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第23話 テスト前日

翌日。

ホームルームが終わると、先生が教卓を軽くたたいた。

「明日から定期テストだ。」

教室の空気が一気に張りつめる。

「今日は早く帰って、しっかり復習しておけよ。」

「はーい……。」

どこか元気のない返事が返ってきた。

「テストが終わるまでは部活動も休みだからな。忘れ物をしないように。」

先生の話が終わると、教室は再びざわざわとし始めた。

「いよいよ明日だね。」

こむぎが教科書をカバンにしまいながら言う。

「うぅ……。」

桃華は机に突っ伏した。

「緊張してきた……。」

「昨日、一緒に勉強したじゃん。」

「したけど、覚えてるか分かんない!」

その言葉に、こむぎは思わず笑ってしまう。

「大丈夫。桃華ならきっとできるよ。」

「そうかなぁ。」

「うん!」

凜空も笑顔で話しかける。

「自信を持ったほうがいいよ。」

「二人ともありがとう!」

桃華は少しだけ元気を取り戻した。

帰り支度をしていると、廊下ですれ違った悠真が立ち止まる。

「……。」

こむぎたちを見ると、小さく口を開いた。

「頑張れ。」

一言だけ言って歩き去っていく。

「えっ。」

桃華は目を丸くした。

「悠真くんから応援された!」

「珍しいね。」

凜空が少し驚いたように笑う。

こむぎも嬉しそうに微笑んだ。

「うん。明日、頑張ろう。」

「おー!」

三人は笑いながら学校をあとにした。

そして翌日。

定期テスト初日が始まる。

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― 新着の感想 ―
不器用なのがまた良いね
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