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鶴見日向子の独り言(還暦過ぎてうつ病になった主婦の日記)  作者: 鶴見 日向子


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落ち込みだけじゃなかった話

今なら絶対にしないと思う話を含んでいます

私は、いまだに病院以外で人と会うことを極力避けています。


なぜかと言いますと、気分の「波」があるからです。


だいぶ落ち着いてはいますが、鬱病というのは落ち込みだけではありません。


落ち込みの反動なのか何なのか、他人に対して急に攻撃的になることがあるのです。


意外と知られていないかもしれません。


それとも、私だけなのかな?


最近は波も穏やかになり、激しい落ち込みも、他人への攻撃性もほとんどなくなりました。


お薬のおかげだと思っています。


私は、落ち込みと他人への攻撃は違うようでいて、本質は同じなのではないかと感じています。


落ち込みは自分に向かう攻撃。


他人への攻撃は、その矛先が他人に向かうだけ。


攻撃という感情そのものは同じなのではないかと思うのです。


私の場合、普通の落ち込みと鬱病の落ち込みは明らかに違います。


鬱病の落ち込みは、「発作」と表現した方が近いほどつらいのです。


頭の中で、


「お前が悪い」


「お前は価値がない」


「消えてしまえ」


そんな声が聞こえるような感覚になります。


まるで黒い影たちが私の周りをぐるぐる回りながら責め立ててくるような感じです。


もちろん、実際に何かが見えるわけではありません。


あくまで感覚の話です。


「あ、来た。いつものだ」


そう思うと、慌てて頓服の安定剤を飲みます。


しばらくすると落ち着くので、やはり病的なものなのだろうと思っています。


私の場合、他人への攻撃性はそこまで頻繁ではありません。


ただ、来た時が激しいのです。


今までの哀れな攻撃対象は、たまたま来てしまった宗教の勧誘の方々でした。


わかっているのです。


この人たちだって、ある意味では被害者なのだろうと。


それでも、以前、某宗教の方に三時間以上居座られたことがありました。


今思えば、被害届を出してもよかったレベルです。


その経験もあって、一刻も早く帰ってもらいたくて怒鳴りつけてしまうのです。


「この人たちなら何を言ってもいい」


そんな危険なスイッチが入ってしまうのでしょう。


ある日、防犯カメラを見ていたら、その宗教の方々がうちのポストに機関紙を投函していました。


どうやら、ピンポンを押して私に見つかるのは避けたかったようです。


以前、「奥さん」にかなり怒られましたから。


私は玄関に出ました。


そして、その人たちの前に立ちました。


にっこり笑って機関紙を掲げます。


そのまま、破りました。


ビリビリと。


細かく細かく。


教祖様らしき写真も載っていたので、その部分も丁寧にちぎりました。


今考えると、自分でも信じられません。


勧誘の方々は完全に固まっていました。


さらに、ご近所にも配ろうとしていたようなのですが、全員走って逃げていきました。


その話を留守だった夫にしたところ、


「俺でも逃げる」


と言われました。


さらに、


「もうするな。変な恨みを買ったら面倒だぞ」


とも。


はい。


もうしません。


本当に反省しています。


それに、散らばった紙を拾い集めるのが大変だったのです。


結局、自分で片付ける羽目になりました。


鬱病というと、「元気がなくなる病気」というイメージが強いかもしれません。


でも、人によっては、焦りや怒り、攻撃性として現れることもあります。


少なくとも、私はそうでした。


最近はそういうこともほとんどなくなりました。


だからこそ、


「あれも病気の症状の一つだったのかもしれないな」


と思っています。


我ながら、全く、信じられない事をいたしました。病気がさせたのだと思っています

本当にもうしません。ゴミの散らかしはよくありません

ちなみに、女性達の訪問はそれ以来なくなりました

男性が来ているみたいです(女性のチャレンジャーはいないらしい)

無視しています。

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