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悪の組織の悪たるゆえん  作者: ファイル
13/35

私のアシスタント探しが続きます


「漆黒のサクラでは確かに長い、サクラ呼びは…まぁ主からの命令なら仕方ない」


「…えぇ、そうです、サクラ、それよりも憎い奴らを叩きましょう」


気をそらしましょう、今サクラさんに殴られると私死ぬので、お守り持ってないですし


…まさか爆弾を作ってしまうとは


本部にいてくださいね!サクラさんをボコした優秀な人達!





…いました、優秀な人達、サクラさんを牢屋からそのまま連れ出して、警備の人に呼んでもらおうと


すると訓練場にいるらしくて乗り込むことに


模擬戦という形でサクラさんの復讐です


「ふっはは!かった!勝ったぞ!これが!これがシロ様の力!この印から力がみなぎってくるようだ!」


あ、その印は関係ないです、えっちぃところにあるので見せびらかさないでください、変態ですよ、それ


「なあ、アレどうしたんだ?」


優秀な方々の上司さんです、私は訓練場を見下ろせるところです

会議ぶりですね、こんにちは


「牢屋で拾いました、警備さんの趣味で焼印入れられまして、同時に私の身体能力上昇も投与しました、性格の強制はしてません」


「…あの女騎士ってうちのヤツらにボコボコにされたやつだよな…あんなに正義正義言ってたのに…というか薬が凄いな」


「そりゃ私の薬ですし」


「恐れ入った」


「あるじー!」


めっちゃいい笑顔でサクラさんが手を振ってます

…向こうからは壁に見えるはずなんですけどねぇ?


「私はシロ様の剣!漆黒のサクラだ!貴様らとは同じ組織の一員だがいつでも相手になってやろう!あっはっはっはっは!」




「…アハハ」

「ちゃんと責任もって世話しろよ?」


変なもん拾っちゃったなぁ…

あと私の呼び方を統一して欲しい





「…サクラさん、体に異常は?」

「ないです、むしろ健康体そのものですね」


薬の効果が切れました


「力は常に発揮できません」

「必要な時にあればいいのです、えぇ、主さえ守れれば、私はそれで構いません」


昂っている様子はなし、頭は元々おかしいというか抜けている感じですかね?


そんで私への忠誠は残ったままと


うーん、裏切られるのも面倒ですしうちの部隊の一人に入れてくれると契約とか諸々助かるのですが…とりあえず上司に報告しますか






「ではスタッフの皆さんサクラさんの精密検査、お願いしますね」

「は、はい…」

「分かりました…」


「コイツら、ぼやけて見えますが信用できるのですか?…まぁ主の命令なら受け入れますが…」


私の施設に連れてきました、投薬後に完全な異常なしはないはずなんですよ…少なくとも脱力感くらい…なのでまぁ精密検査です、エルフのスタッフがめちゃくちゃ怯えてます

ごめんなさいね



それはそれとして上司へ報告したら本日の午後に新人の仕事説明会があることが発覚


サクラさんは精密検査の流れで契約魔法コースですね、午後には説明会へ投下となりました



「シロさーん、契約魔法の件でー」


サクラさん、晴れて悪の組織の一員です





「こちらの印は目に見えないのですね…残念です」


契約魔法の後サクラさんを連れて新人研修の会場へ移動中です、サクラさんは独り言だと思います、えぇ



「はい、サクラ色です、ピンクよりも薄い色で…はい」


『新しいパートナーにするのか?クロとは仲が良かったようだが…』


「いえ、パートナーにする気はないんですけど…爆弾と言えば爆弾なんですよね…三人住みか近くに住まわせることってできますか?」


『私の部隊として特例とすると…どちらも難しいな、研究員としてボスに直接聞いてみろ、そろそろキイロの説明が終わるぞ、ミドリの説明くらいは聞いとけ』


「…分かりました」



「サクラさん」

「はい、主」

…忠犬、いえ、何もです


「今向かってる部屋で説明会が行われてます、私たちは遅刻していますので入ったら静かに空いてる席に座ってくださいね」


「分かりました、シロ様」

呼び方安定しないなぁ





サクラさんは大人しく席に着いてくれました


説明会はキイロさん、ミドリさん、上司…ムラサキさんで行われています


実はキイロさんは後輩ですけど…まぁうちの部隊って人が少ないのもあってか先輩後輩があんまり気にされてないから、きっと今回もそうなることでしょう


…サクラさんもそうなりますかね?

