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あっちとこっち  作者: rurihari
2 生活
28/142

2-4 巨獣襲来

「俺が悪かった! これから稼ぐから助けてくれ~~~~!」

「はぁっ、んぐっぅ・・・ はぁ・・・ あっあっ・・・」


北大門とその先の大森林の間の緩衝地帯の500メイト区間。そこに武器を持った男や異法を放つ男が絶叫を上げていた。

その傍らには残念ながら牙で貫かれても絶命しきれず、生きたまま内臓を鼻でつまみ出されて捕食されている男が悲鳴にすらならず、直後の死を待つ絶望の声を漏らしていた。



その日、報告受けて過去の例から巨獣襲来が来ると0番地区上層部が判断。

都市防衛課の0番地区および両隣の11番と1番は臨戦態勢に、そして中央から余剰人員で構成された遊撃部隊も応援に駆けつけていた。


北大門から仕事に出た狩人から大森林の奥で目撃したとの情報があった通り、この数年姿を見せたことがなかったゾウである。


 日本の動物園で見られるインドゾウやアフリカゾウよりも大きな体。もちろん更に小さいマルミミゾウなど比較にならない。

あっちの世界のアフリカゾウですら7メートルを超えるものがいるのにこいつらは9メートルに及ぶ。当然体重だって10トンを余裕で超える。

 同じように鼻は長いがこちらのゾウよりも太く平たい、耳は逆に小さい。

これは普段年輪都市よりも高地に生息しているのであっちの世界でサバンナに住むゾウのように体温調節のために大きな耳になる必要がなかったんだろう。それでも他の動物よりは大きいが。

もっとも大きな違いはこの図体で、しかもゾウなのに肉も喰う雑食だということ。雑食ゆえに大森林の植物から金属を取り込んで利用し、巨体を支える骨、あるく足の裏、そして牙は強化されている。

更に厚い皮に覆われた深いしわの山の部分は金属が取り込まれて硬く、しわの谷の部分が伸縮のため柔らかくなっている。 おかげで剣も異法も通らない。


それでも個体で9メイトなら通常の1級巨獣よりも小さい。普通は2級巨獣に分類されるだろう。それが何故1級にカテゴライズされているのかというと常に群れで行動しているからだ。そしてそれが大問題となっている。


大人数で挑めば負傷者は出しても1級巨獣は狩れる。だがそれは1個体に対して全戦力を向けられるからこそだ。

9メイトを超える巨獣が10頭近くもの群れで襲ってきたら数十人いようが意味が無い。すぐに逃走すべきだ。 それが大森林の中であっても都市の前であっても。


 彼らの普段の気性はそれほど激しくないのだがなぜか数年に一度不定期に年輪都市の外壁に襲来してきて犠牲者が出る。その理由は少なくとも凶暴化などでなく、人間を食うことにあるようで犠牲者を特定の個体がある程度食べると彼らは大森林の奥に戻って行く。

 特定の個体が主に人間を食べていることから繁殖のためではないかと考えられているがそれにしては襲ってくるのが不定期。しかしほぼ襲ってくる群れの数が同じであることから普段はそれよりも数頭多い群れで行動しており、病死や群れから独立したなどで群れの数が減った場合のみ繁殖が行われているのではないか?という意見がある。


確かにあれほどの大きさの個体が群れで生活してるのだから増えれば増えるだけ身の回りから餌がなくなってしまうだろう。そのために自分達で調整してるのかもしれない。


なぜわざわざ大森林から出てきて人間を襲うのかだが巨獣よりも食べやすいからだろう。巨獣のように攻撃や防御のために金属を体に取り込んでおらず、服や防具を外せば彼らから見れば「脆弱な骨が付いてる柔らかい肉」でしかなく、骨ごと噛み砕かれる。

 年輪都市北区域の住民にとって幸運だったのは彼らが肉食でなく、雑食よりの食性で数年に一度しか「人間を食べにこない」ことだろう。


なんせ都市防衛課でも彼らが来ると勝つことも殺すこともできない。たとえ巨大でも1頭なら数の有利で倒すことができる彼らだが群れでこられるとどうしようもないのだ。ただ外壁に体当たりするなら邪魔をするし、壊して入ってくるなら死を覚悟して戦わねばならない。



なら今 緩衝地帯で象たちに追いかけれ、殺され、食われている連中はなんなのか?

