65 え!?マジで!?
お昼時だとあんまり来ないな〜
女性5「あのー」
『はい!』
女性5「私向こうの通りで歌子をしてるんですけども、子どもたちにこの菓子を出したいんです。若い子たちが凄く話してて」
保育士さんね!
いいんだけど…どのくらい要るのかな?
『いいですけど、何枚くらい必要ですか?』
女性5「見た時の大きさから考えると…30枚程度」
さ…30枚
『作れますけど、いつまでにとかありますか?』
女性5「今から子どもたちがお昼ご飯なので、おやつの時間までに作って頂けますか?」
んーと、新しく材料混ぜる時間と焼く時間考えたらまぁ丁度にはなるけど
『そうですね、今から作れば丁度の時間になりますけど、運べますか?』
女性5「ありがとうございます!運ぶのは馬を用意して運びますので、お皿に1枚ずつ入れてください!」
そんなに運べるのかな?いや、馬何匹かかもしれない
『分かりました!えーと30枚なので、150トーラムです』
女性5「分かりました!…どうぞ、ありがとうございますね」
『いえ、早速作りますね』
女性5「はい、私も馬を用意します」
こりゃ大仕事だわ
『その前に1枚すぐに焼くので味見を』
女性5「その為に多く買ったんですよ(笑)」
あ、そうなんだ
女性5「まぁ先に1枚味見させていただきますね」
『はい!すぐ焼きます!』
味見してもらってる間に混ぜなきゃ
『どうぞ!』
女性5「ありがとう。……あら、これは美味しいわね、子どもたちも好きな味だと思います」
『良かったです!』
女性5「また来ますね」
『はい!』
おーし、混ぜてフワフワにしてっと
お昼は人来ないからこれに集中できるかな
おしゃー混ぜろーー!
あー、これ腕使うわ
鍛えられる!
腕痩せなるんじゃない?
あー、何とか混ざった?
あと、こっちも混ぜて
よし!焼く!
5枚焼けるからその間に他のお客さん用に混ぜなきゃ
やばい、右手鍛わる!
立ち仕事だしこれダイエットなるんじゃ?
よし、ひっくり返して
また混ぜる!
ホットケーキは混ぜる仕事だっ!
なんちてね
よし、5枚焼けたから皿に入れて…どこ置いとこ
女性5「馬の用意出来ました。出来上がりましたら荷物箱に入れてください、別の馬も用意してきますね」
ナイスタイミング!
『はい!ありがとうございます!』
おお、箱大きいな、中は段になってるのか
初めて見たわ
入れよ
おしゃー、焼けー!
焼きまくれー!
で、箱に入れまくれ!
あっつ
今冬なのにめっちゃ熱いわ
あと何枚?
あと半分!
女性5「この馬は一杯なので運びますね、残りはこの馬に入れてください」
『分かりました!』
あと10枚!
そして他のお客さんのものを混ぜるっ!
ラストスパートォ!
今だけお客さん来ないのナイスだと思う!
『終わりました!』
女性5「ありがとうございます!とても美味しかったですから、子どもたちも喜びます」
『いえ!ありがとうございました!』
いやー、やりがいあったわ
ん?
女性6「あの、これ1枚ください!」
女性7「私も1枚」
男性2「これ…2枚」
おお、まさか待っててくれた?
『はい!1枚5トーラムです!』
女性6「忙しそうで声掛けられなかったんですよ。でも凄く美味しそうな匂いしてて」
『すみません、歌子さんに多くご依頼があったので、今焼きますね』
良かった〜混ぜといて
女性6「5トーラム置いておきます!……どうぞ」
女性7「ありがとう、私も5トーラム置いておきますね」
『はい!』
男性2「これ、女の人しかダメとかありますか?」
『無いですよ!一人で2枚食べても、皆で食べても誰でも大丈夫ですよ!』
4枚焼けた!
男性2「あ、ありがとうございます!友人と食べます。あ、これ10トーラムです」
『はい!ありがとうございました!』
おぉ、良かった
また混ぜなきゃ
子ども2「ママ〜、僕病院頑張ったから何か食べたーい!」
母親「そうねー、頑張ったもんねー、何がいい?」
子ども2「あー!これおいしそう!」
あ、指さされた
うれし
母親「こんな店あったのねぇ…買う?」
子ども2「うん!」
母親「これ1枚ください」
『はい!5トーラムになります』
母親「安いわね」
『どうぞ!』
焼くの上手くなってるかも
母親「ありがとう、どうぞ」
『ありがとうございます!』
子ども2「おいしそー!一緒にたべよ!ママ!」
母親「そうね」
あー、嬉し
まって、てんてこ舞い舞い〜!
