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第四話 「神の使命」

ーー俺の死体。


目の前に首だけが切断されている死体を見てしまった俺は慣れてしまったのか前のように吐き気を感じたり悲鳴を上げることはなかった。


しかし、何とも言えない気持ち悪さが俺を襲い、涙が溢れ出す。

そして俺はこの死体を見て前にここでパン屋の店員をからかい、首を切られて殺された記憶を取り戻した。


「はぁはあぁ...はぁ、、ぐすぅっ」


ーー「え!?ほんとにどうしちゃったの?」


神である少女は俺を心配してくれる。涙をダラダラと流している俺の姿なんか見せて情けなさを感じた。


神もその死体の顔を見る。すると、神は杖を取り出し

俺は死体を成仏でもさせたいのか?それとも何か別の意味なのか?と思っている隙に神は叩いて俺の死体と近くに落ちていた俺のと似ているノートを一緒に消した。


「は!?お前今何で消したんだ!?」


ーー「いや、、成仏させただけだよ。」


「成仏?何を成仏したんだ?」


ーー「まあここに遺体があったらそれを成仏させたんだよ」


「なるほど、なら当たり前か。神様だもんな」


ーー「うん」


神は安堵したような声で言った。俺の服はなんなのか水とネバネバしたもので手の袖元などが濡れていた。


自分の顔に違和感を感じ、手で触ってみると泣いていた。そこで水とネバネバしたようなものは自分の涙と鼻水だと気づく。


「何で俺泣いてるんだ...?」


ーー「さあね」


神の返事はそっけなかった。それより自分が何で泣いていたのか気になって仕方がなかった。

気づけば涙は止まっていたし、何だか絶対に忘れちゃいけないようなことを忘れたような気がした。


俺は「とても怖い」という言葉でも表せないほどの

恐怖感を感じてしまい、この場所からできるだけ離れなければと咄嗟に走り出してしまった。


ーーーーーうしろから神の声が聞こえる。


ーー「おーーい!どこいくんだ!?」


「うぅるせぇ!!!!!」


俺は問いにちゃんと答える暇がなかったので神である少女に向かってとんでもない口を聞いてしまった。


神の声が遠ざかっていく。俺の足は止まらず動き続ける。

そして、急に空が光ったかと思うとあの神の少女が

空に向かって上昇している。


俺がいきなり走り出したもんだから行方が気になったのか焦って空高くから周りをキョロキョロしている。

一瞬足を止めそうになったが、1人になりたかったのと早く足を動かさないと。

  という変な勘を優先して見つからないように俺はパン屋の近くのベンチまで走り出し、その路地裏の道を一直線にとにかく走りまくった。


数分後、一直線の道を進んできた俺は疲れたのかついに足を止める。


「はぁはぁはぁ、、、疲れたぁぁ」


心拍数が高まる。息切れしてるのに呼吸の仕方を忘れそうになる。まあこれは高校に通ってた頃からよくあることだった。しかし、安堵したのも束の間。


疲れた顔を地面に見せると古びたノートとペンが落ちていた


「え...?俺のペンと.....日記帳?」


たまたま俺が使っているノートとたまたま俺と同じペンをセットで使っている人が落としたのかと思った。


拾おうとするとノートに血が染み込んでいるのが目に見え、俺が踏んでいるこの地面も血だらけであることがわかった。


「え...これ人の血....だよな?」


血だらけの地面にポツンと落ちてあるノートとペン。

周りを見渡しても死体などは見当たらなかった。

俺はノートを手に取り、中身を見てしまう。

そこにはこう書いてあった。


4月10日

名前はライト

英単語勉強しまくれば特殊能力が強化される。


俺は内容を見て自分の持ち歩いていたノートと比べた

何とも言えない気持ち悪さが俺を襲った。


「何で俺と全くおんなじ内容なんだ?」


ここに来る前に神が遺体を成仏させたと言って気づけば涙を流していたり、忘れちゃいけない記憶を忘れたような経験をしたはずなのだがこの日記を見ても涙は出ないし記憶を失った感覚もなかった。


もしかすると俺は誰かの遺体を見ることでなんらかの大事な記憶が蘇るのかもしれない。


 それと同時にライトのことを思い出した。あの時は犬のようなバケモノに左腕を食われていて日記に書いてあった内容をまとめる暇がなかった。


今まとめてみるとおそらく俺に特殊能力のヒントを教えてくれたのだと思う。けど何で殺そうとしてきたんだ?


「待てよ...もしそうなら何で神は成仏させたんだ?」


自分でひとりごとを言っても何を言ってるのか分からなかった。

成仏させたのはその人を天国で幸せになってくださいと思ったからなのが普通だ。


神に俺の勝手な思考で変な疑いをかけようとしてしまったが、俺は心の中で謝った。


ーーーーーそれよりこのノートだ。


俺とおんなじ内容でしかも日記がわりに使われている。ペンの形も一緒だ。俺は試しにそのペンを使って日記に「あ」と書こうとしたがシャー芯が折れた。


「え...?力入れすぎたのか?」


俺のペン自体は0.5ミリ用だが、中にはいつも0.3のシャー芯を入れて使っていた。使っていたというか無理やり使っていたのだ。


なぜなら高校生活で俺はすごくというわけではないが裏でパシリや雑用として使われていた。授業が始まり、隣の席のやつが


ーー「うわ最悪ぅー。シャー芯折れたしもうない」


そう言いながら顔は笑っているが目が分かってんだろうなといわんばかりに俺の方を見る。


二度と思い出したくない顔だったが思い出してしまった。俺に拒否権はなく、逆らったら放課後集団で殴られることを知っていたので素直に使用率の高い0.5のシャー芯をあげていたのだ。


もちろんシャー芯は隣のやつだけではなく丸ごと貸してと言ってくるやつもいる。


返さないからねと平気でいってくるし、言わなくてもわかるだろという圧が暗黙の了解のようになっていた。


そのため俺は名残惜しいが0.5のシャー芯は納め用と決めて、0.3のシャー芯をペンに入れて使うことにした。その日から0.5のシャー芯を取られても何も感じなくなってしまっていた。


もしかすると0.3のシャー芯をねだってくる可能性も考慮し、ペンの中に5本は常備していた。


そして今使ったペンは0.5のシャー芯が入っているのが普通なため、俺はいつもより力を入れても大丈夫だと思い、書いてみると案の定折れた。


「0.5ってこんな力に弱かったっけ」


嫌な予感がした。

俺は「なわけない」と思い、ペンの消しゴムを外して中身を手のひらに出した。そこから5本のシャー芯が出てきた。


「は?...なんで」


持ち歩いていた筆箱の中から納め用の0.5シャー芯と太さを比べてみると今使ったペンのシャー芯のほうが細かった。


「このペンは俺のだ!!」


確信してしまった。怖がるわけでもなく、悲鳴を上げるわけでもなく、ただ冷静にこのペンは自分の物だと口に出してしまった。


すると後ろからさっきの神が俺を見つけたのかこちらに向けて歩いてくる。


ーー「いやぁー良かったやっとみつけたよ」


「俺の...ペン!!!」


ーー「そのノートとペン...」


不穏な空気が流れる。


俺は、神の言葉を耳に入れるよしもなくスマホの時刻を確認する。


ーーーーー23時40分 神が狂いだす








































※今話の説明内容が難しいかもしれません。

5000文字書いたのですが半分くらいでわけようとペーストしたつもりがカットを多分押しました。なので本当は

5000文字の4話でしたが、次の5話に続きをまた一から原稿を書き直します。応援よろしくお願いします...けど絶対たのしませます

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