彼らは都市防衛課所属の人間でもなければ狩人でもない、かといって一般市民の義勇兵でもない。彼らは犯罪者だ。


 カードのピプの浪費・借金による都市への強制労働義務以外に犯罪者にもその償い、被害者への保障を稼ぐために強制労働義務が課されている。ただ殺人・都市運営の混乱やそれを扇動したなどの重犯罪には他に徴兵が課されている。大森林にある年輪都市は衛星都市以外に争う都市は無い。徴兵とはこういった巨獣襲来時に一番の矢面で戦うことである。

戦い抜き、生き残れば以後の徴兵は免除されるが巨獣が襲ってくるのは「人間を食べるため」である。生き残るのはほぼ無理だ。彼らが他の人間を食べているうちに満足して去るのを待って逃げ回るしかない。


 つまり事実上の死刑なのだ。せめて都市の役に立って終わるような。


しかし今回のように時期が読めずに襲撃してくるタイプは厄介でうまく徴兵が課された犯罪者が相当数いるとは限らないのにやってくる。


都市防衛課は今回の徴兵犯罪者が4人と少ないことに危機感を覚えていた。

今回人間を捕食する個体が1頭ならまだいいがもし複数の個体が捕食するならとても犯罪者4名を犠牲にしても彼らの襲撃は収まらないだろう。


最悪北大門や外壁を破壊して都市内に侵入、市民を襲う前に防衛課が対応しなければならず少なからず負傷者と犠牲者が出ることになる。


0番地の都市防衛課は恥知らずといわれようが防衛課の犠牲を減らすために高額で象の群れを討伐・撃退する依頼を出した。頭の足りない狩人が一度受ければ無理にでも前面に出てもらい、金を代わりにしてその命で象を満足させてもらうつもりなのだ。




-*-


「うぉえ~~~~~」


北大門近辺を狩場として16日を過ぎた頃、順調に指輪リング更新条件の買取価格クリア日数を消化していた俺たちだが7/17になって緊急警報が発令された。

 曰く、ゾウがやってくる命が惜しいなら狩りに出るのは止めておけ、と


俺はゾウと聞いて動物園を思い出し、暴走したゾウだから危ないんだろうとパーティーと共に外壁の上から様子を窺っていた。

以前に外壁修理の仕事をしていたところは高さが4メイトほどだったがこの0番地域は北大門があるせいか5メイトほどとやや高い。


俺は失念していた。こっちのウシがあんなのだったことを、こっちのゾウがあっちの世界のゾウと同じとは限らないことを。


確かに鼻は長かった。しかしなんだあの巨体は?尻尾を伸ばしたバチカーよりも更に長く、体高はこの外壁の高さに届こうかというほど。

牙もでかいし体の表面に金属を纏っているように見えて、受けた印象は戦車そのものだ。 こんなもんが本気で外壁に突進したら終わりじゃないか?と思う。俺たちのパーティーは源力の大量消費により3級程度の巨獣はおそれを感じないがさすがにコレは3級とは違いすぎる。そもそも数人でどうこうできる質量の存在ではない。


そしてあっちでもこっちの俺でも初めて見た「人が食われる」ところ、俺は外壁から外に向かって嘔吐していた。 ところが他の見物の狩人は顔はしかめていても俺のように吐いてはいない。


