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092話 嬉しい誤算。

この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。

この物語はフェイクションです。

物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。

 婚姻の儀が行われた日から王都の街では3日間程ではあるが、アトラス公王様の婚姻を祝う賑わいで中央広場でお祭りムードで出店が立並び様々な催し物が行われていた。


 三日目に私達メンバーとユティア夫人も装備服を着て、ちゃっかりと中央広場へ出掛けてお祭りムードを満喫していた。


「うふふ、久しぶりに装備服を着たけど良いものね、これ貰っても好いのよね」


「はい、どうぞお持ち帰りください。特別性の生地を使ってますから暑い日でも寒い日でも快適に過ごせますよ」

私はユティア夫人に妖精獣のリキとメイが編み出した生地で作った装備服とリリスの鱗で造った聖龍剣にポシェット型マジックバッグなど一式を贈ったのである。


「なら、帰りはこの装備服を着て帰ろうかしら、この方が楽ですもの、それにデザインも素敵ね、このまま王城の中を歩いても問題なさそうですもの、出来ればもう一着欲しいくらいよ」


「あぁ、それでしてら腰につけてあるマジックバッグに3着とスパイダーシルクの生地も30反と下着類等も沢山入れてありますら、王妃様にも好いお土産にもなると思いますよ」


「あら、そうなの、それは助からるわ、何しろ王妃様には内緒で来ちゃったから帰ったら嫌味をタップリと言われそうだもの」


「でも王妃様に文句を言われる筋合いはないと思います。お父様が容認してればお母様が何処に出掛けるのも自由なはずです。納得出来ませんわ」


「うふふ、そうなんだけど王妃様も行きたがっていたから余計なのよ、何しろ城の外に出掛けるのもままならない立場ですもの、いずれエリザにも分かる時が来るわよ」


「確かに城から出れないのは嫌よね、でもレティと二人なら城から抜け出せるわよね」


「うふふ、それは大丈夫よエリザ、私が何とかして見せるわよ、あっ、あれ美味しそうね、買おうっと」

私は美味しそうなコロッケを見つけて買いに行く。


「やれやれ、レティはまだ色気より食い気ね」

リソナはレティがコロッケを売っている出店に向って行く様子を見て呆れる。


「オッ、いい女がいるじゃねぇか、どうだ俺と遊ばねぇか」

ガラの悪い見た目が冒険者の男がレティの肩を掴む。


「ハッ、何を言っているの、私は今コロッケを食べてるの、あんたみたいな下らない男と遊んでいる場合じゃないのよ」

レティは美味しくコロッケを食べているところを邪魔をされて怒り、肩に乗せられた手を握り返して肩から引き離す。


「ハァ~、俺様を下らない男だと言ったか。ハッ何だこりゃ~、足が凍り付いて冷てえぞ、オイお前俺に何をしてんだ」


「あんた、これ以上美味しいコロッケを食べるのを邪魔するのなら股間の物を凍り漬けにして剥ぎ取ってやろうか、あんたのランクはなに!」


「俺様はBランクだぞ」


「あら残念、私はAランクよ、これに懲りて下手なナンパなんぞしない事ね」

私はAランクの冒険者証を男に見せつけて睨みつける。


「うっ、俺が悪かったから何とか動ける様にしてくれるか頼む」


「それはダメよ、美味しいくコロッケを食べているのを邪魔した罰よ、暫らくそこで大人しくしている事ね、フッンだ」

私は男に文句を言ってからコロッケを食べながら仲間の所へ戻る。


その様子を見ていたリソナ達はあちゃ~という表情しながら見ていて、久しぶりに見る光景に思わず苦笑いをする。


「何か久しぶりに見る光景ね、気の毒なやつね、一番してはならない事をしたわね」

ミーヤが凍り漬けにされた男を見て苦笑いをする。


「でも、久しぶりに見たけど気分爽快よね」

エリカが久しぶりに見て、ガラの悪い冒険者をあっという間に罰するレティの姿を見て気分が晴れる面持ちになった。


「ねぇ、エリザ、レティって男に絡まれると何時もあんな感じなの」

ユティア夫人は何時も大人しいレティの初めて見る光景に興味を抱く。


「うふふ、そうね、クリジアの冒険者達からはアイスキラーと言う二つ名で呼ばれていたわね、お陰で私達も男達から絡まれずに済んだけどね」


「そうなのね、でもアトラス様と夜の営みが出来るのかしら心配だわ」


「えぇ、流石にアトラス様に凍り漬けはしないと思うけど・・・」

エリザはお母様の心配事を聞いて、まさかと思うけどレティだからやりかねないかもと不安になる。


 そんな事があったけども暫らく中央広場の出店と出し物を観賞したりと楽しんでから繁華街へ移動して、お洒落なカフェテリアに寄って昼食を食べる。


「この辺もだいぶ人が増えて来たわね」

エリザが食事をしながら窓から繁華街の人の行き来を見て感想を口にする。


「見た感じ外国の人が多く感じるけど、どこの国から来たのかしら見慣れない服装の方もいるわね」

ユティア夫人はムランドリア王国とレティナス王国からの移住民が居るのは知っているので思った感じとは違う感じに見えた。


「あ~、それは帝国の侵攻の時に私達がラティアシア王国へ行って暫く滞在した事でレミテリア公国を知って若者達が仕事を求めて移住して来てるのよ」

リソナがユティア夫人に当時の事を思い出して話す。


「あら、そんな状態になってラティアシア王国の王家も困らないのかしら」

ユティア夫人は若者がそんなに移住してしまっては国の将来に困るのではと不安になる。


「それは大丈夫だと思うわよ、祝勝会の時に国王様自身がレミテリア公国の事を宣伝してたのよ、人口がだいぶ飽和状態になっていたみたいなの」

私は祝勝会の時に国王様が大々的に国民達に宣伝してたので大丈夫だとユティア夫人に教えた。


「それじゃ、不幸中の幸いみたいな感じなのね、まぁ、お互いメリットがあるなら問題ないとは思うけどね」

ユティア夫人は相手国の国王が言うのなら今すぐに問題になることは無いのかと感じた。


「そうね後はバランスが大事だとは思うけど、その辺は宰相のオディナス様も注意深く注視してるわね」

リソナはユティア夫人が気にする事に対して、夫のオディナスがちゃんと対応している事を伝えた。


 レミテリア公国ではラティアシア王国とは終戦してから2週間後に宰相のオディナスがラティアシア王国へ公王代理として訪問し友好通商条約を締結している。


その甲斐もあって交易がムランドリア王国とレティナス王国の2ヶ国よりも盛んで交流も盛んになっている。


 今の段階でラティアシア王国から累計で3千人ほど移住してきた若者が仕事を求めて来てくれているので、人口も増えて経済の発展に大いに貢献してくれている。

お読み頂きありがとうございます。

もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。


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