091話 婚姻の儀。
この作品を選んで、お読み頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私達の婚姻の儀が行われるまで後3日と迫り、エリザの母であるユティア公爵夫人が来訪してから3日が経ち事あることにユティア夫人と会い、お茶会を開き王侯貴族の妻としての心構えなどのご教示をして頂いていた。
「しかし、私から貴女達に教える事なんてまだあるのかしららね」
ユティア公爵夫人はリソナ達を見て、もう立派な淑女だと思っている。
「そんな事はないと思いますけど、夫を支えると言ってもどう支えれば良いのか正直分からないですしね」
リソナは夫を支えるとはどう言う事なのか今一つ理解できずに悩んでいた。
「うん、そうね、一番大切なのは夫婦間の会話を欠かさない事かしら、でもそれが一番難しいのよね、私達夫婦はまだ他の貴族の夫婦と比べたら多いとは思うけど」
「夫婦間の会話を欠かさないですか、確かに仕事をしていると時間が合わずに会う機械が減ったりして自然と会話が減ったりしますね」
「そうね、私達夫婦は良く寝床で会話をしているわね、勿論夫婦の営みもしたけど、どちらかと言うと会話がメインだったわ、今でも寝床を共にしているけど」
「寝床を共にするか、う~ん、一応は考えてみてはいましたけどね」
リソナはミーヤの話合って交代制にして様子を見ることにしている。
「そう言えば貴方達は夫の寝床をどうするの交代制のするの、それも3人一緒に過ごすのか決まっているの、エリザとレティはどうするの」
「え~と、レティが第1王妃の私が懐妊するまで絶対にアトラス様と寝床を共にしないと言ってるから、私だけがアトラス様と当面は寝床を共にする事になるわ」
「そうなの、もしエリザが長いこと懐妊しなかったらどうするの、レティはアトラス様と寝床を共に出来なくなるけど、それは不味いと思うけど世継ぎが出来なくなるわよ」
「はい、3年の経ってもエリザが懐妊しなかった場合は3人で話合って決めます」
私は得意げにユティア夫人に考えを伝える。
「うん、まぁ、それで良いなら別に良いけど、リソナ達はどうするのかしら」
ユティア夫人も第1王妃のエリザの立場を尊重したいと言う気持ちの表れだと一応受取ることにしたけど、レティにもちゃんと幸せになって欲しいと言う気持ちもあった。
「私達は一応は交代制にしようかなと思ってます。オディナスは頭脳派ですから、あまりプレッシャーをかけたくないのと、本人の意向もありましたので」
リソナがユティア夫人に寝床についての話している時にミーヤも頷いていた。
「そうなの、エリカ達はどうなの」
「私達は3人で寝床を共にする感じで考えてますけど、ユリシスもそれで良いと言ってます。夫婦生活を始めて不都合があれば話合って変えて行く感じですね」
「まぁ、そうね、実際に夫婦生活を初めて見ないと分からないもの、夫婦なんて所詮は他人同士ですもの様々な夫婦の形か合ってしかるべきだと思うわ、とにかく意思の疎通を図る意味でも会話だけは常に心掛ける様にしてね」
ユティア夫人は貴族夫人の先輩として貴族に新たに嫁ぐ娘達に経験した上で真面目にアドバイスを送る。
チーム・レミリのメンバー達はどちらかと言うと貴族嫌いではあるけど、クリジア公爵家の夫婦だけは別格であり、私達メンバーに取って唯一信頼の置ける高位貴族であった。
ユティア夫人はチーム・レミリの面々と一緒に神殿に言ってお祈りを捧げたり、繁華街を散策したりとお洒落なカフェテリアでスイーツと紅茶を飲んだりと他国ならではの楽しみ方を満喫していた。
「良いわね、こんな風に偶には繁華街を散策して過ごすのも楽しいわ」
「お母様の立場ではこのように歩けませんものね、私もお母様とこうしてご一緒に街を歩くのは久しぶりで楽しいです」
エリザも母親のユティアとこうして一緒に街を歩くのは最後になるだろと思と少し寂しい思いになる。
「うふふ、ルキアナ王妃様には内緒で来たけど、やっぱり一人で来て正解ね、帰ったら嫉妬されそだけど、でも建国したばかりだけど良い国ね、民達も元気そうで明るいもの」
こうして私達はユティア夫人と婚姻の儀が行われる前日まで楽しい時間を過ごす事が出来て、婚姻に対する不安等を感じずに婚姻の儀を迎える事が出来た。
今回のアトラス公王と側近達との婚姻の儀を皮切り、レミテリア公国をさらなる発展をさせて行くためにも、王家を支える体制を充実させていく一環として宰相のオディナスと軍務総括のユリシスの二人にはアトラス公王から名誉伯爵の地位を叙爵した。
婚姻の儀の当日は私達メンバーは神殿の中に設けられた新婦の控室でウエディングドレスに身につけてお化粧などして準備を進めた。
婚姻の儀に参列したのはユティア夫人とカーティス子爵とオーグス男爵と商会の支店長や各コミュティの代表らとルイズも急遽参列し、アトラス公王と側近達の婚姻を祝う。
婚姻の儀が始まり、最初に宰相のオディオンを真中に右側に新婦のリソナが腕組み、左側に新婦のミーヤが腕を組んで3人並んで、礼拝堂の正面入り口から入って女神像の前で深々と一礼して左側へ移動した。
次に軍務総括ユリシスが新婦のエリカとシュリと腕を組んで正面入り口から入り、同じ様に女神像の前に来て一礼してから右側へ移動する。
最後にアトラス公王の番となり、第1王妃のエリザと第2王妃のレティがアトラス公王と腕を組んで女神像の前まで来て一礼して姿勢を正して立つ。
神殿の祭主ティアナ様による3組の婚姻を祝う祝詞を先ずはオディナスの夫婦から始まり、次にユリシス夫婦と続き、最後にアトラス公王の夫婦と婚姻の祝いの祝詞を述べる。
婚姻の祝いの祝詞が終ると各夫婦が婚姻誓約書にサインを記していき、サインが終ると誓いの口付けと指輪の交換を行い、最後にもう一度女神様に3組の婚姻した事を報告する祝詞を述べる。
祭主ティアナは3組の婚姻の儀が無事に為されたことを参列者に告げると、参列者から盛大な拍手と共に祝福の言葉が贈られてながら女神像の前から正面入口へ向かって入ったきた順番で礼拝堂を後にする。
その後は神殿の前の広場で参列者がそのまま立食式の披露宴が参加して、アトラス公王と側近のオディナスとユリシスの新婚の夫婦を祝いながら、美味しい料理と酒を飲んで日が暮れるまで祝い楽しく過ごす。
披露宴の最中に今晩初夜を迎えるエリザとリソナとエリカとシュリの4人はどう対応すれば良いのかと初夜の事で頭の中がいっぱいとなり緊張した面持ちでいた。
初夜とは関係ないミーヤとレティは目の前に置かれていた料理とお酒を美味しそうに食べたり飲んだりして参列者とも会話を楽しんでいた。
披露宴が終るとアトラス公王とエリザとレティは王城へ帰り、側近の二人も新婦の二人を連れてそれぞれの屋敷に帰り初夜を迎える。
アトラス公王は第1王妃のエリザと二人で初夜を迎えている頃、第2王妃のレティは自室のベッドの上で気疲れで爆睡をしてしまい、そんな様子を見守るリリスは憂う面持ちでいた。
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