「ナコさん」

先程ぶりですね


無言で詰め寄り私の手を取ります


「…はい?」

「私達も、寝る時間ですぅー」



なかなか寝床に戻らない私を引き戻しに来たようです


あっ、ちょ、いたいです





朝食はパンです、魔素のある環境で育った作物は魔力を内包していると解明されてます

なので朝食は作物からの物が多いです



朝食後は子供たちによって変わります

クロさんはトレーニングがこのタイミングで、フウカさんは魔法の訓練の監督役を、両者とも施設から出てすぐの森で行われます


ヒカリさんは施設内で待機の子のめんどうを見てくれています

施設の掃除などをやってくれているはずです



私は薬草園に日替わりで子供たちを連れていきます二、三人ですけど

以前はこのタイミングでしか接触してませんでした


薬草園というより子供たちは畑ですけど

今日は鼠性の付与、モルちゃんと

犬性の付与、ライカちゃんです

ライカちゃんは嗅覚の発達も調べようと思っています



「おかーさん!」


モルちゃんは手書きの植物図鑑を作ってます


以前マークくんが雑草と間違えて抜いた時に怒りました


そこから薬草園での私は先生より怖いの立ち位置を獲得してます


いや、いらないです

でもここでの植物は貴重な物もありまして…


反省はしてます、優しくしてあげてるつもりですよ


「よくかけてますね」

「ほんと!?わーい!」



モルちゃんの図鑑はなんとなく同じ失敗は繰り返さない、が大元となってる気がします

興味本位でここまで細かくは書きませんよ?



「では似ている植物を教えますので、区別が付くように観察してみてください」

「うん!」


モルちゃんにはこちらの指示でいいですかね


「ライカさん」

「わう?」


しゃがんで植物を観察していたライカちゃんに話しかけます


「こちらの匂い、分かりますか?」

「んー、うん!」

「同じ匂いの植物を探してみてください」

「わかった!」


…元気ですね


お二人を薬草園に解き放ったところで私も管理の具合の確認をします



ライカちゃんには段々と匂いが薄くなるように探してもらいました


植物の匂いの強さから大体の嗅覚性を知ろうと思いましたが


…並の犬の魔物よりも嗅覚が優れてますね


まぁ魔物より動物の方が嗅覚は良いんですけど



少し遠目からモルちゃんをみます


とても真剣な表情で…必死ですね

必死にペンを走らせています



強く怒った訳では無いですよ?本当ですよ?


少し心配になるじゃないですか…



「モルさん」

「ひゅっ……おかーさん!なぁに?」


肩が動くほどの驚き方、その後取り繕うように笑顔で振り向きます


裏がある、という訳ではなさそうです

フウカさんの目線どおりですと楽しもうと裏で努力を重ねる、ですが

まぁ、そう見えますね


…裏はありましたね



いきぐるしくは無いですかね?

魂に負荷が掛かる前に心配事は取り払っておきたいですね



その後はお昼を取り、自由時間となります



起床、朝食、各々、お昼、自由時間


お昼寝はある日とない日があります


夜ご飯、自由時間


勉強、ない日は水浴び


部屋へ、個人時間、就寝


という流れですね


最初にフウカさんと決めた時より自由時間が延びてます



環境に慣れましたら少しずつ進めましょう


魔物化の実験を

子供たちの話をもう一本、23時にあげとうございます

生活感は幼稚園だか保育園だかのお昼寝があったことを思い出しましたね…




読んでくださる方ありがとうございます

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