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4-15 タコはないけど

 「御苦労さん、アンジェ。今日の分はこれで終わりだな。」


 中央買取課所属の水の異法士オゥが集め、浄化した水を元に作った氷の箱に氷を目いっぱい詰めたものが12個並んでいる。

年輪都市は中心にある中央地区とそれを取り囲むドーナツ上の地域を12方向に分けられているので全13地区ある。

現在中央地区はそのままこの中央買取課で販売するが残り12地区は外門付属の狩人詰所で販売している。しかしアンジェの実家:赤髪亭がある3番地区だけは期間限定の独占販売が認められているので12地区分だ。

 3番地区の販売は詰所でなく、赤髪亭で販売しており氷を入れる容器を持ってきてもらえばアンジェがいる場合はすぐに販売している。

最初は大量に仕入れようと狩人たちが集う飲み屋から申し込みがあったが氷を作れるのはアンジェだけだ。 学校が終わって帰宅前に中央買取場へ行った場合は赤髪亭での提供は帰宅後となるので狩人の帰宅時間より遅くなるため不満が出た。しかし他の地区とは違い、アンジェがいれば上限を決めずに販売するということで納得してもらった。

 おかげでアンジェは学校が終わったら大忙しとなっている。

学校を卒業してからの進路を決めたり、準備したりする必要はないこと、既に異法が発現しているので「都市の祝福」を受けた後の異法を扱うための研修も受ける必要もないことから多忙なのも今年一杯ということで頑張っている。 ただ中央買取課への氷の提供が今の週3日以上とするのはとても無理だろう。ところが氷の認知が広がるにつれてその要求は増えており、どうするかとカイルと話を詰めている。

 すべては氷の作成道具が完成すれば収まるのだがカイルの源力供給能力を持つ珠を入れ込むようにしないと難しいのが現状だ。



「今日は学校が押したんで来るのがちょっといつもより遅めになったけどごめんね。」


 一昨日カイルの負傷を受けて昨日の狩りは無理だとアマザに伝えたのに結局 仕事に出かけてしまった。 問題はなかったのは何よりなのだが、どうにもコーリンとカイルの間の雰囲気が変わった様な気がすることが気に掛かる。


 今日は学校が遅かったのですることはなかったが学校が午前で終わる時は各大問屋から派遣された火の異法士たちと作業に入る前に雑談している。

 

 見学に来ている女性たちは源力の伸び代がある女性たちだ。最低でも源力の個人総量が伸びる年齢ということで当然アンジェと年齢が近い。


 年輪都市では火も含めて土、水、風の異法士は異法を使うための注意や実地の研修が一年ほど行われる。残り一年は仮採用として仕事をいくつか変えながら自分にあった仕事先を探すことになる。

ちなみに研修を受けている間は都市より生活費が出る。異法士として伸びれば職に就けるし、税も納めてくれるからだ

そして異法士となり、且つ狩人を目指すものは同時に狩人についての育成研修も受けることになる。 

 だが火の異法が発現した者は狩人を目指すことは稀なので異法についての研修が終わったらすぐに実地研修で見習いとしていくつかの職を変わりながら行く末を決めるか、初めから正採用を目指して見習いとして入ることになる。

 見学に来ている女性たちは異法についての研修を終えて異法の道でなくて流通の仕事を選んだ者たちで、まだ学校卒業して2年を経ていない研修期間でありながら正式採用となり、代わりにアンジェより火の異法の別の面である「氷」の異法の習得を期待されている


 つまり今の彼女たちは自由恋愛期間とも言われているパートナー探しの期間の直中にあり、雑談となればそちら方向に向くこともしばしば、女ばかりの集団となれば尚更だ。

 

 コーリンから聞いた夫婦間の秘め事の話どころではない、自分と1-2歳しか変わらない女性たちの赤裸々トークはアンジェにはかなり刺激が強かった。

だがアンジェには、というくらいで年輪都市の15-16の自由恋愛期間中は少女から「女」になってパートナーが決まるまでおおっぴらに「遊べる」期間であるため多数の女性は似たり寄ったりの経験をしている。