なんとなく無理な気がします



「ねえ、シロの連れてきた人ってあの…イング…イングラ…なんだっけ、とりあえず女性聖騎士のすっごい強いひとじゃなかった?」


「…そうなんですか?うちの部隊にボコられて捕まってたらしいですよ?」


「うちの部隊って一番優秀なとこ?」

「はい」


「あー、一体一じゃないからかな?」

そんな感じなんですか


あ、でも投薬サクラさんは先程五対一で優秀な彼らをボコしてましたね

…あれ?恐ろしく強い?


…まぁ薬多かったですし


…でも反動なしでしたよね


どんぐらい薬の投与が大丈夫か気になりますね…ふふ…


「…シロ、悪い顔してるよ」


「それよりも右から二番目の子」


「…彼女?」

「ええ、非常に気になります」

「お、シロのセンサー?」

「センサーかどうかは知りませんが…話したいですね」

「会うのは明日だけど…強いの?」


「いえ、それは知りません、私と同じ感じがします」


「同じ…調合?」


「ええ、何となく、勘ですけどね」





「そんな感じで引っ越すことになります」

『今よりいい部屋なんでしょ?ならいいよ』


クロさんから了解を得ました

これで三人暮らしです、サクラさんが部隊に入ってからのパートナーが先輩、という異例となってしまいましたが私の研究員のアシスタントも肩書きとしては兼ねており、むしろそちらがメインなので異例の塊です、問題なしです