「ああ、そうかカイルはポーターで入ったからな。・・・」


「どういうごどだ?」


「ウチらみたいな異法士の狩人は狩人のイロハを教わる研修時にこれを見るんやわ、初めて見たときにパニックにならんようにってな」


すげえんだな、狩人養成所って。 まあ確かにコレが大森林の中なら俺は危機的な状態になってるな。

カイルとしてならまだいいんだが日本あっちの一樹としての意識が「人が喰われる」ってことに猛烈な忌避感を感じてる。しばらく肉は食いたくなくなった。


やつらはその後引き返していった。これで終わりかは分からないが防衛課によるとおそらく明日も来るだろうとのこと。 今日引き上げたのは気温が高くなってきたからで彼らは普段大森林にいて日陰で暮らしているがこの緩衝地帯のように影がないと体表の金属が部分に日差しがあたり加熱するため日陰に避難したのだろうと言っていた。


そして様子を窺っていた狩人たちに依頼が張り出してあるので帰りに見ていって欲しいと上官のような人が言っていた。


『ゾウの撃退・討伐を引き受けるものあれば以下の仕事料にて雇う用意あり』


それを見た、いや先にゾウによる蹂躙の様を見たものたちは命を金のために散らせる必要はないと仕事を受ける意思はなさそうだった。全員がその場をさり、依頼より先にゾウの強さを見せることになってしまった失態に肩を落とす0番地区の防衛課の責任者。

 

 しかし俺は周りに誰もいなくなったことを見計らい、1人で話しかけた。


「すみません。これは討伐の必要はなく、撃退でもいいということでしょうか?」


「ん? 君は1人だけか?狩人パーティーの代表者なのか?・・・ まあ誰でもいい、我々防衛課でも群れで行動するあいつらを纏めて討伐するのは不可能なんだ。これまでもな。1頭だけならともかく群れで行動してるのがやつらが一級になってる原因でもある。ほかの一級なら討伐ができるだけまだかわいいもんだ、俺たちは防衛課にいながらできるのは奴らが徴兵者を食って満足して大森林の奥に帰って行くのを祈るだけだ。」


「そちらの嘆きはわかりますが、先ほどの返答にはなってません。奴らを殺さずに外壁から撃退するだけでもこの依頼料はいただけるのですか?」


「討伐でも撃退でも構わん、もう徴兵者はいないんだ。明日の朝にまたやつらが来れば俺たちが死を持って挑むか、防げなければ都市内に侵入され市民に犠牲者がでる。」


「俺にはやつらを撃退する案があります。ただそれをしてもいいですが責任者の貴方に条件を飲んでいただきたい。」


「本当に撃退が可能なのか?やつらに異法が聞かないということは無いが一頭に対して戦っている間に群れのほかの個体から攻撃されるだけだぞ?」


「構いません。こちらの条件はもし撃退ができたならこの成果を買取課の規定報酬の件数として俺のチームにカウントしていただくこと、そして撃退の準備として数人防衛課から手伝いをしていただきたいということ、今から教える撃退のための道具を性急に準備していただくこと、そしてこの方法が有効であったなら以後同じ方法を使うなら今回の依頼料の1/4の金額を俺に払っていただきたい。」


「・・・ずいぶんと欲張りだな?」


「いいんですよ?断っていただいても。 俺たち狩人は別のところに移るだけですし。」


「本当に有効なのか?」


「有効であったなら?って断ってます。ですけど奴らが息を吸って生きる生物である以上は効くでしょうね。」


「よかろう! すぐに必要なものを言いたまえ!早急に対処する。」


-*-


「ってことでゾウさんを撃退します。」


昼ごはんを食べるために午後の酒場にいた俺以外のパーティーメンバーは顎が外れてるように口をあけた。アッシャーに至っては細目を見開いていたため埴輪のようだ。


まず我に返ったニミヤがいう。


「おいおい・・・嘔吐しててアレを見てないとは言わせんぞ!」


「もちろん見たぜ。」


「カイル、さすがにあなたのことは信頼してるけど無茶としか言えないわよ?私達の異法が例えこれまでより格段に進歩したと言ってもアレには通用しないわ? いえ相手が1頭だけなら勝算もあるでしょうけどあの「群れ」が相手なのよ?」


