ベッドから落ちた話
今は、薬がないと、全く眠れないので、この時の、眠れた頃がなつかしい・・・
あれは、寝込んでから、どれくらいたった頃だったでしょうか……。
娘が仕事を口実に、ほぼ毎月、うちに来るようになりました。
とても心強かったのですが……。
ある日、ベッドの上に座ったとたん、めまいがして、そのままベッドに倒れ込みました。
そして、そのまま眠ってしまったのです。
枕がある方に、足を向けた状態で……。
目が覚めた時、体の感覚が狂っていました。
ベッドの端に寄っていることに気が付き、真ん中へ戻ろうとしたつもりが、逆方向へ動いてしまい、そのままベッドから落ちてしまったのです。
左ひじを強打し、左側を下にした状態で、ベッドと壁の間に挟まれました。
身動きが、まったく取れません。
家の中には夫と娘がいましたが、その時間は二人とも離れた部屋にいました。
叫んでも、絶対に聞こえません。
(ムダに面積だけは広い我が家)
右足と右手は、なんとか動く……。
必死にもがきましたが、自力では、とても脱出できそうにありません。
その時、目に入ったのは、枕元のアームスタンドに挟まっているiPadでした。
それを必死に右足で引き寄せ、右手の方へ近づけます。
「届いた!」
なんとか、画面に指が届きました。
ところが、その時の私はバカだったのよねえ……。
娘に、
「ベッドに挟まった。助けて」
と、LINEを送ったのです。
家の中では、スマホを持ち歩かないのに!(苦笑)
当然、既読はつきません。
そのまま、十分ほど経過。
なんとか左足で床を蹴り、ようやく自力で抜け出すことができました!
ぐったり……。
すると、ほぼ同時に扉が開き、娘が飛び込んできました。
「ごめん! スマホ持ってなかった!」
そりゃそうだ。
「ごめんね。なんとか脱出できた」
左ひじを強打して腫れているのに、なぜか痛むのは左手首でした。
「脳が、バグってる……」
自分の体が、いつもの状態ではないことを、しみじみと思い知った出来事でした。
あれ以来、ベッドの脇には、夫が通販で買ったものの、
「合わない」
と放置していた巨大な枕を置いています。
家具の都合でベッドの位置を動かせないため、隙間を埋めることにしたのです。
夫には合わなかった枕ですが、今では立派な転落防止クッション。
(夫のムダ使いが役立った、めずらしい事例)
もう、ベッドと壁の間に挟まるのは、こりごりです(笑)
左手首、しばらく痛かったです
なんで、手首なんだあ???です
うつ病が「脳の病気である」というのを思い知った出来事でもありました