おやつの時間は人多いいい!
売り切れた
嬉しいんだけどめっちゃ疲れたわ
洗い物しよ
疲れたけどこれ楽しい!
人欲しいかも
混ぜる人と焼く人が欲しい
帰ったら言ってみようかなぁ
よし、洗い物終わり!
で、片付けして、材料は冷されてるからよし、お金よし
戸締りは……ん?
閂みたいな?この四角いのをズボってやるんだ
おぉ、初めて見た
えーっと?こう使うのかな
合ってた!
よし、暗くなる前に帰ろっと
良かった〜
二ビア「あっ」
あ、宮殿の前で二ビアちゃんが…みんな居る!
カタル「おかえり」
二ビア「おかえりなさい」
サヒル「おかえりなさい」
ルーク「おかえり」
『ただいま帰りました!』
ん?なんかカタルさんニヤニヤしてるけど
二ビア「夜ご飯運びます」
あ、行っちゃった
サヒル「私もお先に行きますね」
カタル「俺もー、また後でねーサナちゃん」
『あ、はい』
2人きりにさせようとしてたのか
ルーク「どうだったか?」
『最初は全くダメだったんですけど、お昼前から段々売れて、あ!歌子さんから30枚依頼もあったんです!』
ルーク「良かったな」
あ、これ頭ポンポンやん
うー、好き
『ありがとうございます。えと、ルークさんもお疲れ様です』
ルーク「あぁ」
カタル「お、きたきた」
二ビア「どうぞ」
『ありがとう』
カタル「ね、どうだった?」
『完売しました!』
カタル「凄いじゃん!」
どやー!(笑)
『あ、二ビアちゃん、途中で人手が足りないなって思ったんだけど、誰か手伝ってもらったりって出来る?』
二ビア「それなら私が行くよ。侍女の仕事もサナが居なくて少なかったから」
それなら嬉しいけどいいのかな?
カタル「んー、寂しいけど二ビアがそれでいいなら良いよ。その時間の給料は侍女の給料にするから」
『侍女の給料でいいんですか?』
カタル「うん、宮殿の侍女の給料ってかな〜り良いから、それに二ビアもサナのお店の給料を貰いにくいだろうし」
二ビア「そう」
そうなんだ
『ありがとうございます!』
カタル「いやー、面白かった」
?
『何かあったんですか?』
カタル「うん、ルークがさ、今日ソワソワソワソワしてるんだもん」
ルーク「…」
え、想像出来ない
サヒル「ええ、お昼ご飯の時なんて上の空でしたし」
『そうなんですね』
ルーク「……」
あ、逸らされた
二ビア「入ろっか?」
『うん』
バスボムもっと買っときゃよかった
あ、定休日とか設定してないや
『ねぇ二ビアちゃん、お店のお休みの日とかってどう決めてるのかな?』
二ビア「決まってないよ。休みたい時に休む、1ヶ月に働くのが19日越えない以外は無いから、1ヶ月に1日だけしか開けなくても良いんだよ」
そうなのか
『結構極端だね』
なら好きな時に休まなきゃなのか
休みって何時にしようかなぁ
二ビア「うん、今日一人だと忙しかった?」
『そうだね、混ぜるのと焼くのが大変だし、混ぜるのに時間が掛かるからね〜』
二ビア「そうなんだ、分かった!明日から頑張ろうね」
『うん!』
いやー、心強い助っ人やわ
二ビア「じゃあお休み」
『お休み〜』
あ、ルークさんだ
『ルークさん…心配してくれてたんですか?』
ルーク「……当たり前だろう」
『嬉しいです』
ルーク「まぁ、良さそうだから安心した」
素直に言ってくれるの嬉しいけど恥ずかしいのよ
『ありがとうございます』
ルーク「今日は身体を休めるといい、おやすみ、サナ」
『はい、おやすみなさい』
うーーーん!
疲れたぁ
おやすみなさい