 全員がそうではないが同じ自由研修期間=自由恋愛期間の男も同じように短期間で相手を変えてパートナーを探している者もいるので必然的にその数だけ女性側も同じ数がいるということになる。

アンジェにとっては簡単に相手を変えて試してみる彼女達の話はかなり衝撃的だったのだが性の不一致も夫婦間の問題の一つにはなると頭では理解している。そこに彼女たちから既に稼ぎがいい男を捕まえたアンジェに話が振られると赤面したまま何も言えなかったりする。なんせ客観的には自分から告白して結婚まで決まってるけど「それらしい」ことは何もしてないし、してもらっていない。

彼女たちの話と自分の今の状態との違いにこれでいいのかなと思ったりしていたがそんなことをカイルに言うには恥ずかしい。


 そんなことを思うこともあるがこの日は中央買取場に来る日が遅かったので雑談はないまま、しかし氷を各地区へ送り出した後にカイルから念話が入った。



-*-



「いや、だからもう下宿先の手伝いがあるんで……」


 カイルは後悔していた。

単為生殖の話をしたばかりに年輪都市の養殖・畜養を担当する課の課長クワザイに掴まって延々と話すことになった。

 年輪都市では他都市から交易で入ってきた乳牛や食肉用の豚の他、大森林で幼体を捕獲して畜養している。

ただ大森林での巨獣は雑食であり、どんな植物を好んで食べているのか不明なので取りこんだ金属素材を目当てで畜養するのは今なお不可能である。そのため畜養は他都市への交易を目的としている。

以前にアマザへ依頼にあったオオアシなども畜養を行う候補なのでその調査を頼まれたわけだ。


なおこの課は実際に養殖・畜養の世話をする作業をする側と、大森林の植物も含めて生物を研究する学門側に分かれており各々のトップどちらかが上級職員としての責務を兼ねることとなってるが現在は学門側のトップであるクワザイとなっている。 そしてクワザイも課長補佐となっている養殖側のトップも上級職員をしたくない研究バカである。


 単為生殖で生まれる個体の性別や生殖能力の有無やその意義、更に性別繋がりで魚の中には変換するものがあるとかを話したところ食らいつかれた。

主に畜養を可能とするために巨獣、巨竜に関しての知識が求められているが生物全般に興味がある人らしく研究が進んでいない節足動物や魚類の話題には餓えていたようだ。

 チョウチンアンコウの仲間ではオスが小さくて♀に同化してしまうものがいたりとか、寄生虫のネジレバエの仲間ではメスはほぼ卵巣だけが占めるような形態でオスだけが移動する術をもっているとか蘊蓄ネタとして本から貯め込んでいた知識が役に立った。

昆虫の中にあるようなオスとメスが全く形態が異なるものの存在に現在巨竜の仲間で悩んでいる分類に光が差したようだ。



「う~む、クワザイよ、もうそれくらいにしたらどうだ? ただでさえ今日いきなり来てもらったのだぞ。いい加減に解放してやったらどうだ?」


「しかしだな、彼は普段外に出ている上に多忙と聞いている。機会がある内に聞きたいことは聞いておきたい。それにさっきお前も彼が作った料理を食べ見たいと言っていたな。コウサ氏の言うようにこの液体を薄めても効果があるかついでに試せるのではないか? 」


 クワザイはまだ生物談義を続けたいようでどうせならここでヒトに抗えないほどの食欲を誘起させる調味料を試してみてはと言ってくる。


 まだはっきりとは判明していないが卵を取り囲む栄養剤を調味料に使うのか。ちょっと気持ち悪い気もするけど日本あっちで普通に食べてる鶏卵のほかイクラや辛子明太子は卵そのものだし、と切り替える。



