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ソラノヒメゴト  作者: ひつじのポスト。
3/10

静かなる声

『ねぇ…  ねぇ…  どうしてオレはひとりなの……?』


ああ  君もひとりなのかい…


とても、寂しそうな声。


泣きじゃくる子どものような寂しそうな、声。


ああ  僕と似ているね…君は。



すっと少年の頬に一筋の線が、流れた。









『ねぇ  君、だいじょうぶ?』


 確かにこの耳に聞こえてきた声に、少年ははっとして眼を開いた。


しかし、そこはさっきと変わらぬ一面の草原、霧、そして陽射し。


ただひとつ先ほどと違っていたのは、


少年を覗き込む、見知らぬ少年の姿があったことだった。

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