国府君の夏、キャベツの夏 1/3
なんでこうなったんだろう。
「大江さん、ほら、大江さんの番だよ」
隣で国府君が私を急かす。
私はボウリングの球を持って、そして投げた。
プロのように曲がることもなく、それは真っ直ぐに道を外れた。
「……もうやだ」
心の声が漏れる。
なんでここにいるんだっけ。そうだそうだ。国府君と翔と大里さんとボウリングに来たんだった。
ちなみにスコアは、七フレームが終わって私がぶっちぎりの最下位である。国府君と翔が拮抗していて、大里さんはずっとストライクしか取っていない。あんたはプロか。どうなってるんだその手は。なんでそこまで曲がるんですか。
「そう言うなって」
翔が私に声をかける。あんたは別にいいでしょうが。競い合う仲間がいて。
「あの見た目文化系と一緒にしないでくれ。これは男の戦いだ」
あっそ。よく分からないことぬかしよって。
楽しそうなのでそれ以上は特に言わずに、私はチェアに座り込んだ。大里さんがどうしたの? と私を見るがその視線には答えない。最下位の気持ちを知ればなんとなく分かるよ。
一人取り残されるのはどうしても寂しいものだ。
それから最後までやったけど、大里さんは全部ストライク、翔と国府君の戦いは僅差で翔が勝ち、私はやっぱり最下位だった。
ふう、なんだかお腹が減ったな。
皆でハンバーガーでも食べようか。
続きます。
あとこれとてつもなく読みづらいですね。
一段下げないだけでこんなに変わるものなんですね(今更)。
そのうち全部揃えると思います。