「やれやれ、カイル君。そもそもこの調味料を使って出来る料理はありそうかね?」


「あるにはありますが…… 道具と具が問題ですね。 知り合いに都合が付けば料理の試作もできるでしょうけど。」


「おおっ? そうか! なら試作に掛かった代金は私が払おう。是非都合を付けてみてくれないか?」


「おいおい、いいのかクワザイよ。 お前の給料は他都市の生物図鑑を交易で入手するのに消えていると聞くぞ?」


「経費で落ちないので仕方があるまい、彼の話や知識は一回買うのを見送るだけの価値はある。」


「ではコウサ氏の言うように薄めて使って試してみるか。どれくらい薄めてみたのですかな?」


「俺が薄めたのは大体20倍ほどだな。それほどでもなぜか味は変わってなくて癖が抜けたという程度だった。もっと薄めれば極端な食欲刺激は減らせるかもしれん。あとは調味料として使う味がどれくらい薄くなるかの兼ね合いだろうな。」


「よし、すまんがもう一つボウルを持って来てれないか? 俺の異法で水を集めて浄化してから薄めよう。」


 クワザイの部下があらたなボウルを持って戻ってきた後、水を集めて中を洗浄してから更に水を浄化。これにどれくらい入れるかということでコウサが試したものよりも希釈倍率をいれるかだが最高倍率で風味を楽しめる倍率を探るために100倍ほどにして試すことにしたらしい。


 俺はその間にアンジェと道具屋マヤのカシナータに念話で連絡してなんとか材量は揃えられるとのことだ。


 小一時間経ってアンジェが赤髪亭に戻って種となる試作の巨獣のスジ煮込みと薬味の香草、更に小麦粉を持ってきた。


 アンジェと一緒にやってきた各問屋からの異法見学者も話を聞いて試食を希望してきたのだが少人数で試すよりは少し多めの方が味に対する意見が聞けるからとこちらからお願いすることにした。

 こちらの料理の客観評価をするためということで今回の調味料の詳細についてふせるなら構わないということでナウガタやクワザイの許可は得た。



「かなり薄めたのに味は出汁そのまんまだな。でもこの希釈でもやっぱりかなり食欲を引き立たせる感じだ。こんな状態がコーリンにも起こってるならバチカーが絡むと残念なになるのも当然か。」



 アンジェに手順を指示して小麦粉に希釈した巨竜由来の調味料を混ぜる。試しに混ぜて見本を作って20人前程度ほどになるように追加で混ぜてもらう。 100倍程度の希釈では20人前で精いっぱいだろう。なんせ用途は小麦を溶くだけじゃない。

 去年の日本あっちの学園祭で出店をしたのがよかった。バイトではこれはやったことがない。



 カシナータは通常の仕事に加えて氷の保存用の板を数十枚発注したところなので多忙なのになんだと文句を言われたが強引に頼むとぶつぶつ言いながらも来てくれた。

今発注したものは箱状でなく板状のもので氷を作成するためのものではなく、氷の状態を保つためのものだ。鍋板よりも異法の消費が大きいので中に空間を作り、更に珪藻土類似の素材でと注文を付けた。

これがちゃんと機能すれば酒場で午後から夕方の忙しい時期の営業中は持たせることができると思う。


 小麦と出汁代わりの希釈水を混ぜてもらいながら銅板を持ってきたカシナータと板をどう変化させるか説明。

銅板に溶いた小麦粉を流しこんだことで溢れないように枠を作ってから4モイト程度の半球上の穴を等間隔で作ってもらう。料理のための道具と聞いていたのに全く想像できない形に首をかしげている。

更にアイスピックを作ってくれと言ったが氷すらないこの都市にアイスピックがあるわけもなくその場で説明しつつ作ってもらった。


 

