紹介、巳、辰、申、卯
本日二話目です
〆に入る前に括って丸めます
フウカさんの後ろにはナコさんとヒカリさんもいました
「あ!ヒカリだ!」
「こら、呼び捨てすんな!」
マークくんがヒカリさんに反応します、相性がいいとは…うん、良さそうですね
「ナコさんも来たんですね」
「本格的に始めるんでしょ?」
そういうことです、ですです
「そのおねーさんは誰ですか!?」
ライカちゃんが挙手して質問する
「フウカさん、一度皆を集めましょうか」
「そうですね…みんなー!ちゅうもく!ほらほら!…」
そう言いながら部屋の中央へと進んでいきます
子供たちの部屋はいくつかあります
その中には食事をとる所もあります
それぞれ席が決まっており、監督役の…先生役なんでしたっけ?
フウカさんが食事の号令を取ってたりしてます
ゾロゾロとみんなでその部屋へと移動しました
「じゃあ、シロさん」
「わかりました…コホン、改めて、私たちが監督…先生として皆さんの生活を見ていきます、私はシロです」
「おかーさん!」「おかーさん!」
…なんで私はおかーさんなんですか?
あとで聞きますかね
「こちらが皆さんご存知フウカさんです」
「フウカ先生!」「先生!」
「せんせー!」
「こちらがヒカリです」
「バカヒカリ!」
「誰がバカですか!」
「こちらクロさんです」
「よろしくね」
「くろー!」「くろさん!」
「今はなんの時間でした?」
「自由時間ですね、もう少しでお昼寝の時間ですけど」
「ねむくなーい!」
「私はそれぞれから話を聞こうと思いますので」
「まぁいつも通りですね」
「解散ですかね?」
「はい」
その途端にマークとルドが走っていく
「ヒカリもこいよ!いまトランプやってんだ!」
「再開だー!」
…ローゼンさんからの物も活躍してるみたいで何よりです
ルドくんは猪性です…うーん、足の速さを期待してますが、まぁ今はいいでしょう
その後をイグリくんも追っていきます
男の子同士で遊んでいた感じですかね?
「…とりあえずクロさんはみんなと仲良くなってください」
不仲ですと実験に支障が出るので
「…う、わかった」
「おねーさんさっきの人!」
クルルちゃんがファーストコンタクトのようです、大丈夫そうですね
さて…龍性、シアちゃんは…遊んでますね
後にしましょう
先にウイちゃんですね
一人で本を読んでます
◇
最初に接触するのは
蛇性の付与、ウイちゃんです
フウカさんが拒絶されて泣かされてます
「ウイさん」
「…おかーさん」
「お隣いいですか?」
「…いいよ」
おや、思った以上に好感触ですね
一人分の距離を置いて膝を抱えて座ります
「なんの本を読んでいたんですか?」
「氷の魔法の本」
「お、難しい…というか用意しましたっけ」
氷は魔法の中でもだいぶ特殊な部類に入ります
悪の組織ではそれらを学べると餌にすることもあります
まぁその話は機会でもあれば
「ミヨって人がくれた…怒る?」
「いえ、むしろ褒めますね、凄いですよ」
「…ほんと?」
「ええ、頑張って覚えてみてください、氷の魔法を極めた人はこの世の理を知ると言われてます」
「…理?」
「いずれ分かります…ところでフウカさんにはいつも通り?」
「うん、うるさかった」
「まぁ不器用ですからね、そんなんだろうと思いました…でも今回は泣いてましたよ?」
「え、うそ、大人なのに?」
「大人でも泣く時は泣きますよ」
大人…まぁ大人に片足入ってますしそこはいいでしょう
「ふーん…」
「ヒカリさんとはどうですか?」
「あれは…マークみたい、最初に本を取られた」
余裕で想像できますね
「どんな様子でした?」
「読むとバカになるって返された」
あぁ、言いそう
「好きですか?」
「だいっきらい」
あぁ…うん、そりゃそうですね
「許せますか?」
「うーん、わかんない、嫌いだけど…許すとかじゃないの…なんて言うの?」
難しいことになってますね
…ただ、魂のほうに影響がないようですね、ヒカリさんの立ち回りが上手いんでしょうか
「まだ、そのままでいいですよ」
「おかーさんはすぐそう言う…」
そうですか?
…そんな気もします
「ところでどうしておかーさんなんですか?」
「先生が皆を救ったのはおかーさんだからって」
フウカさんからも聞きますか?
いや、どこかで湾曲が発生してる気がします
「…おかーさん」
「はい、なんですか?ウイさん」
いつの間にかウイさんと横並びで座ってました
少しずつ距離を詰められていたようです
コテンと私の膝小僧に頭を乗せます
なんとなく頭を撫でます
「…」
「…」
え、なんですか?これでいいんです?正解ですか?
◇
少しするとラビちゃんとシアちゃんがクロさんを引っ張ってこちらに来ました
ラビちゃんと手を繋げるならクロさんも大丈夫そうですかね?
