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68 雇う側って何を考えてるんだろ

サヒル「それで、ルークさんと何を話されてたんですか?」


家の事ってあんまり話したら良くない……よね?


『お店が順調で、人手が足りないくらいって話してました』


サヒル「それでこのお話なんですね」


『はい』


他は聞かないでください


私が悶えてしまうから


二ビア「紙持ってきたよ」


『ありがとう』


めっちゃ助かった


女神!


カタル「持ってきたよ〜」


『はい』


カタル「じゃ、まずは1枚いくらで売ってるの?」


『5トーラムですね』


カタル「安っ」


みんなに言われるなぁ


カタル「1枚5トーラム、一日100枚だから500トーラムの売上、19日で9500トーラムね」


9500って多いなぁ


カタル「1ヶ月8000トーラムの材料費かぁ」


『そう考えると難しいですね』


サヒル「宮殿の材料なのでかなり高級なものを使ってますから、材料を変えれば安くなります」


『そうなんですね』


カタル「そうだね、まぁある程度の質があるなら1ヶ月5000トーラムの材料費になるかな?」


んーと、そしたら?


私の給料が4500トーラム!?


それなら2人雇えば私と雇った2人の給料は3等分して1500トーラムか


それがいいかも


『あの、5000トーラムの仕入れで、あと2人雇って、給与は一人1500トーラムって言うのはどうですか?』


カタル「うん、それならかなりの人が来そうだね、ソルヤ王国の給料は800~1000くらいだし」


そっか、それなら面接とかあるのかな


あ、人雇うなら教えなきゃだ、詳しくレシピ作んなきゃ


サヒル「ええ、人材はある程度こちらで絞れますが、サナさんはどうします?」


『料理ができる人、2日仕事、2日休みで大丈夫な人ですかね?私と雇った1人で2日、もう1人と二ビアちゃんで2日……ってどうですかね?』


カタル「そしたら1ヶ月丸々開けれるかな」


あ、なら1ヶ月いくらの売上だ?


30日として一万五千トーラム…


うーん、それを÷3したら……あー、かなり多いなぁ


あ、でも材料費を今のままにしたら?


一人2333トーラム……多いわ


ん?二ビアちゃんを侍女の給料ではなく、こちらに入れたら?


1750トーラムか、ありかも


『あの、材料費そのままで、2人雇って毎日30日開けて、二ビアちゃんの給料をこちらにしたら、一人1750トーラムの給料なんですよ』


カタル「うん、それいいかもね、二ビアは?」


二ビア「私は良いけど…材料費とか大丈夫なの?」


『うん、5トーラムを100枚売るから一日500トーラムの売上、それを30日だから15000トーラム、そこから材料費8000を引いて7000トーラム、4等分したら1750トーラムだよ』


カタル「サナちゃんって案外計算強いの?」


案外ってなんだろ


『全然ですよ、頭の中で必死でやりました(笑)』


カタル「そう、でもそれアリだね」


『ありがとうございます』


サヒル「先程の条件以外で人材は何か要件ありますか?」


えーっと何かある?


『無いですけど、人が多いのであれば、材料費を5000トーラムにして、4人雇うと一人1ヶ月1666トーラムですね』


サヒル「なるほど、かなり良い条件なので人は集まりますね」


『んー、4人雇うと最初は一日3人で回して、慣れたら一日2人、その後その人たちは2日休みで、一日仕事……ですかね?』


カタル「さらに良い条件になっちゃったよ、それならさ、一日に売る量増やしてもっと雇ったら、一日中夜中も開けられるんじゃない?夕方は夜ご飯の後の客とか、夜中は大体巡夜さんとか、警備の人とか看師の人が来ると思うよ」


あー、なるほど


材料費5000の倍として1日200枚としよう


5を200売るでしょ?それを30日でしょ?


10人雇うと一人2000トーラムなるね


『えーと、そしたら14人雇っても一人1250トーラムですねぇ、それで昼3人夜1人で一日行ったら2日休みのローテーション行けますね』


カタル「一気に増えたねぇ、なら材料費を5000のに変えてそれを倍にする、人は14人雇う、二ビアの給与はそっちに移す…ってことでいい?」


『はい』


考えるのって疲れるねぇ


カタル「今月はこのままで行くね、次の次2人の休みまでに人は集まるから考えとくよ」


『ありがとうございます』


かなり良い結果になったかな?


『雇う前に料理を教える時間が必要なので、宮殿の厨房を休みの日にお借りしても良いですか?』


カタル「それは二ビアに聞くのが1番よ」


そっか


二ビア「いつ、どのくらいの時間使うかを報告と調整したら大丈夫」


『ありがとう!』


私数学ってか算数苦手だけど今頑張ってた!


