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鶴見日向子の独り言(還暦過ぎてうつ病になった主婦の日記)  作者: 鶴見 日向子


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頭が真っ白になった話

なんか消防署で「ニックネーム」が付けられているかもと思った通報時

救急車をお呼びしたシリーズ 第三弾。


来客がありました。


夫は留守。


私が対応し、そのままお見送りをして、玄関の戸を閉めました。


しかし、数分後。


玄関のチャイムが鳴りました。


出てみると、先ほどお帰りになった方が、玄関の前で倒れています。


「何? 何? 何???」


私、頭が真っ白。


そばには、たまたま我が家に用事があって訪ねてきた方がいました。


看護師さんです。


「急に『バタリ』と倒れられたんです。私、びっくりして……」


看護師さんが言います。


私もびっくりです。


もう、これは正当なる――


誰にも文句を言われることのない、救急車をお呼びする理由でございます。


正々堂々と、119番。


「あの、〇〇町の鶴見ですが」


「ああ、鶴見さんね……」


なぜか、「また?」みたいな対応をされる私……。


「えっと、玄関の前で男性がいきなり倒れました。私はもう、何が何だか……。どうしたらいいですか?」


すでに、パニック気味の私。


「大丈夫です。冷静になってください。意識はありますか?」


私は看護師さんに、


「意識はあるか、と聞かれました」


と伝えました。


「あります。しっかりしています」


すぐに返事をしてくれます。


その言葉を聞いただけで、私は全身の力が抜けました。


「すみません。今、看護師さんがそばにいてくださっています。その方と代わります」


看護師さんに、すべて丸投げ。


(あの時は、すみませんでした!!)


看護師さんは、てきぱきと倒れた方の状態を伝えてくれました。


ああ、やっぱりプロは違うわあ……。


私、感動……。


そして、無事に救急車が来てくれることになりました。


私は、倒れた方の奥様に連絡しました。


救急車よりも、奥様の方が先に到着しました。


ご近所だったのでございます。


そして奥様は、倒れているご主人に向かって、何かを大声で叫び始めました。


私はすっかり忘れていましたが、そうそう。


そんなことがあったのです。


後日、看護師さんは、


「あの奥さんの怒鳴り声の方が強烈だった」


と語っておられました。


その後、男性は無事に救急車で搬送されました。


奥様も、車で後を追っていかれました。


看護師さんと二人で、ほっと胸をなで下ろしました。


何が原因で倒れたのかは、個人のプライバシーのため伏せさせていただきます。


命に別状はありませんでした。


しかし、


「そんなことがあるんだ……」


と、非常に驚いた出来事でした。


この後、しばらく「平和」でした


その倒れた方は数年後、お亡くなりになりました。

(倒れた理由とは関係ないです)

あの日、偶然にも看護師さんが居合わせてくださったことは、本当に幸運だったと思います。

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