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悪の組織の悪たるゆえん  作者: ファイル
24/35

私と告白とコウチャとお薬


それは今より少し前、雷の街が戦争を…じゃなくて魔物解放戦を行っていた時の話です


そんなに重い話でもないです

私が何をしていたのか、というところです



私は確かに煙の毒で意識を失いました


しかし元々スペアの体ですし、スペアが一つしかないとも言ってません


普通に別のジェルからベチョりましたよ、ええ



そしてナコさんが設定を覚えれなかったんですよね

ボクっ娘にゃんにゃん


認識阻害に耐性がありますので提案させて頂きました


設定を盛り込んだ記憶を持つナコさんに魂を移し替えるのはどうかと…





「と、いうのはどうですか?」


「…にゃ」


おや、久しぶりに聞きましたね、ナコさんからにゃーにゃー言う時は思わず漏れた時しか聞かなくなってしまいました


あ、しっぽいじると鳴きましたね、そういえば



「……なんで泣くんですか」


「ふにゅ」


ナコさんは私に抱きつき顔を隠します


キミドリさんはどこかに走っていきましたが…個室のある方です、気をきかせたつもりですか?



「いやゃ」


ナコさんの肩を持ちひっぺがそうとした瞬間足で絡みついてきました


しってますよ、これ、だいしゅきホールドって言うんですよね

…痛い


体がダメージうけてます



「…ナコさん」


「やっ」


「泣いてるんですか?」


向こうの方でキミドリさんがグッと親指を立ててます


個室の準備が出来たみたいです


「泣いてないもん」


構わずに歩きだしました


「…」「…」



個室を覗いて見てみるとなんとまあベッドだけ、しかも二人で寝ても余裕のあるサイズ


いや、使わないで…



ドスッとキミドリさんに押されました



シャーっと閉まるドア


…あいつめ



体制を崩し二人でベッドにダイブします


うわー、フカフカだー


キミドリさんが何を思ってこの部屋を用意したのか分かりませんが思惑通りに進むのは腹立たしいので寝てやりましょうか


えぇ



電気を消すと基本窓があるような配置のところにある水槽から漏れる光が私たちを青白く照らします


…キミドリさん演出家ですね


ちなみに水槽の中は水だけです

…たぶん、出る時に見ておきますか、一応




「どうして急に抱きついできたんですか?」


ナコさんのホールドはとけましたが顔は押し付けてきています


頭をわしゃわしゃと撫でます



「ナズ、ナズって私の事嫌い?」


「…どうしてそう思ったんですか?」


「実験体だから」


「……まぁ、否定はしません、ですが…」


「…が?」



「……ナコさんを失いたくないんですよね」


「…弱いからそう思うの?」


「えぇ、弱いです、未来を見ることができる人ですら死にます、私みたいに悪い人に捕まったらナコさんは奴隷堕ちも有り得ます、可愛いですもん」


ナコさんの耳をいじります


ナコさんが覗き込むように見てきます、目元は腫れており…可愛らしいです


獣人…私だったら確実に悪さしますね…えぇ、確実に



「…どうすればいい?」

「私に身を委ね…」


「ナズを守るにはどうすればいい?」



……勝手な見解ですが


壊れている私を守るには、壊れている人じゃないと無理です


ナコさんを壊したくはないんですよ




そっと頬に手を触れます


私を守ることがないことを祈ります





……本日は、ネクロマンサー、ミヨさんと別れてからそこそこな日付が経った日です


あちらの世界との接触に成功したらしく私のスライムも大活躍なそうです


そのお礼なのかインスタントコウチャセット、というのをもらいました


めっちゃうれしい




そしてメシアさんに打診


フウカさんも引き連れて三人でお茶会を開くことになりました



普通にコウチャを飲んでお菓子を食べてお話しただけです


場所はメシアさんの自宅…自宅?に招かれました街の外から入ったのですが…なんて言いますかね?なんか、座標の位置が下がったというか


まぁ細かいことはいいですね



会話の内容に気をつけてました、フウカさんは最初こそ緊張してましたがだんだんと慣れたようです




「…ところでフウカさんは相当な手練ですわよね?」


「…ん、んう、まぁ、それなりには」


その話題は厳しものがあります

…そろそろ切り上げますか?