よし!


二ビア「夜ご飯の用意するね」


『はい』


カタル「サナちゃん頭いいねー」


『ありがとうございます』


サヒル「ええ、人を雇う事はとても大変ですからね」


『あ、雇った人が病気になったりお店に出られない時は、私に連絡してくれれば私が出ると伝えてください、後年齢、性別は問いません』


サヒル「分かりました」


ルーク「戻った」


『おかえりなさい、ルークさん』


ルーク「あぁ」


カタル「いい話し合い出来たよ、サナちゃん頭良いし、雇われる側の気遣い出来るし」


うーん、褒め攻撃


ルーク「そうか」


二ビア「どうぞ」


『ありがとう』


サヒル「それで?サナさん、お昼は様子がおかしかったですが何かありましたか?」


うーん、聞かれたくない質問


『だ、誰にでも話したくないことってあると思います』


何も無い訳では無いけど…ね?


カタル「ま、サナちゃんの事だし二ビアに任せとけばなんとかなるよ」


二ビアちゃんに任せられない内容なのよー


カタル「明日明後日仕事だよね?」


『はい』


カタル「明日募集かけてみるけど、もしかしたら気になった人がお店に来るかもしれないから」


『分かりました』


どんな人来るんだろ


サヒル「待遇も給料も良く、人も多く雇うとの事なのでかなり期待できますよ」


『嬉しいです』


カタル「次の次、2人の休みに人を決めて、そのまた次の休みに料理を教える、その次の日から何人かずつ見学とか?」


12月18日に決めて12月21日に教えるのね


で、12月22日から3人ずつ


教えるのに7日

12/22 3人

12/23 3人 計6人

12/24 休み


12/25 3人計9人

12/26 3 人計12人

12/27 休み


12/28 2人計14人

12/29 通常営業年内最後

ってな感じかな


『分かりました、教えるのは3人ずつ、最後の日は2人教えますね』


カタル「はーい」


二ビア「お風呂行こっか、お皿下げてくる」


『うん、私も準備してくる』


うーん、この計画を紙に書いとこ


二ビア「お待たせ」


『これ、私の考えたこれからの計画だから目を通しておかしいなって所あったら言って欲しい』


二ビア「ありがとう!……うーん、良いと思うよ、次の休みはなにか予定ある?」


予定


『あ、ルークさんと買い物がある』


二ビア「ほほぅ…」


『あ、いや、デート?じゃなくて、その、ど…同棲する?みたいな話で…えーと』


あーもう!


二ビア「ルーク様が武尊になられたら、同棲する話してたの?」


『うん』


二ビア「それなら沢山買わなきゃね」


『そうだね』


あー、今頃あの唇のが蘇ってきたァ


てかあれが私のファーストキッス?


やば


二ビア「どうしたの?顔真っ赤だけど…あ、他にルーク様と何かあったのかな?」


なんて勘のいい…


『う……はい』


二ビア「何があったの?」


答えないと上がらせてくれないやつやん


『き……キスをしました』


二ビア「キャー!あのルーク様が!サナに!」


絶対今耳赤いわ


『うーーーー、そうだよぉ』


二ビア「どういう状況でそうなったの??」


『いやね、私がルークさんに《貰ってばかりだからお返しを》って言ったら《頂こう》ってそのまま…』


二ビア「最高だね!それでお昼の時上の空だったんだね!お返ししたの?」


『おかっ…無理!だって顔見れないしあれが初めてだし、ルークさん余裕そうだし…』


二ビア「じゃあ、次の休みのデートの時はお返ししよ!」


マジですか二ビアちゃん


『えっ』


二ビア「応援してる!」


『アリガトウ』


ひー、スパルタ


二ビア「じゃ上がろ?」


『うん』


あー、逆上せたわ、色んな意味で


二ビア「おやすみなさい!今日は良い日だったね!」


『もう!…おやすみなさい』


んーーーー!今日寝れる?


いや、寝らなやばい


ルーク「サナ、寝るところか?」


ンッッッ


『はい』


だから近いですって……え?


デコキス?


マジ?


ルーク「おやすみ、サナ」


『お…おやすみなさいです!』


うーーーーん


これダメだわ


寝れない


いや寝なきゃなのよ?でもさ、不意打ちデコチューは心臓止まるよ?


それも手を頬に添えられてたよ?


顔あっつ


明日からどういう顔したらいいの!


てか顔向けできない


耳も熱いし…


『ーーー!ずる過ぎない?』


なんであんなにサラッと出来るの?やばいよ?


考えるの止めた!もう心臓も頭も持たない!ねる!おやすみ!

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