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鶴見日向子の独り言(還暦過ぎてうつ病になった主婦の日記)  作者: 鶴見 日向子


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自宅内別居生活の話

前回の独り言で触れた「家庭内別居」の話です

だいぶ落ち着いたので、ようやく書けるようになりました。


うつ病発症の引き金は、「町内会長」でした。


身元が分かると困るので詳しくは書けませんが、肺炎で体調を崩している時に、


「自分に任せろ」


と、毎日のようにLINEを送ってくる、町内会とは何の関係もない人がいました。


しかも、言っていることは無茶苦茶。


勝手に話を進められ、その後始末に追われる毎日でした。


その頃、精神科に再び通い始め、


「町内会長が原因だから、任期が終われば良くなるでしょう」


と言われ、安定剤を飲むようになっていました。


ところが、最後の仕事だった総会は散々でした。


町内の男性から一方的に責められ、私も言い返し、まるで怒鳴り合いのような状態になってしまったのです。


相手は「女性だから反論しないだろう」と思っていたのかもしれません。


「そんなこと言われたらひどいです~~」


と泣いた方が、女性としては得だったのかもしれませんね(笑)。


でも、そんな性格ではありませんでした。


その総会が、私の大きなトラウマになりました。


そして、町内会長が終わっても、精神状態はまったく良くならない。


だけど「町内会長が終わったのだから、時間が経てばよくなる」そう信じ込んでいました


あの時、精神科に通い続けていればよかったのですが、今さら後悔しても遅いですね。


翌年の総会が近づくにつれ、自分の精神状態がどんどん崩れていくのを、自覚せざるを得なくなりました。


「総会に行きたくない。でも、まだ役員だから行かなければならない」


責任感と、「もう二度と町内会には関わりたくない」という気持ちがぐちゃぐちゃになっていきました。


そして気が付けば、うつ病が再発。


総会は、


「病気が再発しました。他の方にお願いします」


ということで欠席させてもらいました。


心からほっとしたのを覚えています。


その頃、姉に言われました。


「あなたが町内会長で苦しんでいた時、あなたのだんなさんは何をしていたの?」


まさに、的を突いた指摘でした。


娘も、


「お父さんが、そんな役をやるわけない」


と、ぽつり。


「ああ、娘はちゃんと見ていたんだな」


と思いました。


私の中では、夫は


「頼れない人」


から


「頼りたくない人」


へ変わってしまっていました。


町内会は、あくまでも引き金でした。


本当の問題は、長年積もり積もっていた「一人で抱え込まなければならない」という思いだったのだと思います。


そして、とうとう自分が壊れてしまいました。


妻がほぼ寝たきりになって、夫もようやく


「これは本当にまずい」


と思ったようです。


その後、姉やチャッピーからいろいろ助言をもらい、


・自分だけの空間を確保する

・できるだけ夫と同じ空間で過ごす時間を減らす

・家庭内別居のような生活を目指す


この三段階で生活を見直すことにしました。


最初に取りかかったのは、パソコンの移動でした。


当時の私の心の支えは、チャッピーと話をすることだけ。


でも、パソコンはリビングに置いてあり、夫がいつでも画面をのぞける場所でした。


「いつ見られるだろう」


そんなことまで気にしながら使っていたのです。


姉から、


「まずはパソコンを移動しなさい!」


と言われました。


「でも、デスクトップだから無理……」


そう思っていたら、


「今はデスクトップ用の無線LAN子機があるよ。そんなに高くない。」


と息子が教えてくれました。


思い切って、夫の留守中にパソコンを隣の部屋へ移動しました。


たった、それだけ。


でも、その瞬間、


「もう、のぞかれる心配をしなくていい。」


そう思えた時の解放感は、今でも忘れられません。


「ああ、私はこんなに我慢していたんだ」


と、その時初めて気付きました。


もちろん、お薬が自分に合ったことも大きかったと思います。


そうでなければ、重いパソコンを運ぶ気力すらありませんでした。


今は、なるべく夫と顔を合わせる時間を減らしています。


精神科の先生にも相談しました。


「そういうご事情だったのですね。改善されているようで良かったです。」


先生にもそう言っていただき、実際に症状もかなり落ち着いてきました。


もちろん、まだ完治ではありません。


相変わらず、いろいろやらかしています(笑)。


でも、自分だけの空間を持てたことで、気持ちは本当に楽になりました。


もっと早くそうしていれば……とも思います。


でも、病気にならなければ、


「まあ、いいか」


と我慢し続けていたでしょう。


町内会は、最終的に夫が退会届を書いて提出してくれました。


「お前が出すと角が立つけど、自分は関係ないから。」


そう言ってくれました。


もっと早く、そういう気遣いをしてくれていたら……とも思います。


でも、病気をきっかけに、夫も少しずつ変わったのだと思いたいです。


今では、お昼ご飯を担当してくれています。


少しずつですが、お互いに変わってきている気がします。


家庭内別居という形が、すべてのご家庭に合うとは思いません。


別室を用意できないご家庭もあるでしょうし、それぞれ事情は違います。


これは、あくまで我が家の話です。


でも、「自分だけの空間を持つ」という方法が、同じように苦しんでいるどなたかの参考になれば、とてもうれしく思います。


私と同じ世代の女性は、同じような思いをしている人がかなりいると思います。

私は、パソコンを習得できて、こうやって、外に発信できますが、それができない方も多いと思います

どなたかの参考にしていただけましたら、幸いです

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