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ベビーサタンさっちゃん 七変化 【さっちゃんのミラクル人生!】  作者: 虫松
3年ONI組 さっちゃん先生2 ― 地獄より厳しく、天使より優しく。

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第7話 スクール・オブ・鬼ロック!

英雄育成学園、年に一度の文化祭。

全クラスが華やかに準備を進める中、3年ONI組だけが何も決まっていなかった。


【3年ONI組 教室】

アツシ(イスを蹴飛ばし)

「なにやってもウケねぇんだよ!演劇も却下、喫茶店もパス!」


リョーコ(爪を磨きながら)

「どうせウチら、何やっても落ちこぼれ扱いでしょ」


ポヨン(机の下でお団子食べて)

「ぼく、出し物より団子のほうがいいなぁ~」


そんな空気を切り裂くように、ドアがバァァン!!


ギターのリフが鳴り響く!

登場、さっちゃん先生(G-04 “Lilith Byte”)。

サングラス+革ジャン、背中には「地獄育ちの教育魂」の刺繍


教壇の上に立つさっちゃん

「決めたわ。文化祭はロックバンドやるわよッ!」


全員「はぁぁぁぁ!?!?」


リョーコ「なんでロック!?テーマどこ行った!?」

さっちゃん「“落ちこぼれクラスがロックで輝く映画”を観たのよ!」

アツシ「そんな理由で文化祭決めんなよ!」


さっちゃん(指を突きつけて)

「学校って“評価される場所”でしょ?

だからこそ、自分をさらけ出して輝くのよ!

それ鬼のロックの魂!!」


【職員室】

ハゲハーゲ教頭(頭をテカらせながら)

「ロ、ロックですと!?そんなものは近所迷惑ですぞ!

爆音、奇声、メタル魂。教育的配慮がゼロ!!!」


さっちゃん「魂に音量制限はないのよ、教頭。」


ハゲハーゲ(震えながら)

「な、なんという無法教師ッ!ぜっーたい許可は出せませんぞ!」


そこへ

ドアがゆっくり開き、マオ吉校長登場。

小柄で笑顔だが、背中には圧倒的なカリスマ。


マオ吉「さっちゃん……やれよ。全責任は俺が取る。」


ハゲハーゲ「ま、マオ吉校長!? この暴挙をお許しに!?」


マオ吉(微笑んで)

「俺は知ってるんだ。

 さっちゃんが本気を出したら、子どもたちの“魂”が燃える。

 地獄より帰ってきた教師だぞ。信じろよ、ハゲ。」


ハゲハーゲ「ハゲ言うなああぁぁ!!!」


【放課後・音楽室】

リョーコ「あんた、ベースできんの?」

ポヨン「えっ…お箸なら…!」

アツシ「ドラムのスティック逆だぞ!」


さっちゃん(にやり)

「音を合わせるんじゃない、“心”を合わせるのよ。」


アツシ(小声)「出たよ…精神論ギター女。」

リョーコ(笑いながら)「でも…悪くないかもね。」


不器用に始まった音が、少しずつ重なっていく。

転んで笑い、外れても笑い合う。

彼らの中に、確かに“音楽”が芽生えていた。


【文化祭当日】


体育館ステージ。

ONI組の出番直前、ハゲハーゲが観客席でボヤく。

「これで失敗すれば、ロックごと葬り去ってやる…フヒヒ…」


しかし照明が落ちる。

ギターのイントロが鳴り響く。


アツシ「行くぜぇぇぇぇ!!!」


『Don't cry, my HERO』スタート!

(作詞:ポヨン/作曲:さっちゃん)


ぼくなんか って 俯いたまま

空の青さを 忘れてた

だけど君が 笑ったから

胸の奥に 火がついた


Don't cry, my HERO

涙は弱さじゃない

転んだ跡に 花が咲くんだ

傷ついても 信じる力

それが勇者の証


誰かを守るって こわいことさ

失う痛みを 知ってるから

でも 逃げないと 決めた日から

ぼくらはもう ヒーローなんだ


Don't cry, my HERO

笑って泣いて立ち上がれ

ひとりきりじゃ ないんだよ

差し出した手を つかめばほら光が見える


雨のち 晴れのように

心も変わってゆく

“ぼくなんか”を “ぼくなら”に

言い換える勇気をくれた


Don't cry, my HERO

君の涙が未来を照らす

弱さを越えて 強くなれ

歩き出せ さぁ

笑顔で行け、HERO!!


ポヨン(ハモりながら)

♪ “涙の数だけ強くなれる”

リョーコ(ドラムで叫ぶ)

「行けー!アツシィィ!!」


アツシ(マイクを握りしめ)

「笑われても、負けてもいい。

俺たちは転んでも立ち上がる“魂のバンド”だッ!!

名前はONI組!地獄から来たヒーローだッ!!」


観客総立ち!

ステージの照明に、ハゲハーゲの頭もまぶしく反射


ハゲハーゲ「う、うおおまぶしっ!!」

マオ吉「ほら見ろ、光ってるじゃないか。本場のロックだよ。」

ハゲハーゲ「それは違う光ですぞぉぉぉ!!!」


3年ONI組、汗と笑顔でステージを終える。

観客から大拍手。


さっちゃん(ナレーション調で)

「ロックは叫び。叫びは心。

 心があるなら、アンタたちはもう立派な勇者よ。」


黒板に書かれた文字

『スクール・オブ・鬼ロック!』


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