「ああ!」


「マジかよ?俺は遠慮するぜ どうやっても生き残れる気がしない。・・・」


「もちろん不可!(ニッコリ)」


「あんな?カイル、ウチに無断で仕事を取ったことに怒ってるわけとちゃうけどどう考えても無理やで! あんたの力でもあいつの首を捻れるとは思えへん!」


「だろうな。(そらそうだ俺の今の最大の重複化は8倍、つまり8人力だ。力のベクトルが完全に同じなだけ普通に八人で力をあわせるよりも強力だろうけどアレとは生き物としての大きさが違いすぎる。)」


最後にホーヅが口を開く。

「どうやる?」


「いまから説明する。メインでやってもらうのはニミヤだ。コントロールと風の強さと扱いには期待してるぜ。 撃退方法はな・・・」



その後 都市防衛課0番地区に顔を出し、頼んでいたものが入手できてたことを確認し、防衛課のみなさんに「汗と涙」をたっぷりとかいてもらってあるものができた。それを夜のうちに外壁上の通路に運んでもらい、俺たちはその日の夜は自宅に帰らずに朝を待っていた。


朝靄が残る都市と大森林の間の緩衝地帯、明るくなってすぐに地響きを響かせてやはりゾウはやってきた。昨日の徴兵者を食っただけでは足りなかったようだ。


外壁でなく北大門に向かって歩いてくる群れに対して、城壁にいるのは俺たちのパーティーとその効果を確認してもらうための0番地区担当の上官。

ほかの防衛課の面々もいるが見学の狩人はいない。 もしニミヤのコントロール以外に自然の風が吹いた場合にえらいことになるため見学はやめてもらった。


やつらが外壁まで10メイトほどまで近づいた時に、俺は外壁上部から3つの樽を下にぶちまけた。

あとはニミヤにお任せで タミーとアマザは既に奴らの後方に源力を流して土の支配に取り掛かっている。

樽から撒かれた赤い粉末はニミヤの風に踊り地面に落ちる前に舞い上がる。

そして赤い霧となって向かうのはゾウの顔面だ。


集める材料を見て撃退が半信半疑だった防衛課上官の前でゾウの群れは雄たけびを上げ、落ち着き無く無秩序に歩き回り、走り回る。

それでも赤い風はやつらを追い立てる。やつらの呼吸は刺激で荒くなり、運動で荒くなり、その荒い呼吸で更に赤い風を吸い込み、またも刺激は強くなる悪循環。 そして目は刺激で開けていられず涙が止まらない。


そう、用意してもらったのは大量の唐辛子だ。

高地とはいえさすが熱帯だけあってこういった香辛料は大森林にもあった。現在は都市内で栽培されているために大量入手も可能なのだ。


俺はTVで唐辛子スプレーがヒグマやライオンにすら有効であると言っていたのを思い出し、単に吹き付けるのではなく、風の異法で徹底的に追いかけまわして皮膚に付け、目に入れて、鼻の粘膜になすりつけ、気道の繊毛に引っ付けてもらった。


確かに俺たちの異法は通じないだろう、その膂力に対し当たったら死ぬだろう。でも何も勝ち目が無い相手と真正面から戦う必要などない。

それにやつらは年輪都市ができる前からここにいたんだ、別に人を喰わないと繁殖できないわけじゃない。 人を喰うなら割りに合わない思いをすることを思い知っていただくことにしたわけだ。


異法も武器も使わず、調味料で奴らを苦しめている様を見て上官は目を見開いて口をあけている。 そんな顔してると後でひどい目にあうと思うがこっちも次の指示があるのでかまっていられない。


