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17 凡人の寝巻きなんて需要なかろう

え…今日めっちゃ寒!外雪降ってるんじゃない?


外チラ見しよ


ちらっ……降ってるやん。それも少し積もってるやん


『寒むむむ』


さすがに火鉢だけだと頼りないよぅ


美人侍女さん「サナ様おはようございます。起きてらっしゃいますか?」


『おはようございますどうぞ入ってください!寒いでしょう!』


美人侍女さん「炭を焚べに来ました。失礼致します」


美人侍女さん相変わらずだけど絶対寒いよね?


『侍女さん、今日は侍女さんが服を選んでください!』


美人侍女さん「分かりました」


少しでも温まって欲しいんだもん


カタル「サナちゃん起きてる〜?」


カタルさんも部屋に来たみたい


『カタルさんおはようございます!寒いですからどうぞ入ってください!』


カタル「んー、まぁ失礼するよ」


あ、ルークさんも来てたんだ


カタル「おお寝巻き」


『すみませんお見苦しくて(笑)でも皆さんを寒い外で待たせる訳にも行きませんし』


カタル「やっさしい」


美人侍女さん「サナ様は今日この服が良いかと」


『ありがとうございます』


カタル「いつも選んでもらってるの?」


『いえ、今日は特に冷えるので侍女さんにも少しでも温まって頂けたらと……あ』


思惑言っちゃったわ


美人侍女さん「お気遣いありがとうございます」


カタル「サナちゃんって結構気遣いできるよね〜」


『そうだと嬉しいですね』


ルーク「今日は雪で足元が悪い、外での作業はこちらに任せておいて欲しい」


『何から何までありがとうございます!』


カタル「サヒルは、今日は寒いから本の管理の為に休んでるよ」


『本の管理ですか』


美人侍女さん「本は気温の変化に弱い…とサヒル様から伺った事があります」


『そうなんだ』


カタル「なんなら今日皆おやすみしちゃう?」


そんな緩くていいの?お偉いさんでしょう?


ルーク「訓練がある為休む訳にはいかない」


カタル「ルークは真面目だからなぁ」


『身体を動かすと暖かくなりますから』


美人侍女さん「私もサナ様の朝食の準備がありますので」


カタル「つれないなぁ、別に俺は今日何も召集がないから休めるんだけど」


『訓練所は別館で寒そうな印象だったんですよねぇ』


美人侍女さん「はい、あの場所は川の近くという事もあり、風も強いです。しかし、寒いだけでは訓練は休みません。」


カタル「本当尊敬するよ」


『暖かいお茶とか皆さんに出せませんかね?』


美人侍女さん「そうですね。お出ししましょうか」


『それなら私もお手伝いします!あの人数を侍女さんお一人でやるのは大変でしょうし』


カタル「なんか俺素通り?(笑)ってかルークの所の休憩に合わせた方がいいかもね」


『確かに!そうですね』


美人侍女さん「それではルーク様、訓練所の休憩のお時間にお邪魔してもよろしいでしょうか」


ルーク「昼頃…昼食終わってから準備しておけば頃合だろう」


美人侍女さん「承知しました」


カタル「じゃ、俺らは退室しますか〜」


美人侍女さん「朝食の準備をして参ります。失礼致します」


『はい!』


あ、寝巻きだったの忘れてた(笑)


朝ごはんの後何しよ〜


あ、美人侍女さんに距離について教えてもらおっと


よし!着替え完了!


『侍女さん侍女さん』


美人侍女さん「なんでしょうか」


『この後ソルヤ王国の距離については教えて欲しいんですけど大丈夫ですか?』


美人侍女さん「分かりました」


『ありがとうございます!』


カタル「ああ、距離について分からないって言ってたね」


『そうなんです。昨日設計図を見た時洗濯室と客室が同じ大きさなのは分かったんですけど距離ってなんて言えばいいか分からなくて』


カタル「そうだね、ついでに重さとか教えてもらえばいいよ。この侍女さん頭良いから」


『私もそう思います』


美人侍女さん「……」


む、照れ隠しなしかぁ


『よし!教えて貰ってもいいですか?』


一旦部屋に戻って色々取ってきて貰った


美人侍女さん「はい、サナ様は洗濯室とこの部屋の距離が同じだと仰ってましたね」


『はい』


美人侍女さん「この距離は丁度10ガルです。1ガルが男性の歩幅1歩分です」


『結構曖昧なんですね』


美人侍女さん「その1歩分を先代の国王の歩幅として計測し測りを作っています」


あ、定規だ


『この測り1本が1ガルですか?』


美人侍女さん「はい、その通りです」


『宮殿を建てるにはかなりの歩幅が必要ですよね』


美人侍女さん「はい、その為100ガルを1レンと称し、この測りの100倍の測りもあります」


『お金と同じような感じですけど名前が変わるんですね』


美人侍女さん「はい」


『なるほど、分かりました!』


メモメモ


美人侍女さん「ではカタル様が仰ってました量についてです」


『はい!』


美人侍女さん「この天秤の片方にこちらの重しを乗せます」


『ふむ』


美人侍女さん「この重しは一定の重さであり、この重し1つで1テルです」


『持ってみても良いですか?』


美人侍女さん「どうぞ」


あっかるい…だいたい1gくらいかも


『軽いですね』


美人侍女さん「これを重ねる事で調味料の計算を行っています。また石など重いものの場合こちらも先代国王の木で作られた像があり一体で1タール。重さの調節で木の中に重しがあるので先代国王と同じ重さになっています」


こりゃ難しい


『重いものは先代国王の重さを基準に測る…ということですか?』


美人侍女さん「はい、そうです」


大体60kgってしとこ


わかんないもん


『重さや距離、お金って難しいんですね』


美人侍女さん「まだ街に出ていないので分かりにくいと思いますが実際に使っていきますと慣れるので今は少しづつ覚えていければ

大丈夫です」


『ありがとうございます!』


美人侍女さん「それでは昼食の準備に参りますので失礼致します。」


『はい!』

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