楽しかったですし



そんな時話題が変わるような、いえ、持っていかれるような光景が


「綺麗ですね」


窓から見えたのは雷の街が赤い夕日に照らされ赤くなり、だんだんと影が刺していく光景でした


「えぇ、いつまでも見れますわ…一日で一瞬しか見れませんけどね」


「…幻想的だな」



遠くに日が落ちていきます


「随分と長く居座ってしまいましたね」


「わたくしは楽しかったですわ」


「迷惑じゃ無かったですか?」


「いえいえ、そんな」



フウカさんも席を立ち私たちは帰る準備をし始めます



「…そういえば、最近街のこそ泥などが使用してる『お薬』というのを何か知ってますか?透明化や俊敏化から、炎を身にまとったりするんですよ」



「……」


…身に覚えがありますねぇ


マザーというかた、ネクロマンサーさん、じゃなかった、ミヨさんが呼び戻したかたの事なんですけど


その方は能力を生み出す魔法を開発しておりました、相当なコストはかかりますがその実験は成功続きです


火のトカゲを使った火を纏う魔法を薬化できた時は喜び合いましたよ



…つい先日の事なんですけど


「…ナズさん?」


「ナズ殿、あれのことではないか?」


フウカさんが急かして…カンペ?

よくこの一瞬で用意出来ましたね

助かります



「…あぁ、私達も手を焼いてるやつですね」


「やはり第五部隊でも捉えれてなさそうですね…」


私たちは何故か第五部隊の人と勘違いされているようです


なんでも薬師で収まる器じゃないですよね?と


褒められてるとおもい

そんなそんなぁ


みたいなこと言ったらこうなりました


わたしはばかかっ



「何か情報を得られたら教えますよ」


「まぁ、その時には部隊長同士では共有されてるとは思いますので」


「それもそうですね…では、私たちはここらで」


「ええ、本日は楽しませてもらいました、ありがとうございますわ」



互いにお辞儀し解散となりました



「…あっぶぅ」

「ナズ殿は抜けておりますなぁ」


「…サクラさんの真似が程よく下手で煽られてるように感じます」


「…それは失礼しました、ふふっ、ところでどのコウチャが好きでした?」



「おや、それは先程もしましたでしょう、レディ……」


そのように私たちは帰路につきました





「シロさん、この案なかなかいいですよ?」


「ほんとですか?フウカさんから着想を得たんですよ」


「…よびましたかー?」


「よんでないでーす…失礼、マザーそれで?」


「えぇ、今材料を書き出しますね」



こちらがマザーさんです

見た目年齢は人工スライムによっておばあさん手前、という見た目です


もちろん自在に変えれますけど


なんでも生前にギリギリまで近づけたいのだとか



「…なかなかめんどくさい魔物が並んでますね」


「そうですねぇ…まぁ生息ダンジョンで見つかることでしょう」


「あ、そっちじゃなくて強さ的にですね」


「それは他の部隊に任せるのでしょう?」


それもそうでした



このような流れで材料を集めますとマザーさんは釜で混ぜます

いわゆる錬金術のひとつです

見た目は悪い魔女ですね

うっヒッヒとかいいそう



そして完成した釜の中身を私が固形の薬としていきます


以前は子供に少量ずつ飲ませていたらしいです

知りたくはなかったですね、うちの実験体には手を出さないでくださいね?



世間的には孤児院のおかあさんという立ち位置だったようです



できたお薬を投薬して経過観察ですね


マザーさんの提案で街に放つ事になってます


…ゴロツキばっかですけど悪さしませんかね?


あ、メシアさんによるとしてたんでしたっけ?

もちろん裏ルートというのに流します


出処は私たち、というのを考えると何故か笑えてきますね



まぁ、優秀な人材を研究員に迎え入れた、という訳です

リスタートをきろうと思いましたが…ちょっと無理ですね…

思いついた書きたいことを書いたあとまとめて収束に向かうかもしれません

闇堕ちをもう少し書きたいですね

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