59 やっべぇ、新しい言葉多くね?
仕事の本はこの辺かな
《火消し番の仕事》
《歌子の仕事》
《皮切りの仕事》
うわ、めっちゃ専門書がある
ひぇ
サヒル「そこは専門書が多いでしょう、こちらはまだ分かりやすいですよ」
『ありがとうございます』
《ソルヤ王国において就職争いの激しい職種》
お、これ面白そう
サヒル「読んでみますか?」
『はい』
サヒル「私もご一緒したいですね。こちらに机がありますよ」
『分かりました』
どの職業が人気なんだろ
でも倍率ってなら求人人数が少ない職種の方が高いのか
人気な職種なのかな?
あ、前者の方か
《宮殿看師は多くの女性に人気であるが、年に1人、新しく募集されれば良い方である》
看護師か
人気なんだな
サヒル「宮殿看師はあまり仕事が無い…というと言い方が良くないですが、争いが無くなり、訓練も安全性が高くなると人数も必要無くなってしまいますから。まぁ、間者の疑いも人が多くなると、ありますからね」
『そうなんですね。考えて人数を調節してるんですね』
サヒル「ええ」
《勤専勲は若い学問を極めたいという男性に人気である。勤専舎での学びを終えなければ資格はなく、毎年2名の受け入れであるため、非常に狭き門である》
『きんせんくん?』
サヒル「はい、分かりやすく言うと、ソルヤ王国の実状についてまとめる人ですね。勤専勲の中で国王にお声かけされたものが《勲従》となります」
『色々調べる人ですか、その《くんじゅう》ってどういう仕事ですか?』
サヒル「勲従は私ですね。先人たちの知識と今のソルヤ王国の現状からどのような事がソルヤ王国には必要なのか、ソルヤ王国をより良くするために国王に進言したりします。」
『サヒルさんって凄い方なんですね!』
私って知らない事ばっかりなんだなぁ
サヒル「ありがとうございます」
国王にお声かけされるって凄いな
他にも色々あるんだ
《ここからは理想の職種や地位を紹介します》
へー、理想の職種
どんなんだろ
やっぱりお金が絡むから医者とか?
《武尊は武を極め、国に貢献し、その技術を下の世代に教え終わった武人を言う。武尊は基本50歳以降で得られるものであり、家と安定した資金が約束される》
やっぱりお金だよね
大人になってからしか無いのもあるんだ
サヒル「あぁ、武尊は今度ルークさんがなられるのではないですかね」
『ルークさんが?あ、確かに武人ですし教えてますね』
サヒル「ええ、あと、ルークさんにはこの地位も与えられる予定です。ここの部分を読んでみてください」
ん?
《護装国は争いの中で国を護る事に貢献した退役する者に与えられる》
確かにルークさんに与えられそう
サヒル「でもルークさんは断るつもりですよ」
『なんでですか?』
こんな光栄なこと
サヒル「サナさん、サナさんも昨日報奨金があると聞いた時、断りましたよね?それと同じ理由が1つですね」
あー、なんか…自分なんてそんな
って感じの気持ちかな
『もう1つは…』
サヒル「ルークさんは、自分のやっている事に苦しんでたんだと思いますよ」
『苦しんでた?』
ルーク「そろそろ夕食だが…その話は俺の問題だ」
あ、ルークさん
夜ご飯持ってきてくれたんだ
サヒル「そうですね。では、私はルークさんが運んでくださった食事を受け取って上で食べますよ、それでは」
それは暗に2人で食べろと?
ルーク「そうだな」
『夕食にしますか』
ルーク「あぁ…サヒルが話していた事も話そう」
『はい』
何気にルークさんの深い話って初めてだな
『まずは食べてしまいましょうか』
ルーク「そうしよう」
どんな事があったんだろう
ルーク「いつか、サナの話も聞かせてくれ」
『そうですね』
私の話…か
争いとか聞くと私の悩みとかちっぽけなんだけどさ