 「カイル、これ持ってきたけどどう使うの?」


 アンジェに頼んで持ってきてもらったのは牛スジの煮込みでなくて巨獣スジの煮込み。

年輪都市の復興時は貴重な食料を無駄にしないためにも筋は食用にしていたが食料事情が改善されるとやはり硬い筋は捨てられることが多い。

 この世界にも圧力鍋はある。鍋板が板の素材に貯まる源力を消費して鍋を加熱するもののため長時間の煮込みには向いていないため短縮するために圧力鍋を活用するわけだ。

赤髪亭の調理道具はカシナータと共に一新した際に源力補充の珠を装備出来るようにしたので長時間でしかも圧力鍋を使って煮込むことが可能なため、他にはないほど柔らかい筋煮込みを試作している。日本あっちとは比べ物にならないほど多くの灰汁が出るのは困りものだが巨獣の種類ごとにどんな味になるのか試してる最中と言ったところ。

 できればご飯のおかずで食べたいところだがこの都市には米はない。なので小麦玉で代用したカレーの後掛けの具として活用している。


「作ってもらった小麦汁の中に入れて焼くのさ。本当は海にいるタコで作りたいんだけどな。」


「タコってなによ?」


「蒼海都市ってとこと交易があるなら年輪都市にも干物で入ってきてるんじゃないのか? 海の中にいる生物でな、頭から直接足が生えてるから頭足類って言われてる生き物だな。

(こっちでもそんな分類があるか知らないがどうせ年輪都市にいる以上海にいくことはないだろうしこう言っても大丈夫だろ。)

 頭の上(後ろ)に胴があって頭の下から足、っていうより触手が生えてるんだ。しかもそれには吸盤が付いてて……。」


 アンジェの頭にはその生物の想像として頭から手足が生えている姿を思い浮かべ、遊星よりの物体Xのような想像図が出来あがった。


「何それ……、巨獣どころじゃない恐さがあるじゃない。」


「いや普通に美味いぞ? 酢醤油で湯引きした薄切りのタコ足を食べるとか、芋たことか。」


 実物を知らないアンジェはどうにも納得がいかないようだが作業をすすめる。


 調理で使う刷毛がないので道具屋のカシナータに雑貨としての筆を持ってきて貰ったので銅板に油を塗っていく。


 そういえば日本あっちのタコ焼きにも色々ある。

中身が生焼けみたいにどろっとしたタイプの熱い奴とか、小麦以外にも具が多く入ったタイプとか、金属板に油を塗るんじゃなくて油を浸して表面を揚げるようにカリッとさせるタイプとか。


 ソースはこの世界にも存在するが巨獣の買取課であるここにはないので明石焼き(卵焼き)と同じように出汁を入れることにした。


 薬味の野菜を一緒に持ってきてもらったので上に散らせばなんとかなるか、明石焼きというよりは神戸の長田にある「ぼったこ」みたいなものになるけど仕方ない。


「じゃアンジェ、この銅板を熱してくれる?」


「それはいいけどカイル、これでどうやるの?」


 アンジェの疑問に応えずに作業を促す。ナウガタたちよりも見たことがない調理器具に興味を持ってるのは女性陣だ。

新品の銅の色はアンジェの異法の加熱で色を変えていく。カイルがカシナータに作ってもらったピック状の器具で中身にスジ肉煮込みを入れて次々に丸めていくと歓声をあげる。 半円のくぼみで出来あがるのが球形、しかもその大きさが一口サイズで食べやすそうなことにも感心している。


 20人ほどでの試食なので銅板の穴は20個程度、一人分として5個食べてもらうので5回程焼けばいい。もっと大きなもので一斉に焼いてもいいがこれを厨房で使うことを考えると大きすぎるのは厨房台からはみ出てかえって不便になる。


 焼き上がったものを5個ずつピックに差して深皿の容器に移し、その上から希釈調味料を掛けて香味野菜を散らす。焼きたては熱いので希釈調味料は加温してない。猫舌の人もいるだろう。深皿しかないけどお椀が欲しい。


 そういえばこっちは海がないから昆布だしもカツオだしもなし、ついでに青ノリもないよなあと思いながら作業を進める。海が近いなら川ノリだって採れるけどやっぱり年輪都市ここって海から遠いんだろう。


