63 お店開くって結構大変なんだねぇ
カタル「じゃあまずは場所かな?」
『そうですね』
遠い場所はちょっとなぁ
カタル「この前行った大通りにいくつか空きのお店があるから設計図見せるからいい所あるかな?」
まって?初手あの通りなのか
厳しくない?
『売れない気が…』
サヒルさん「大丈夫ですよ、あの菓子、とても美味しかったですから」
『ありがとうございます』
うーん、どんな所なんだろ
『あ、ここは広くても食べる所がなくて、こっちは同じ大きさでも食べる場所があるんですね』
カタル「そうだね、お店の店員の数とか売る物の種類とかかな」
あー、そっか
ここは狭いけど場所結構人通り多そうなところだ
『うーん、まぁここですかね?』
カタル「狭いけど一人でやるの?」
『まぁ何とかできるかと』
サヒル「なにかお手伝い出来るのであれば、侍女も行かせますよ」
『ありがとうございます』
カタル「じゃあ、場所は決まったね、後は必要な物だけど…俺は専門じゃないから来てもらったよ」
二ビア「こちらになります」
専門の女性「ありがとうございます」
おお、綺麗な方、切れ目で…
あ、化粧してるから旦那さん居るのか
カタル「お願いしますね」
『お願いします!』
専門の女性「お願いします、作り方を見させて頂きました。まずは、1回に何人分作り、一日にどのくらいなら作れますかね?」
あー、この前は1回で5人分作ったけど卵とか軽いから20人分はいけるよね
『うーん、1回で20人分は作れると思います。一日では…最初は100人分としてみてもいいですか?』
どのくらい大変なのか分からないからなぁ
専門の女性「分かりました、あと売り方はどうされますか?」
お皿って使い捨てってあるのかな?
『使い捨てのお皿があれば使いたいです、無ければ…別の似た商品で紙を巻いて売ります』
クレープ…まぁ作ったことあるから良いしクリームもあるしハチミツもあるやろ?いけるかも
専門の女性「使い捨ての皿はありますよ。材料と必要物品のおおよそはこちらの値段になると思います。材料はひと月でこの値段です。看板は…この場所ですと小さいのでこの値段くらいですね」
えーっと?
9651トーラム
案外安い?
『これくらいですね、うーん、他にいるものってあります?』
専門の女性「洗い場の器具も入れると丁度1万トーラムですね」
おー、まぁ日本のお店出すよりは格安じゃない?
知らないけど
『ならそれでお願いします』
専門の女性「はい、機材の用意は今から行えば明日朝にはご用意できます。材料はお嬢様ご自身で交渉することになります」
私がやらなきゃなのか
え、出来る?
カタル「サナちゃんさえ良ければ宮殿に仕入れてる業者さん呼ぼうか?多分今日来るはずだし」
『お願いします!』
専門の女性「看板はどのように書きますか?」
あー、どうしよ
『うーん、《卵のホットケーキ》ですかねぇ』
専門の女性「ホット…ケーキ…?」
カタル「初めて聞いた」
あー、日本の言葉か
『名前はそれで、売りは《卵のフワフワとした甘い菓子》で売ります。若い女性を中心に売りたいかなぁと』
専門の女性「分かりました。紙はお渡しします。それでは失礼します」
『お願いします』
二ビア「こちらになります」
カタル「じゃあ、後は業者が来るまで手続きについて話すよ」
『はい』
手続きかぁ、難しそうな感じ
カタル「まずは、店をどこに、何を売るのか、人は何人で、どこに住んでるのかをこの紙に順に書いてくれない?」
え、もう準備してあるの?
えーと、どこって??
住所?
カタル「あ、さっきの場所は、ここの文字を写せばいいよ」
《ソルヤ大通り5扇》
おっけい!できた
次は何を売るのか
《卵の菓子》
人は私一人
住んでる所?え?
カタル「住んでる所は宮殿でいいよ」
『はい』
カタル「ありがと、食べ物の安全性は俺らが食べたから保証書は書けるね、あ、あと1ヶ月で働けるのは19日間だからね、それ以上はダメだよ」
『分かりました』
めっちゃホワイト過ぎない?
全世界こうなって
『ん?でもここの皆さんは毎日働いてますよね?』
カタル「うん、宮殿で働いてる人は何時でも言えば休めるよ、まぁそれでも市民より働いてるから給料は高いけどね」
『そうなんですね、働く時間って決まってますか?』
カタル「基本自由だけど、長くても日が昇って沈むまで、それか日が沈んで日が昇るまで」
『分かりました』
え、なにこれ
この国マジでホワイトだわ
カタル「課税は…毎月最初に5トーラムを頂くんだけど、その場所の担当税師がその前日に呼びかけるから次の日に言われた場所に持っていくといいよ」
税師に持っていくと…
サヒル「この紙に書いておけばいいですよ、どうぞ」
『ありがとうございます』
紙を取ってきてくれたんだ
カタル「あ、来たかな?」
業者「こんにちは、お話というのは?」
おお、まさに、呼ばれましたけどどうしました?感ある
カタル「うん、この子がお店を出したいって言ってるからこの材料を1月分でこの場所に用意できるかな?」
業者「お店に卸すんですね。この分ですとひと月7934トーラムですね、材料はあるので明日にでも卸せますけど?」
『うーん、明日から出来るんですか?』
カタル「うん、今から俺がこの紙出してミハラ国王が許可すれば明日からでもできるよ。まぁ許可するだろうね」
そんな軽いのね
『それなら…器具も用意できるようですし、お願いします』
業者「はい!じゃあ明日の朝置いておきますね」
『ありがとうございます』
なら明日の朝から行かなきゃね
カタル「まぁ機材も明日の朝には来るし良いかな」
業者「では用意するので失礼します」
『ありがとうございました』
色々あったなぁ
カタル「明日から大変だけど頑張ってね〜」
『頑張ります!』
二ビア「食事の用意できてます」
『はい!』
ルーク「戻った」
『お疲れ様でした』
サヒル「それにしてもいきなりですね?お店を開くとは」
まぁ確かに
『そうですね、まぁやってみようかなって』
二ビア「応援してる」
『ありがとう!』
うわー、緊張するけど頑張ろ
ルーク「サヒル、この後少し良いか?」
サヒル「ええ」
なんだろ
二ビア「お風呂行く?」
『うん、用意してくる』
二ビア「分かった」
あー、頭使ったわ〜
でも日本よりは工程が少ないのかな
二ビア「入ろっか」
『うん』
二ビア「明日から行くって?」
『うん、明日から始めようかな、お客さん来ないかもしれないけど、それも経験しとかないと』
二ビア「そっか、ルーク様とも会えなくなるね」
『あ…』
めっちゃ忘れてた
会えないのか
それはそれで寂しいな
『そうだね』
二ビア「朝ごはんと夜ご飯の時間を調整しよっか」
『うん、お願い』
せっかく付き合えたのに会えなくなっちゃうのか
二ビア「あの菓子、美味しかったから大丈夫だよ」
『ありがとう』
不安なの伝わっちゃったか
『そろそろ寝ようかな、明日から早くなるし』
二ビア「おやすみ」
『おやすみ』
ちょっと怖いな
いや、かなり怖い
ルーク「もう寝るのか」
あ、ルークさん
『はい、明日から早いので』
ルーク「…サナならやれる、大丈夫だ」
『ありがとうございます、ルークさんもおやすみなさい』
ルーク「おやすみ」
明日は買ったジジャ着けてこ
アクセは……不潔かなぁ、まぁやめとこうかな
髪は、1つ結びしよっかな
おやすみなさい〜




