16 主人公オカン化!
よし、腹ごしらえもすんだことだし
『宮殿の周りを見てみましょうか』
カタル「だね」
ルーク「…」
サヒル「そうですね」
美人侍女さん「ソルヤ王国の家の作りは木材で作りその後粘土で固めています。この宮殿も例外ではありません」
『そうなんですね』
ルーク「ここだ」
『ここですか』
粘土で固めてる…
サヒル「粘土ですから水に弱いと思われがちですが固めてしまえば水にも強くなるんですよ」
『では水で柔らかくして配管を通すのは難しいんですね』
カタル「そうなるなぁ…あ、まてよ?確か下水、上水の水路が通ってたよな?」
サヒル「えぇ、建築当時の設計図がここにあります」
『見せて貰ってもいいですか?』
サヒル「どうぞ」
えーっと?下水がかなり下に埋まってるのかな
上水は…ぁあ!井戸か!
確か各部屋には必ず1つ井戸があるんだっけ
だからその水を引くための水路があるはず
ルーク「上水の水路はここだな」
『2階にも引かれてますね…あ、2階の方が配管は細いですね』
サヒル「水はそれだけでは上に行きませんから」
なんか…理科で習った気もするけど覚えてないわ
カタル「上水の配管の所に隙間まだあるっぽいけど今どうなってんだ?」
ルーク「…設計図によると…ここだな」
地面から宮殿の壁に向かって斜め上に伸びていってるのか
サヒル「これなら…通せないことは無いですが、中がどうなっているのか」
『何かしなりのある棒ってありますかね?』
ルーク「確か昨日庭師が木の伐採を行っていたが」
美人侍女さん「はい、細い棒があるか聞いてきます」
ルーク「俺も行こう」
美人侍女さん「承知しました」
『サヒルさん、その筆を貸して貰ってもいいですか?』
サヒル「どうぞ」
『ちょうどこの壁の向こうの部屋って洗濯室で客室など私が寝泊まりしてる部屋と同じ広さなんですよ』
カタル「ここから木の棒入れればこの部屋分は空洞か分かるってことか」
『そうです!でも、私まだ距離については分からないので入った分を印つけるので距離はお願いします!』
サヒル「若者の知恵も素晴らしいですね」
『いえ、それにこの設計図によればどの部屋にも上水の為の空洞があるはずなので手間ですけども一部屋ずつ調べるのも良いと思います』
ルーク「持ってきた」
おお!細くてしなりのありそうなやつ
『1回この棒を隙間に入れて貰えますか?』
ルーク「分かった」
ズーーーって入ってった
ルーク「ここまでだ」
『それでは入った所に印付けますね…はい、抜いて大丈夫です』
ルーク「…」
『かなり入ってますね』
サヒル「この分だと…洗濯室分入ってますね」
カタル「サナちゃん凄いよ!」
『ありがとうございます』
サヒル「2階にお湯を引くのも上水と同じ容量ですが調理室を通ったあとの方が良さそうですね」
『そうですね』
というかさ、ずっと目を逸らしてたけどさ
ルークさんが木の棒持ってきたんだけどその木の棒ってまぁまぁ大きいわけよ
そんでもって木って重いでしょ?
筋肉どやべぇよ…
ルーク「…どうした」
『さすが鍛えてるだけありますね、カッコイイです』
ルーク「…」
サヒル「あら、侍女さんどうされました?」
あ、美人侍女さんがめっちゃバッて後ろ向いたんだけど
『あれ?どうしました?』
美人侍女さん「…い…え、大丈夫です。少し土煙が舞っていたので」
ヤークさんが木の棒動かしてたもんね
美人侍女さんこっち向いてくれたけど確かに目がシパシパしてるみたい
『目は擦らない方がいいですよ!水で洗い流す方がいいんですよ』
美人侍女さん「ありがとうございます。すみませんが先に宮殿に戻ってもよろしいでしょうか」
『大丈夫です!しばらくしたら夕食に私たちも上がってきますから』
美人侍女さん「申し訳ありません。失礼致します」
カタル「…」
サヒル「大丈夫ですかねぇ」
『傷になって無ければいいですけど』
ルーク「この棒は保管しておこう」
『お願いします!』
カタル「あとはどんな配管にするかだけど…それは明日以降でも良さそう」
サヒル「えぇ、今日はこのくらいにしておきましょう」
ルーク「先に行っていて構わない」
『分かりました』
夕食の時にも少し目が赤かったな〜美人侍女さん
『侍女さん侍女さん』
美人侍女さん「なんでしょうか」
『目が痛いのであれば先に休んでいても大丈夫ですよ?』
美人侍女さん「いえ、侍女の仕事を全う致します」
『そうですか』
今日は早めに上がって寝よう!
そしたら美人侍女さんも休める!
美人侍女さん「今日は早いお上がりですね。炭は入れておきました。それでは失礼致します。おやすみなさいませ」
『あ、炭はあまり目には良くないので気をつけてくださいね!おやすみなさい!』
オカンか私は(笑)
まぁいいか、美人侍女さん心配だけど寝よう!
火鉢のお陰でまだ寝やすいけどココ最近寒くなってってるからなぁ