 だが先に供したコウサや上級職員たちに何の反応もない。

そういえば自分で味見をしてなかった。希釈調味料は舐めたけど決して薄いってことはなかった。個人的には紅ショウガを入れた生地が好きだがそんなものはこっちにはない。 いや、しょうがはあるから作れないことはないか。


 すべて焼き終わり最後にアンジェと自分の分に希釈調味料をだし汁として掛けてアンジェに渡す。


「なぁアンジェ、みんなどうして黙ってるんだ? そんな不味かったのかな?」


 最後に自分たちのものを焼き終わるまで時間が経っても試食した者たちからなんのリアクションもないのでかなり心配だ。 アンジェも他と一緒でフォークを刺して食べるとしばしモグモグと噛んで嚥下した後、言葉を発さずに次々と口に放り込む。 時折出汁を口に入れつつ食べ終わった後、


「カイル、これはウチのメニューに加えるべきよ! アンタの使う箸は難しそうだけどこれを焼いてたのは大きな針だけみたいだからあたしにも出来そうだし!」


 アンジェがそう言った後、試食をしていた女性たちから声が上がる。


「ええっ? これは普通にお店で食べられるものなんですか? とんでもなく高価じゃなさそうなのは作ってたところを見てたからわかるんですけど。 

 是非次も食べたいです!」


「私も!」


「あたしだって、」


 詰め寄られるがこれに関してはバレーボール(仮称)がどれくらい採れるかによるので即答はできない。


 だがこの希釈して使える出汁のような味がする調味料があれば今回即興で作ったたこ焼き以外にもお好み焼きなどの粉もんにも応用が利くだろう。

ところがやっぱりそちらを作るにしても青ノリとかエビ、イカなどの魚介がネックになってくる。 都市内の水路は未だ懸案としているだけで未探索なのだがザリガニに相当するような生物がいるんじゃないかと思うんだがエビの代わりにならないもんかな。


 思いを巡らせてはみたもののその後 黙って試食をしていた上級職員二人から待ったの指示が出されたことで赤髪亭のレギュラーメニューとしてすぐには加えられないこととなった。


 その理由を訪ねたところ単純に美味であるから、とのことだった。

美味である故に誰もが求めることになる。 ところがこの原液となる卵を囲む栄養液は一つのバレーボール(仮称)につき1つしか入っておらず、いくらそれを希釈しても今回の100倍程度の希釈ではやってみた通り20人分程度にしかならない。

 それが広まると価格が異常に高騰する恐れがあること。更にこれを発見、持ち込んだカイルには既得権益が認められてしかるべきだが カイルの推論が正しかった場合は乱獲で絶滅する恐れが出るのではないかという意見がクワザイから出た。

 クワザイやナウガタが出した指示は資源の保護という意味でなく、一気に獲ると味わえなくなってしまうという味わってしまった者のエゴの方が先に来ていたものだった。その再び食べたいという欲求のおかげで既得権益の代わりにこの液体の扱いについてはっきりするまではカイルが特定の店で提供する分に限り使用を許可することとなった。つまり赤髪亭だ。

 

 その使用については今回の100倍希釈以外に更に倍率を高めてどうなるかを都市で調べてから許可を出すこととしたためにすぐに店で出すのは待ったと指示されたわけだ。

黙っていたと思ったら職員も含めて念話で相談していたわけだ。


 都市に流通させるほど獲っても問題がないのかの調査も兼ねるために買取課とは別の課からの依頼としてバレーボール(仮称)の採取依頼がカイル個人に出されることとなる。


 これによりカイルは採取の依頼、いずれ赤髪亭でのメニューの提供の仕事が入ることとなり事の成り行きをじっくりと味わいながら見守っていたサンタシはカイルが本当に過労で倒れるんじゃないかと思っていた。



 盛況になったせいで中央買取市場の窓口に移動して狩人相手に即興屋台で提供する予定で疲れきったところでカイルとアンジェが座り込んで話をする予定だったんだけど・・・

調味料の希釈を100倍程度にしちゃったので出来ませんでした。


あとで変えるかもしれません


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