ボスが用意してくれるし、引越しもやっといてあげるとの事、なんて優しい…もはやあとが怖い


「お疲れ様です、サクラさん」

「主、私はまだまだ大丈夫ですよ!」


「サクラさん、私のことはシロと呼んでください」


「う、しかし…ぐぐ…なら、シロ様」

「ダメです」


「…シロ殿」


「まぁ良しとしましょう」


「助かります」


「…まぁ、呼び名はどうでもいいんです、サクラさんには私の薬、投薬という力にどれだけ耐えれるか色々と調べたいんです」


「…力!」


おお、元気になった、こわっ



本来新しい子達のこの時間はパートナーと親睦を深める時間です

私の時は緊急任務で早々に潜伏任務となりましたが


そんなことも無く後輩たちは与えられたフードやらリストバンドやらで喜んでいました


サクラさんはそもそも奇数人目ですし、パートナーが私とクロさんです、同期とは明日、私たちと共に親睦を深めましょう



「では、こちらに」


施設の投薬場を仮で設けました

スタッフも準備がいいですね


え?先程の結果から必要になるだろうって?バッチリですね




「じゃあ色々と投薬します、サクラさんなにか異常を感じたら言ってくださいねー」


「シロ殿ーわかりましたー!」


めっちゃ元気だな、この子


投薬後の観察中、後ろから歩いてくる方が

「…へぇ、面白い子だね」


「…エルフ、ですが知らない方ですね」

定例会議でも見かけたことはありません、ですがものすごく強者感があります

今の言葉失礼になりませんかね


「シロくんもエルフの違いがわかるタイプかい?」

「…えぇ、まぁなんとなくですけど」

あ、フレンドリー…


「初めまして、僕はコウ、技術班のエルフだね」

「…シロです、薬の研究員、リーダーの肩書きを持っています」


「警戒しなくていい、僕はすぐに帰るさ、ただちょっと、有名な女聖騎士が闇落ちしたって聞いてね、装備の作りがいがあるってもんだ」


「闇落ちっていうかほぼほぼ勘違いですけどね」


「なんでもいいよ、黒い騎士の鎧が作りたかったんだ、それでサイズを知りたくてね」


「ふーん、あ、ありがとうございます、はい、こちらがサクラさんの資料です」

スタッフさんが持ってきてくれました、先程の精密検査の結果ですね

身長やらも記載されてます


「こちらは貰っても?」

「…ええ、いいみたいです」


「ありがと、基本引きこもりだから会うことはないと思うけど…君は話しやすかった、それじゃ」


「えぇ、いつも道具の方、助かってます、これからもよろしくお願いします」



…技術班のエルフさんと急に会いましたがまぁ気さくな方でした





「ただいまー」

「ただいま戻りました」


「おかえりー」


新しい家です、本部からのアクセスが非常に楽です



「よかったー、なかなか帰ってこないから間違ったのかと」


ナコさんが可愛いことを言ってます


「クロ殿、ですね、漆黒のサクラと申します、どうぞサクラとお呼びください」


「…」

ナコさんの目線が痛いです

私は悪くないんです、ほんとです


「クロです、組織関係がクロでいつもはナコって呼んでね、その時は殿は辞めて」


「クロ殿…ナコ…さん?」

「うん、それで」

「あ、私もナズと呼んでください、普段の名前は表でバレないようにです」


「む…しかし、サクラはサクラでして」


「大丈夫、組織でも普段でもサクラでいいよ、そう申請しといた」


どうせ普段って言ってもこんな爆弾外に出せないし


投薬実験も気になるから当分普段は無いし


「とりあえずご飯食べよ」

「おや、ナコさんも食べてないんですか?」

「買い出しからさっき帰ってきたからね」



サクラさんに色んなルールを教えながら過ごしました





『そんなわけで、明日後輩たちとの食事会があります、親睦会か!』


『いぇーい』

『だから空けとけってことね』

『ふぅー!』

『明日の内容を前日に教えるのが親睦会ぐらいしかないからサプライズでもなんでもないぜー!』

『そーいうこと言わない』


『お、じゃあリストバンド色取り合戦か?』

『あるかもね』

『説明役だれ?』


『キイロとミドリだったかな?』


『キイロとミドリは気になる子いた?』

『元気な子がいたよー!話してみたいなぁ』

『シロがなんか言ってたかなぁ』

『ん?シロも説明会参加したの?』

『シロがさ、女聖騎士のイングラなんちゃらを闇落ちさせて連れてきたわけよ』

『は?やばくね?』

『なにそれ笑』

『え、本物?』

『なにしてんのシロ』


「や、なんか投薬したら懐いたんです」

『懐いた笑』

『動物かよ』

『強いの?』

『強いよ…』

『クロ?』

『どうしたし』

「投薬したサクラさんに一撃も与えれませんでした」

『サクラ?聖騎士の色?』

「はい」

『投薬笑』

『クロが一撃も与えれないとか』


「まぁ寝る前の軽い運動とクロさんは言ってましたので本気出してないんですよね?」

『まぁ…』

『いや、寝ろよ』

『みんな今頃ベッドの上か…私は馬車に揺られてますよ…』

『私は地べたなんですけどー』

『情報屋の設定なんでしょ、我慢しなさい』

『アカ…可哀想に、暖かい飲み物いる?』

『いる』





「ナズさん、おはようございます」

「…おはよう、サクラさん」


起こされるのはいつぶりだろう、すっごいびっくりした


「朝食の用意ができてます」


「…ありがとうございます」


そう言ってサクラさんは部屋から出ていきました


リビングに行くとナコさんが寝ぼけながらパンをもしゃもしゃしてます


「おはようございます」

「はゆー」

「おはようございます」


おや、パンが美味しい


「以前の私の朝食を用意しました…特殊な機械がなかったので焼きましたが…上手くできてますか?」


「ええ、美味しいです、ありがとうございます」

「あゆー」


ナコさんの猫耳がぴょこぴょこしてます


…もふっ


「うにぁ…」


カワイイ!