「よし、次、アッシャー、ホーヅ出番だぜ?」


「了解」「分かった」


彼らの前には樽が2つずつ。 中身は赤い液体が入ってる。

これまた昨日から防衛課の面々が涙を流して作ってくれた唐辛子の辛味成分を油に抽出したもの、つまり濃~~いラー油である。

水ではないが流体なら水の異法士は支配ができる。 二人にはそれぞれ樽 二つ分のラー油を支配してもらい、外壁からゾウの元へ赤い液体は向かって行く。

確かにやつらの外皮は厚い、しわの凸部分は金属により強化されている。しかししわの凹部分は柔らかいのだ その部分にコレが流れたら?そして鼻の穴に、目に、口に、外皮が柔らかい腹にこれが薄くとも膜を貼ったらどうなるか?


「よし、そろそろタミーとアマザは準備はいいか?」


「この距離だし強化もなしで単なる土壁でいいのね?」


「そうそう、どうせ奴らは目もうまく見えてないし、正常に判断できないよ。」


アッシャーとホーヅがそれぞれの支配したラー油をゾウに塗っていく、赤い血を流したようになったやつらは更に大きな声を上げ、走るのをやめて地面に体をこすりつけ始める。しかし動きを止めたらニミヤの赤い風の的だ。


奴らは逃げようとして方向転換を始める。しかしそこにあるのはタミーとアマザが作った薄いがやつらの体高よりも高い壁。実はこの距離でこれほどの壁を作るのはかなりのもので普通なら二人のような10代の異法士にできるような真似ではないのだが今月に入っての特訓兼狩りが効いている。


涙で目が見えない、体の中も外も刺激で耐えられなくてパニック状態、そんな彼らの前に現れた壁は壊せるものでなく避けるものと認識して大森林への逃亡を足止めされる。 その壁に跳ね返りニミヤの赤い風は更に彼らを追い立てる。


ついには数頭へたり込んでしまうものも出たが執拗にニミヤに唐辛子旋風を浴びせさせる。


「おい、君。今なら奴らを撃退どころか討伐できるんじゃないのかね!」


「あの中に突っ込んだらもれなくゾウと同じようにのた打ち回ることになりますが?」


「うぬ・・・」


「まあ、いいじゃないですか。特に高額な素材として依頼が出てるわけでもなし、一級を狩ったからって手に入るのは名誉くらいでしょ? 金なら三級を安全に確実に狩る方が儲かりますので。」


そういってひたすら唐辛子旋風とラー油攻撃を続けさせて、とうとう全頭がへたり込んだところで昼となった。 そのため彼らはその体の金属部分が日に焼け、苦しみだす。


俺はもうメンバーに追撃と壁での進路妨害は止めさせた。

回復してきたらまた襲ってくることを考えてまだ樽は1つずつ用意してあるが・・・

温度が下がり始めた夕刻になって彼らは大森林に戻っていった。


ちなみに予備の樽を1つづつ残した状態で翌朝も張っていたのだが彼らは現れることは無かった。

やはり痛い目をみて割りに合わないと思ってくれたのだろう。少なくとも彼らの体、のど、目などを水で洗い流すため川か湖があるところまでは帰っていったと思われる。


念のため翌々日も待機していたが現れなかったことでようやく上官は撃退と認め、俺が出した条件を飲んでくれた。

ただその交渉をしたのが俺だっため、買取課への実績として申告するために俺自身が行く必要が生じたが中央買取場ではないので安心したのが間違いだった。 

中央の買取課職員から情報が回っていたようでまたも女性職員に閉じ込められる事態となった。買取の素材に対してだけでなく、巨獣に対しても目端が利くことがバレてしまい、なお拘束が強くなり、今度はタミーに貞操の危機とSOSを頼んだ。 

念話を受けてやってきたタミーの顔が般若と化していたため割とすぐに解放してくれたのだが俺も怖かった。



1メイト=1メートル

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