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20.北の高原

 今日も元気にゲームにログインしていく。


 まず昨日注文したペティの装備を確認する。個人間の取引でもプレイヤーマーケットのフレンドのタブで行う。フレンドのタブを開くとマッスルさんがすでに商品を卸していたので購入し、お礼のメッセージを送った。


 早速ペティに装備させてみた。種類は剣と盾と鎧であるが、頑丈そうな見た目であやしく薄紫に光を放っている。剣には《ダメージアップ》の特殊能力が付与されている。盾と鎧には《被ダメージダウン》が付与されていた。この付与は魔鋼の武器や防具に必ず付く特殊能力になっている。


「どうですか?マスター♪」

「よく似合ってるよ」

「ありがとうございます♪」


 ペティとそんなやり取りをしながら、僕らはデリファムに向かった。

 今回は魔物鉱山でレベルも上がったので《北の高原》に挑んでいこうと思う。《北の高原》はファーストから北にある酪農の村デリファムのさらに北にあるフィールドで、だいたいレベル30~35のモンスターがエンカウントするので今の僕らにはちょうど良いのである。


 今日のタコちゃんは白いレースのつば広の帽子をかぶっている。高原に良く映えていて素敵だと思う。


 《北の高原》に足を踏み入れると、広い高原にモンスターの群れがぽつぽつといるのが見えた。モンスターは《シープゴート》というヤギの角に羊の毛が生えたモンスターと、《レッドバイソン》という赤い水牛のようなモンスターだ。デリファムの牧場でも飼われているモンスターである。


 名前は知っていたが戦うのは初めてなので警戒しながらフィールドを進む。《シープゴート》の5匹の群れに接敵した。高原での初戦闘だ!


 《シープゴート》が突進をかましてきた。それを避けながら指示を出す。


「ペティは敵を引き付けて!あとは全力で攻撃!」

「わかりました!」

「はいよ!アクアランス」

「キュィィィィィン!」


 ペティが1匹の《シープゴート》を受け止める。その一体めがけて一斉に攻撃を放つ。一度の攻撃の機会で倒しきることができなかった。物理にも属性にも結構強いみたいだ。ペティに引き付けてもらいそのすきに2度目の攻撃をして、1匹の《シープゴート》を倒すことができた。あと4匹か…これは時間かかるなぁ。


 なんとか5匹を倒せたが、今までのモンスターを倒す時間より長い時間がかかってしまった。これは攻略に苦戦するかも。


 戦闘を終えてしばらく《北の高原》を歩いていると、影が僕たちの周りを旋回した。


「キーっ!」


 鷹のようなモンスター《バトルホーク》だった。《バトルホーク》はしばらく僕らの上を旋回すると勢いつけて突進してきた。僕らは突進をかわすが《バトルホーク》は再び上空で旋回を始めた。旋回速度が速いので遠距離攻撃でもなかなか狙いが付けられない。


「僕の合図で一斉攻撃!」


 みんなに指示を出す。すると《バトルホーク》が突進しようとする。


「今だ!ファイアランス!」

「アクアランス!」

「キュィィィィィン!」


 突進するときは直線的なのでその隙を狙った形で攻撃を叩き込んだ。《バトルホーク》の体力を削り切った。見た目通り耐久は低かったみたいだ。


 さらに先に進むと、《レッドバイソン》と遭遇した。《レッドバイソン》は3匹で行動しているが威圧感は数に勝る《シープゴート》の比ではない。《レッドバイソン》が後ろ足でためを作る。突っ込んできそうだな。


「ペティはパワーシールドで突進を受け止めて!他は突進避けつつ攻撃!ファイアランス!」

「わかりました!パワーシールド!」

「はいよ!アクアランス!」

「キュィィィィィン!」


 突進してきたうちの1匹をペティが受け止める。受け止められた《レッドバイソン》に、ほかのメンバーが攻撃を仕掛ける。体力が半分も削れてない!これが3匹は時間がかかるぞ…。


 結果的にかなりの時間がかかったが3匹の《レッドバイソン》を倒すことができた。しかし時間がかかりすぎる上に単純に硬くて速くて強いのである。レベル上げつつの攻略が目的なので《レッドバイソン》は避けることにした。


 そうこうしているうちにタコちゃんのレベル35になり、体が光に包まれた。光が収束して形作る。タコちゃんが進化した。下半身のタコはそのままに、上半身は人型だがローブを羽織っている。魔法を使い続けているから進化が魔法系に寄ったのかな。


「進化おめでとう!」

「おめでとうございます♪」

「キュィィィィィン!」

「ありがとな!」


 区切りもいいので一旦デリファムに戻り、広場でタコちゃんのステータスを確認する。

 まず種類は《マジカルスキュラ》になっていて、魔力の数値が一番高い。完全に魔法を主体で戦うようになっていて、ローブが装備可能である。


 スキルに関しては闇魔法の《ダークボール》を習得していた。《ダークランス》を使えないのは上位の魔法を使うには必要レベルと下位の魔法の使用回数が条件だからである。レベルは満たしているので《ダークボール》を使用していけば《ダークランス》も覚えるだろう。


 タコちゃんのスキル覧を見ていて気付いたのだが、《アクアピラー》という魔法が使えるようになっていた。《アクアランス》より上位の魔法だろう。


 いつ覚えたんだと思って自分のステータスも確認したら、《ファイアピラー》がスキルとして習得できるようになっていた。おそらくレベル30の時だろうな。僕はレベル上限の関係で経験値を1レベル分無駄にしていて、レベル34だしな。

 レベル的には問題ないので、次回は《北の高原》のボスに挑むことにしてログアウトした。


読了ありがとうございました。

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