「おかーさん、ラビに膝枕して…」
ウイさんを見ながらオネダリしてきます
クロさんはなんか疲れてますね
シアちゃんはずっとクロさんの手を握ってます
「いいですよ」
少し足を動かすとウイさんが寝ていることに気が付きます
足を伸ばしたところでウイさんの頭が私の腿へ
ラビさんが足に沿うように腿へ頭を乗せました
本当は正座しようと思ったんですが…
もう動けませんね
背もたれがなかったら腹筋が死んでました
横にシアちゃんが座ります
さらに横にはクロさんも
「シアさん、クロさんはどうです?」
「おねーちゃんみたい」
分からない返事が返ってきました、つまりどういうことですよ
「仲良くなったようで良かったです」
「おねーちゃんね、黒いモヤでなんでも作れるの」
…それ幻影の魔法な気がしますが
まぁなんでもいいです
リクエストしたものをいろいろと作ったようです
「それもですか…凄いですね」
「うん!」
「そういえばシアさん、最近、変な夢を見てますか?」
夢、というのは魔物化の影響で寝ている時に出る影響です
細かくは魂の想起ですが…
うなされている姿も確認されてます
「…うん、空飛ぶ蛇がね、私を襲うの」
あー、龍ですね
手が発達していれば竜ですけど
「どうしたいですか?」
「…たおしたい」
「倒すのですか?」
「うん…おかーさんを守るの」
…あれ、わたし愛されすぎでは?
結構無慈悲に薬を渡してると思うんですけど
「では寝る前にこれを飲んでください」
「…うん」
これもほぼ草の味です
魂に関与するには余計なものを入れれませんので
◇
お昼寝の時間になりました
先程の三人はそのまま寝ています
シアさんは薬を飲んでもらいましたが
「マークくん」
「ね、ねてるよー…ぐー…」
「寝るのが嫌ならお話でもしませんか?」
「いいの?」
まだ遊び足りないのでしょう
「新しい部屋は慣れました?」
「うーん、わかんない、でも広くて明るい!」
「ヒカリさんはどうですか?」
聖女のように子供たちに布団をかけていたヒカリさんがこちらを見ます、いえ、聖女でした
こっち見ないでください
反転とはいえ悪逆非道とかそういう訳では無いんですね、子どもに優しいじゃないですか
「ヒカリは面白い!先生より面白い」
フウカ先生わりと不憫ですね
「…寝るのは嫌ですか?」
「うん、猿の魔物が出てくるんだ」
おや、魔物化の予兆
「みんな、死んじゃうんだ」
…まぁ魔物化に選んだ魂は全て殺された魔物の魂ですしやり返そうという意思ですかね?
よしよし、マークくんの頭を撫でます
「…こ、子供扱いすんなよ!ねる!」
いま、肩から投薬しましたし安定してくれますかね?
子供たちが寝床に着きます
というか大部屋でみんなで寝てますが
「どうですクロさん」
「うーん、みんないい子だね」
「最初はそう言うんですよ」
フウカさん、苦労は分かりますがブーブー言わないでください
「フウカさんはそう言う役回りなので…」
「分かってます…ウイちゃんはどうでしたか?」
「そんなにトゲトゲしてなかったです」
「私だけかぁ…」
「ふふん、子供なんて私にかかればみんなチョロチョロよ!」
「子供みたいな人が来ましたね」
「誰が子供よ!」
魔物化の実験は時間がかかります
ゴロツキさんに雑に付与した前段階の実験がありますが、その時は皮膚を突き破って魔物化してしまいました
…なかなか凄惨な光景でした、悲劇ですね、あれは繰り返さないようにする必要があります
人の魂が簡単に魔物の魂に食い破られたのでしょう
なので子供たちには魂下で魔物の魂を制御してもらう必要があります
こちらが成功すれば…
いえ、それはまだまだですね
◇
「おかーさん、本よんで」
クロさんがみんなの様子を資料に
フウカさんがそれを教えています
ヒカリさんは食事の準備を
ちなみに材料はサクラさんが買い出しに行ってくれてます
薄暗い部屋で私に声をかけたのは兎性の付与、ラビちゃんでした
「……いいですよ、こちらにどうぞ」
子供たちの背は膝に乗せて本を読むのが余裕な程には低いです
「…風魔法の本ですか」
神話とか歴史の絵本かと思いきやえらく実践的な本を持ってきましたね
「先生みたいに使いたい」
「フウカ先生はどのように?」
「空飛んでた」
それは…結構かかりそうですね
というかフウカさん何してるんですか
「そういえばクロさんと手を繋いでましたが怖くなかったですか?」
「怖い?なんで?」
「いえ、いつも怖がっているように見えていたので」
「んとね、おねーちゃんはおかーさんの話をしてくれるの、だから好き、おかーさんはこわくないから」
この私への圧倒的信頼感
いざとなったら私は真っ先に逃げますよ?
そんなにできた人ではないのです
「フウカさんとヒカリさんは?」
「先生はたまに人が変わるからこわい、ヒカリはこわい」
こわい、こわいとは?
「どうして私は怖くないんですか?」
「うーん、わかんない!」
わかんないかー!
ここの「こわい」がラビちゃんには重要なところだと思います
少しずつ知る必要がありますね
子供たちは
感情×色×魔法×帝×十二支(獣)
で組み立てましたら当然ですがキャラが建ちすぎて別で書いた方がいいことになりました
見た目を考えるまでは良かったんだけどなぁ…