今日は午後から部隊の親睦会ですので一日開けてる方がほとんどでしょう


「…また訓練場に行きますかね」

「あそこは素晴らしい環境ですね」

「うなぁ…」


もふっもふっ…あぁ…いい…





ちゃんと覚醒してから三人で訓練場にきました

サクラさんは私と手をしっかり握っての転移となります

諸々済んでませんからね



着くとアオさんやミドリさん、キイロさんがいました


普段、体動かすのが多い方がたですね


私はそそくさと二階へ


薬なしサクラさんとクロさんはクロさんがギリギリ勝ちです

互いにボッコボコになるまでやり合ってました、ちなみにサクラさんは剣です、クロさん痛そう


まぁ施設の回復魔法で全回復です

すぐにアオさんとサクラさん


アオさんは人が嫌なところを攻撃する方です、対人戦つよつよです


サクラさん負けてしまいました

ミドリさんとキイロさんとはサクラさんが圧倒してました



サクラさんに投薬です


するとまずは名乗り出しから始まり私への賛美を交えてから攻撃し始めます、その間にアオさんは仕掛けましたがいなされてましたね


クロさんは倒れましたね

アオさんは互角ですかね?

時間も決めていたのでそちらが切れました


…更に薬を投与しました


クロさんは薬を手に取り再戦

時間切れです


アオさんは圧倒されてしまいました


…しばらくこんな感じでやってました



昼食の際にアカさんが登場

大人数で昼食を取りました





サクラさんは異常ですね、いくら投薬してもすんなり受け入れてしまいます

反動も特になく、副作用も無さそうに見えます、外から見ると今にも爆発しそうなんですけど


まぁそれは置いといて親睦会です

技術班が一日で仕上げてくれたリストバンドを腕に二つの部隊で行う食事会です

立食パーティーです、おいひい



「サクラさん、あなたのリストバンドです」

「…シロ殿、ありがとうございます」


仰々しいですね


「ピンク?」

おやアカさん

「サクラ色です」


「可愛い色だね、取り合いになりそう」

「えっと、アカ殿、取り合いとは?」


「リストバンドの色は被りがないからね、可愛い色だから欲しい子がいるんじゃないかな」


「サクラさんが白いリストバンドをつけたらシロと呼ばれることになりますよ」

「…なっ、それはダメです、サクラはサクラなのです」


「そうですね、なので色取り合戦を申し込まれたら受けてたって返り討ちにしてあげてください」


「…分かりました、シロ殿も返り討ちにしてるのですか?」


「え?欲しいならあげますよ」


「…シロ殿もその色を守ってください、シロ殿は、シロ殿なのです」


…なんか心のこもった言い方ですね


「…多少は頑張りますかね?」


「シロ殿…!」

パァ!みたいな、感激している感じですね、かわいらしい

…わんちゃん



「サクラさんも楽しんでくださいね、親睦会、リストバンドの方はうちの部隊なので、挨拶くらいはしておくといいでしょう」


私は話しかけるのが嫌なので来てくれた方としか話しませんけどね



あ、いえ、目的があります、昨日見かけた私と同類であろうかた


壁の隅っこで…あぁ、いますね、キミドリさんですね

やはり同類でしょう、すみっこ


「こんにちは」

「う、あ、こんにちは…えっと、シロさん」

「パートナーとの距離は縮めれましたか?」

「えっと、ミズイロは、あっちに」


「あ、いえいえ、私はあなたに用があるんですよ」

「…私に?」

「えぇ、キミドリさん、調合ってしたことあります?」





キミドリさんはやはり予想通りの方でした

組織に入る前は後衛回復職をしていて、組織に入るなら許してやる、からボコされたらしいです、可哀想に


その時に薬物投与をみて、そこからの圧倒に興味を引かれたらしいです


私の薬ってあれなんですか?切り札的な扱いされてるんですか?

最初っから飲んでも効果は続きますよ?


「そうですね、興味があれば後日、こちらの施設に来てください、あなたなら歓迎しますよ」


喋るとボロが出そうなのが本音ですがキミドリさんもソワソワしてます、分かります、喋るのって疲れますよね


え?そうじゃない?

まぁいいんです、あなたなら来ることでしょう…ふふっ

これでアシスタントは何とかなりそうですね



「えっと、シロさんですよね!」

「…オレンジさんですね」

オレンジ色が新人に回ったんですね


立食パーティーはもうちょっと続きました

ちょっと描写が足りないような…


ぽ〇もんのホンニャラ団とかでよく言ってますよね、仲間になれ的なこと

まぁボコすんですけど


サクラのスペックが高いことを書きたかったのです

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