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75 皆、褒められると伸びるタイプなんだよ

おはようございます


色んな人に会うから失礼のない格好しなきゃね


今日はこの下着かな


お、これ結構良いかも


ネックレスは要らんか


指輪はしたいな


二ビア「おはよう、朝ごはん食べに行ける?」


『おはよう、行けるよ』


こんなもんでしょ


『行こっか。あ、今日の下着、かなり良いかも』


二ビア「分かった、お風呂の時に少し見てもいい?」


『いいよ』


どんな人が来るんだろ


かなりドキドキする


カタル「おはよ」


サヒル「おはようございます、サナさん」


ルーク「おはよう、サナ」


『皆さん、おはようございます』


二ビア「朝の間は昼からの打ち合わせになってる」


『分かった』


カタル「昼からはルークも居るから安全だよ」


それはどっちの意味ですかい


『どんな人が来るのか期待半分、心配半分ですね』


カタル「そんな心配しなくていいよ、俺とサヒルとで考えたんだし」


あー、なんか前に、カタルさんたちは、見る目がある〜見たいの聞いたことあるな


『助かります』


サヒル「サナさんの今日の格好も、美しいですよ」


これ、どう返すのが正解?


『ありがとうございます(?)』


うん、私の中での正解はこれだわ


カタル「返事しなくていいのに(笑)」


『褒められたら、誰でも嬉しくないですか?』


カタル「いやまぁ、そうだけどさ」


なんでサヒルさんが、ちょっと驚いた顔になってるんですか


ルーク「警備に行ってくる」


『行ってらっしゃい、ルークさん』


ルーク「あぁ」


忙しいんだな、ルークさんって


カタル「ほんっとさぁ」


サヒル「まぁまぁ、それで、今日はどういう流れですか?」


何事も無いように進むのね


カタル「一人一人、自己紹介と働くにあたっての希望を言ってもらうよ」


『22人も覚えられますかねぇ』


私、人の顔と名前覚えるのが大の苦手なのよ


イケおじはともかくとして


カタル「最初から全員覚えて、とは言わないよ、紙に名前と年齢、性別、働く希望は書いてあるし、一応会う毎に名前を言うように言ってるから」


『ありがとうございます』


サヒル「1ヶ月もすれば覚えられるのでは無いですかね?」


『うーん、私、人の名前とか覚えるの苦手なんですよ』


高校のクラスメイトなんて1年で、半分覚えとけば良い方だからね?


カタル「まぁ、毎月サナちゃんと二ビアが、休みの日にそれぞれ他の人たちと会って、働き方について話す機会を作らなきゃいけないから、大丈夫だよ」


『そうなんですか』


意見を聞いて、もっと働きやすくするって感じか


カタル「だから、いつかは覚えるよ」


ざっくりぃー


『元々兵士だった方も居るんですよね?凄いですよね、料理が出来るって』


サヒル「そうですね、争いが終わってからしばらくは、侍女を雇っても間者ではないか、と料理は任せてませんでしたから、兵士にやって貰ってたんですよ」


『争いが終わっても、色々あったんですね』


カタル「まぁ、ここ数年で侍女ちゃんたちの活躍の場が、広がったって感じかな」


数年って早いよなぁ


『なにかきっかけって、あったんですか?』


カタル「それがさ、ミハラ国王が侍女に料理させて、毒味も通さずに食べたんだよね、そっからもう、怒涛の勢いで侍女の仕事増えたんだよ」


『凄いですね』


度胸あるなぁ、国王は


カタル「俺だったら真似出来ないよ」


『ミハラ国王だからこそ、出来たんだと思いますよ』


誰だって、食べたら死ぬかもしれないってなったら、食べないよね


サヒル「それも、ソルヤ王国の経済状況を1人に任せるなんて、昔では考えられませんでしたよ」


そんなに1人に任せたら危ないのかなぁ


『1人だけだと、まずいんですか?』


カタル「まぁね、信用出来る人だとしても、万が一…いや、億が一にも間者の場合ってあるでしょ?それに、経済って色んな人の意見を聞かないと、成り立たないから」


『だからカタルさんなんですね』


カタル「え、なに?いきなり?」


『だってカタルさんって、色んな街の人の意見を聞いて、自分の意見だけじゃなく、違う意見の人の話も聞いて、ある程度の道筋を立てられるじゃないですか』


カタル「なるほどねぇ、ありがと!サナちゃんが朝言ってたの、分かるよ」


ん?


なんか噛み合ってなくない?


『朝ですか?』


カタル「そ、褒められるのって嬉しいね」


『そりゃそうですよ、何歳になっても、褒められるのは嬉しいんですよ、大人になってから、褒められないのはおかしいと思うんです』


カタル「面白い考えだねぇ、もうサナちゃんの頭の中だけで、面白い本が書けそうじゃない?」


なんでよ


私ってそんなに変なん?


『えぇ』


カタル「そんな嫌そうな顔しないでよ(笑)」


するに決まっとるやん


サヒル「話を戻しましょうか、それで、会って全員が自己紹介をした後は、サナさんと二ビアさんの質問の時間となります」


『もう、料理を教える日付は言ってあるんですか?』


サヒル「はい、ですが、いつお店に出て見学するかは、決まってないので、この時間に希望を聞いて決めたら良いと思いますよ」


『分かりました』


なんか、普通じゃない?


サヒルさん何もしてこない


ちょっと拍子抜け?いや、いいんだけどさ


二ビア「昼食の用意してきます」


『はい』


カタル「そろそろ、ルークも戻ってくるでしょ、今日は近くの警備だし」


『警備にも範囲があるんですか?』


カタル「うん、ソルヤ王国の街を宮殿から右、真ん中、左で分けて、その3つと山の中の合計4箇所あるんだけど、警備の時はそのどこかが、割り当てられてるからね」


『じゃぁ、警備の時は4人出ているってことですか?』


カタル「そういう事」


ちゃんと範囲決めてるんだ


そりゃ1人でソルヤ王国全部とか無理だもんね


ルーク「戻った」


カタル「おかえり」


サヒル「おかえりなさい」


『おかえりなさい、ルークさん』


ルーク「ああ」


サヒル「サナさんは、人たらしですよね」


なに!?唐突に


『何でですか?』


サヒル「無意識に人を褒めてますから」


『褒め言葉として受け取ります』


褒められてる?


でも、場の空気凍ってるよ?


カタル「褒めてるんだからね〜」


なんか乗っかってきたし


ルーク「そうか」


ちょっと眉間に皺寄ってますよルークさん


二ビア「どうぞ」


カタル「ありがと、二ビア」


なんでルークさんが戻ってきたらこうなるのぉ!


あれか?見せつけたれ精神?


サヒルさんって腹黒だもん


それくらいしそう


やば、女子の闇を日本で見てきたからか、私も性格悪くなってきてない?


相手を嫌っちゃダメだよ〜私ぃー!


『食べましょうか』


二ビア「そうだね」


この空気に耐えられないわ

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