55 やっとか〜!
おはようございます?
私…寝てたよね
うん、寝てたね
いや、薄ら覚えてるのよ
『んー…』
なんか、一緒に頑張ろう的なの言った気がする
うん……うん?
なんか指に違和感?
ルーク「起きたか?」
『はい。おはようございます』
ルーク「おはよう」
指どっかぶつけた?
んんんん??
え?
『えーっと……?』
あの高い宇宙みたいな指輪が右の薬指にあるんだけど???
『なんで…?』
私買ってないよね?
諦めたもん
『えーと、ルークさん、私これ買ってないですよね?』
ルーク「そうだな」
ですよね?
ん?て事は?
『まさか…』
ルーク「…そういう事だ…」
……
『えええええ!?』
待ってよ
まさか今まで、両片想いだった!?
ルーク「…」
あ…えーと…どうしよ
ネックレス…あったよね
どこ入れたっけ
あ、床頭台のとこだ
あった!
『えっと…どうぞ』
うわーー!なんて言えばいいの!
こんな時の対応?反応?わかんないよ!
ルーク「…ありがとう」
これって…どっち?
『はい』
ルーク「着けてくれるか?」
『分かりました』
ルークさん身長高いから届かないや
あ
『ルークさん、私のベッドに座ってください』
ルーク「ああ」
で、私がベッドの上で高さ調節したらいいんだよ
うん
このネックレスってどう留めるんだっけ
あ、ここで、返しになってた
『じ…じゃあ着けますね』
ルーク「あぁ」
なんか…着けるだけなのに緊張する
結構ルークさんの髪の毛って柔らかいんだ
んー、ボタンとかもそうなんだけどね、人のを着けるって難しいね
『出来ました』
ルーク「あぁ…サナも…着けるか?」
『お願いします』
あー、待って
今何が起きてるの?
訳分からなくなってる
あ、ネックレス来た
着けるの難しいからなぁ
!?!?
えーっと、ルークさんの腕が私を包んでる?
ルーク「サナ」
み…耳元のイケおじボイスはダメだと思う
『はい』
ルーク「…好いている」
『…私もです』
嬉しい
ルークさんから言ってくれるなんて
ルーク「ありがとう」
あ、離れちゃった…
ルーク「サナはここで着替えるといい。着替えはここにあるようだ」
『はい』
これ夢…じゃないよね?
ってかルークさんいつから私のこと!?
え!?
まって、今頃顔あっつい!
現実味無いんですが?
ガチで?
ヤバ
あー、着替えなきゃ
これか
昨日の服よりはマシ
うん
というかこのバスローブより断然いい
で、ピアスっと
変じゃないよね?鏡、鏡
うん、大丈夫
あー、このネックレス
お揃い
変にドキドキするんだけど!?
てか出なきゃ怪しまれるよね
うわー
どんな顔したらいいん?
顔見れないよ
『お待たせしました〜』
ルーク「…似合っている」
うわっ早速褒め攻撃
『ありがとうございます』
ルークさんも着けて…るね
『ルークさんも似合ってます』
ルーク「ありがとう」
これぞ大人の余裕だよね
自分だけ子どもじゃん
いや、年の差考えたら子どもなんだろうけどね?
荷物は全部袋に入れてと
『行きますか?』
ルーク「そうだな」
さーて、二ビアちゃんたちは大丈夫かな?
『二ビアちゃん?準備できてる?』
二ビア「はい、今参ります」
いつもの二ビアちゃんだ!
出てきた出てきた
なんか吹っ切れたってかスッキリした感じ!
『なんか変わったね』
二ビア「ありがとう」
うん!
『笑顔の方が断然可愛い』
二ビア「うん」
カタル「行こっか〜」
『はい』
店主「お荷物はこちらで宮殿にお運びしますよ」
ルーク「助かる」
カタル「ありがとね〜」
なんか忘れてる
あ!
『カタルさん!ここのお金はカタルさんで全部払ってくださいよ!』
カタル「えー、そんなの無理〜。俺はお金貯めれないんだもん。ルークはお金貯めてるから給料から引いても問題無いし」
『えぇ…なんと横暴な…』
ルーク「カタル、やっていい事と悪い事の線引きはしろ」
カタル「なんでさ〜、ルークたち悪い思いした?」
それは…無かったけどさ
カタル「サナちゃん、良い思いしたんじゃない?それ着けてるし」
あ
ネックレスゥゥ
『そっ…それとこれとは別です!』
カタル「やっとくっ付いたか〜。ルークも奥手だよね〜。名前呼んで欲しいって言えないとかさ」
ん?そんな前から?
『そんな前のこと』
カタル「あ、そうそう、ルークってサナちゃんがここに来た時から気になってたっぽいよ。よそよそしかったもん」
『ええ!?』
そんな前から!?
カタル「俺らがルークに《好きなの?》って聞いた時にやっと自覚したみたいだけどさ〜」
え!
そうなんだ
『…俺…《ら》?』
カタル「うん、サヒルも」
『えぇ、サヒルさんも…』
全然分からなかった
今でもそんな素振り無いし
二ビア「宮殿に帰ってきました」
カタル「じゃ俺らは朝昼ご飯取ってくるから〜」
言い逃げ!
ルーク「…」
『…』
あんなの聞いたら気まずいやん
ルーク「何か、改善すべき事があったら言ってくれ。俺は、気が利く方ではないからな」
『はい』
これってさ、私も言ったがいいよね?
ルークさんだけ暴露大会とかダメよね?
『えっと、私は…その、私とルークさんとカタルさんとサヒルさんで食事した時、その時にあの、ルークさんが好きだなって気づいて、でも!多分その気持ちって初めて会った時からだったと思うんですよ』
伝わった?
てか何この暴露大会
ルークさん目を見てくれないし
ルーク「そ…うか」
カタル「そうだったんだね!」
『え!?いつの間に!てかどこから聞いてたんですか!?』
カタル「ルークが《何か改善すべき事が〜》ってとこから」
ほぼ初めから居たじゃん!
二ビア「どうぞ」
『ありがとう、じゃなくて!もー、なんで聞いてるんですか!』
カタル「いやー、面白いから」
『鬼ですね』
カタル「鬼のカタル、誕生!なんちゃって〜」
冗談じゃない
サヒル「あら、なんだか盛り上がってますね」
カタル「うん、やっとルークたちもくっ付いたし」
サヒル「それはそれは、良かったです」
このサヒルさんの笑顔も今では怖く感じるよ
サヒル「では、食べましょうか」
なんかこれからどうなるんやろ
恋愛も暮らしもなんだけどさ




