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段ボールと愛

更新久しぶりですね。ごめんなさい。まだ忙しそうです。

「あれ、国府君がしゃがんで何か悩んでる」

休日だったこの日は、私は買い物をしていた。

そこで国府君を見かけたのだ。

「何してるの?」

「あ、大江さん」

国府君は振り向いた。

「猫がいるんだ」

「猫?」

見れば段ボールに『捨て猫です。拾ってください』と書いてあって、中に白猫がいた。

「うん。あ、丁寧に名前までついてる」

本当に名前がついていた。

「『愛』ちゃんか」

「女の子なのかな? 女の子だー」

そんなことより私が気になっていたことは、


「国府君、なんで触ってないの?」


普通に考えると今までの会話では国府君が触ってたように見えるけど、触ってたのは私だけ。

それを疑問に思った私はさっきの言葉を言った。

それを聞いた国府君は、

「ベ、ベツニソンナコトナイヨ?」

あ、何かある。それを感じた私は、

「じゃ、触ってごらんなさい?」

「ごめんなさい」

即謝罪の言葉が来ました。これが国府君の特徴ですよ奥さん?

「……ネコ皮膚にアレルギーがあってね。触れないんだ」

「なるほど。で、どうする?」

「どうするって……あ」

「私の家、ペット禁止のマンションだから」

先回りして封じる。事実だからしょうがない。

「となると……やっぱり?」

あ、国府君も私と同じ結論に落ち着いたらしい。



「という訳で翔、愛ちゃん頼んだ」

「なんでそこで2人して俺に行きつくんだよ!?」

「なんでって……理由いる?」

「いるよ!」

「良いじゃん翔の家、一軒家だしペット欲しいって言ってたし」

国府君が翔を追い詰める。

「事実だけど納得できねぇ!」

「愛ちゃん、翔の家へ。翔の家、家族が増える。おーるおーけー?」

「のっとおーけー!!」

そんな会話が続いて私はそろそろ飽きてきたので、

「そろそろ翔の妄言もいいよ、帰ろう」

「翔、よろしく」

「お前らぁ!!」


「……帰りやがった。しょうがねえ、飼うか」


それから家族会議で翔の家に家族が増えることが決定したらしい。

案外優しい翔だった。今に始まったことじゃないけど。

「お前らもたまには来いよ」

とか言うレベルだからしょうがないか。

この話は、いつぞやのTwitterで呟いた

『段ボール』と『愛』のフラグ回収の回です。

愛は許してください。切実に。

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