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ベビーサタンさっちゃん 七変化 【さっちゃんのミラクル人生!】  作者: 虫松
3年ONI組 さっちゃん先生2 ― 地獄より厳しく、天使より優しく。

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第5話 体育祭直前! ハゲハーゲの逆襲と友情リレー!


ONI組、全員行方不明

教室:静まり返る廃墟のような空間

風がカラのプリントをめくる音だけが響く。


ハゲハーゲ教頭(入室し、ドアを開けながら):「……ふぉっふぉっふぉ。やはり、こうなりましたなぁ〜!」

さっちゃん先生(腕組み)「……どういうことか、説明してくれる?」


ハゲハーゲ:「いやぁ〜実に残念。体育祭の練習に誰も来なかったんですなぁ〜! つまり彼ら、やる気ゼロォ!」


(カメラがズームアップ)

さっちゃん:「……あんた、マジで教育者なの?」

ハゲハーゲ(得意げ)「教育者ですよ! 光り輝く未来のために、まず己が輝いております!」

さっちゃん「それ、LEDライトの反射でしょ」


(バチィン!とツッコミ音)


【生徒捜索ミッション開始!】


さっちゃん、学園中を駆け回る。

廊下、体育館、屋上、あらゆる場所にONI組の面々が散らばっていた。


第一発見:アツシ(屋上)


アツシ「……運動会とか、マジだりぃ。どうせ俺が走っても、誰も応援しねぇ」

さっちゃん「じゃあ私が応援してやるわよ」

アツシ「……は?」

さっちゃん(メガホン取り出し)「アーツーシィー! 足は遅いけど顔は悪くなーい!!!」

(校庭に響く爆音)

アツシ「うるせぇぇぇぇ!!!」(顔真っ赤)


第二発見:ポヨン(図書室)


ポヨン「ぼくなんかが走ったって、誰も……」

さっちゃん「ぼくなんか、禁止。ポヨンなら、できる」

ポヨン「……っ!」(立ち上がる)

さっちゃん「あとその借りた本、“勇者でもできる5分筋トレ”っての、返却期限切れてるわよ」

ポヨン「す、すみません!」(焦って本棚に頭ぶつけ)

さっちゃん「ドジも才能よ」


第三発見:リョーコ(購買前)


リョーコ「運動会とか意味わかんねーし。汗かくとかマジ無理」

さっちゃん「リョーコ、汗も涙も、“本気で生きてる証拠”よ」

リョーコ「うっさいババア」

さっちゃん「いいわねぇ、その反抗期のエネルギー。タイヤ引きに使えるわ」

リョーコ「はぁ!? だれが引くか!」

さっちゃん「じゃあタイヤが引く側で」

リョーコ「意味わかんねーっ!!」


【廊下の小さなヒーロー】


(廊下の隅で、ポヨンがいじめっ子に絡まれる)

いじめっ子「おいポヨ〜ン、また転んで泥だらけかよ〜」

ポヨン「……」

(その時、リョーコ登場!)


リョーコ「やめなよ、そういうの」

(静寂)

いじめっ子「……な、なんだよ」

リョーコ「こいつ、私のクラスメイトなんだよ。アンタらに触らせねぇ」

(いじめっ子退散)


ポヨン「……ありがとう、リョーコさん」

リョーコ(照れ隠し)「な、なんでもねーよ。汗かいたら負けだし」


【クラス再結集】


夕方。教室にひとり、さっちゃんが黒板の前に立つ。

そこへ、ひとり、またひとりと生徒が戻ってくる。


アツシ「おせーぞ先生、置いてくぞ」

リョーコ:あたし、遅刻証明いらねーからな」

ポヨン「ぼ、ぼくも……ここにいたいです」


さっちゃん、チョークを手に取り黒板に大きく書く。


『私のクラスは逃げ場じゃない。居場所よ。』


沈黙。

そして拍手。



(廊下の陰で見ていたハゲハーゲ)

「くぅぅっ……! な、なんという……青春……! わしも混ぜてくだされ先生ぇぇぇぇぇ!!」

(ドアを開けようとした瞬間、さっちゃんドアをピシャッ!)

「満員です」

「ハゲは教室にも入れぬのかーー!!!」(号泣)


ナレーション

「こうしてONI組は、再び一つに」

「友情、涙、そして反射光。英雄育成学園の体育祭は、まだ始まったばかりだ!」


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