48 お願いだからやめてくれ
はいおはようございます
今日は何も考えない
何も考えずに行くぞ
あ、今日馬乗るか分からないからズボンかな
二ビア「おはようございます。炭を入れに参りました」
『どうぞ』
二ビア「今日はこちらの服装でお願い致します。こちらの耳の飾り物であれば子どもたちにも危険はありません」
ん?ワンピースだ
なら今日は馬に乗らないのかな?
『今日は馬に乗らないんですね』
二ビア「いえ、乗ります」
んんん?
『ええと』
二ビア「歌子の人たちはズボンを履きません。ですので本日はルーク様に抱えられて行くことになります」
は?絶対に後者が理由だよね?
絶対そうだよね?
『……』
二ビア「朝食の用意を致します。失礼致します」
『はい』
抱えてもらう?
お姫様抱っこ?
は?
うそぉ
この服着ないと強制的に着させられるよね
あー、マジか
なんでこうなった
行くかぁ
ってかカタルさん今日来ないな
二ビア「こちらになります」
『はい』
カタル「おはよー」
『おはようございます』
カタル「可愛いねぇ」
『…』
素直に喜べないわ
ルーク「おはよう」
『ルークさんもおはようございます』
二ビア「動く為髪の毛をまとめましょうか」
あ、そうだね
『髪の毛一つ結びですか?』
二ビア「いえ、お団子にしましょうか」
『お揃いですね!』
二ビア「そうなりますね」
どうやるんだろ
お団子ってあんまやった事無いんだよね
『お団子ってやった事ないんですよね~』
二ビア「お下げ致します。こちらをお使いください。ルーク様、お願い致します」
え?ルークさん?
ルーク「何故」
カタル「俺今から課税の話し合いあるから」
…白々しい!
ルーク「サナ、痛かったら言ってくれ」
『はい』
もーさー…
なんも言えんわ
うわ、ルークさんの手優しい
優しすぎてちょっとくすぐったい(笑)
『ふふふっ、少しくすぐったいです(笑)』
ルーク「…っ済まない」
意外と丁寧なんだ
ルーク「柔らかいな」
『そうですか?自分の髪ってよく分からないですけど良かったです』
あ、結ばってる感ある
『なんかすみません、ルークさんにこんな事やらせちゃって』
ルーク「いや、構わない」
あー、恥ずかし
ルーク「出来た」
おお、鏡見ても綺麗にお団子だ!
ポヨポヨしてる!
『ありがとうございます!』
二ビア「少し早いですが軽い昼食を用意してもらいました。食べられてから行かれてください」
『はい』
ルーク「ありがとう」
お、なんか…パンっぽい?
美味しそ
二ビア「馬を庭に連れてくるよう馬子に伝えておきました」
ルーク「助かる」
馬の世話する人もそりゃいるよね
ルーク「食べたら行くか」
『はい』
あ、ワンピースだから抱えられるのか…
腹くくれ
私
二ビア「歌子はこの服装が基本ですので、ルーク様、乗馬の際、お気をつけください」
ルーク「……」
めっちゃ見られてる
見てるよ
ルーク「分かった」
分かられたよ
分かられたくなかったよ
今なら歌子を断ってもいい気がする
でもソルヤ王国の歌子の人達に申し訳ないから言えないけどさ
それに私重いよね?
だって二ビアさんとかめっちゃスタイル良いもん
あー、マジかぁ
よし、覚悟しよう




