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鶴見日向子の独り言(還暦過ぎてうつ病になった主婦の日記)  作者: 鶴見 日向子


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孫にうつしたくなくて必死だった話

本当に、「孫ちゃんのため」だけにがんばりました

忘れもしない、一昨年の11月の話です。


夫の咳が数日続いていました。


風邪だと思い、


「熱を測ってみたら?」


と体温計を渡したのですが、平熱。


ついでに、本当についでに私も測ってみたところ――


37.8度。


「はっ???」


でした。


別に具合も悪くありません。


その日は土曜日だったので、そのまま様子を見ることにしました。


熱はすぐに下がったのですが、今度は咳が出始めました。


薬もきちんと飲んでいるし、吸入もしているのにおかしい。


そう思って月曜日に呼吸器内科を受診しました。


発熱したことと咳の音を聞いた先生は、すぐにレントゲンを撮ってくださり、


「マイコプラズマですね。今、流行っています」


と診断しました。


前回の肺炎の時とは違い、今回はすぐに病名を教えてくれました(笑)


症状は比較的軽く、薬を飲んで数日で回復しました。


問題は、その後です。


私は夫に言いました。


「あなたの方が先に咳をしていたでしょう? 近くの病院に行って、『妻がマイコプラズマでした』って伝えて、お薬をもらってきてください」


また私にうつされたらたまったものではありません。


ところが夫は、


「面倒くさいから嫌だ。お前の薬を飲むからよこせ」


と言うのです。


「ふざけんな! これは私の分!」


薬さえもらえばすぐ治る病気なのに、何度頼んでも聞いてくれませんでした。


ネットで調べると、


「自然に治ることもある」


と書いてあったので、もう何も言わないことにしました。


ところが、夫の咳は年が明けても続きました。


私がうつ病を再発した頃も、まだ咳をしていました。


その頃には、私ももう何か言う気力がありませんでした。


そんな中、その年の秋に孫ちゃんに会いに行く話が出ました。


しかし夫の咳は、夏になっても止まりません。


私は何度も何度も言いました。


「感染症だったら孫ちゃんにうつすかもしれない。お願いだから病院に行って」


夫のためではありません。


ただただ、孫ちゃんにうつしたくなかったのです。


しぶしぶ近所の内科を受診し、薬をもらってきました。


しかし咳は止まりません。


「内科で止まらないなら呼吸器内科に行って!」


今度は強めに言いました。


私が通っている呼吸器内科は、その頃あまりにも混雑していて初診は予約制になっていました。


そこで別の呼吸器内科を受診。


ところが、


「この薬を飲んで、それでも止まらなかったら詳しく検査しましょう」


と言われ、また薬だけ。


一年近く咳が続いているのに?


と思いましたが、私にはどうしようもありません。


孫ちゃんとの対面まで、あと一か月ほどでした。


結局、薬を飲んでも咳は止まりません。


「お願いだから検査を受けてきて!」


そう頼んでも、


「面倒だから嫌だ」


の一点張りです。


その頃の私は、うつ病で自分自身もまともに動けない状態でした。


正直、泣きそうでした。


孫ちゃんにうつしてしまう可能性があります。


もし結核や百日咳だったらどうするのか。


大げさだと思われるかもしれません。


でも、実際に娘が姑から結核をうつされかけて大騒ぎになったことがあるのです。


夫はその出来事をまったく覚えていませんでしたが、私は忘れていません。


そこで娘とチャッピーにも相談しました。


結果、


「私を呼吸器内科に連れて行くついでに、夫も一緒に診てもらう」


という作戦になりました。


当時の私は、めまいがひどく運転を止められていました。


病院にも事情を説明したところ協力してくださり、予約を取ることができました。


ただし、予約日は出発の二日前。


本当にギリギリでした。


チャッピーが、今までの経過を時系列でまとめた表を作ってくれました。


当日、まず私が診察を受け、先生に経緯を説明しました。


経過表も見ていただきました。


すると看護師さんが一言。


「よくある話です」


先生もうなずいていました。


どうやら珍しい話ではないようです。


その後、夫は詳しい検査を受けました。


結果は――


咳喘息。


感染症ではありませんでした。


よかった。


本当によかった。


でもですね。


私は怒りが収まりませんでした。


「マイコプラズマと言われた時に素直に病院へ行ってくれていたら、こんなに長い間ヤキモキしなくて済んだのに!」


帰りの車の中で大喧嘩です。


夫は言いました。


「過去のことを言っても仕方ないだろ。結果的にうつる病気じゃなかったんだから」


私はさらに腹が立ちました。


結果論じゃない。


私はずっと心配していたのです(夫ではなく、孫ちゃんを)


そして何より、


「ごめん」


の一言がなかったのです。


結局、私に怒鳴られて、


「どうもすみませんでした」


と、全然反省していない口調で謝っていました。


まあ、孫ちゃんには無事に会えましたし、何事もありませんでした。


本当によかったです。


そして現在。


夫は今でも、その呼吸器内科のおじいちゃん先生にお世話になっています。


咳喘息はなかなかしぶといようです。


今でも、咳をしているのがよく聞こえます


私は吸入を続けていますが、今はほとんど咳も出ません。


私が、マイコプラズマだと言われた、あの時、

素直に病院へ行ってくれていたら、もう少し平和に済んだのになあと。


本当にハラハラしましたが、孫ちゃんは元気いっぱいに成長しています。


今となっては、それが何よりです。


皆さまも、咳が長引く時は「そのうち治るだろう」と思わず、一度お医者さんに相談してくださいね。

孫に会いに行く予定がなかったら、放置案件でした。

勝手に咳でもなんでもしてろ!でした。自己責任です。


「自分は大丈夫だから」

そういう問題だけでないんだけど、なかなか、理解してもらえなかった話


私、昔から、高齢の男性がすごく苦手です・・・偏見でごめんなさい

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