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コ・ミンジ

あらすじ

1月、『冬の海と窓際のジウ』の北海道ロケを控える中、ユン・シウがカン・サランに対し、彼女の唯一の友人であるコ・ミンジを紹介してほしいと頼んだことで二人はギクシャクします。サランは、シウが自分以外の女性、しかもシウをタイプだと公言しているミンジに興味を持ったのではないかと不安になり、機嫌を損ねて部屋に引きこもってしまいます。

1月

『冬の海と窓際のジウ』の北海道ロケが再開される。

我が家に『でんすけ』と『マシロ』をおいて、サランは再び北海道へ。

ここにきて、サランは機嫌が悪かった。

バイト仲間で唯一の友達であるコ・ミンジをシウが

連れて来いと言ってからである。

相思相愛で順風満帆に見える二人でも、ギクシャクさせるのが恋の病なのかも知れない。

サランの言い分はなんでこれからまた北海道に行くのに、友人を紹介しろと言うのか?であって、

シウの言い分は居なくなる前に紹介してくれないと、かなり先送りになってしまう。

サランの言い分は面白くないのであって、

シウの言い分は色恋沙汰じゃないのになんでムキになるのか?なのである。

コ・ミンジはユン屋敷にはサランが連れてきて数回泊まったことがあり、当然シウとも面識がある。

他の女性には興味を示さないはずの『顔面国宝』が、

なぜサランのたった1人の友人に手を出そうとするのか?

「なんで手を出す事になるんだよ。変な気があるならサランに内緒で会うよ」

彼の言い分はもっともである。

サランは言われて見たらそうだと納得しかけたが、

正当な理由があっても面白くなさそうである。

サランはシウとの関係を逐一自慢していたのだが、その都度、コ・ミンジは羨ましがっており、この『顔面国宝』がタイプであるとサランに公言しているのも、不安な理由である。

「『窓際のジウ』の役柄にぴったりなのがあってね。

バイトで良いからやって見ないかなと思って。サランだって友達が近くに居た方が楽しくないかな?」

サランが思うコ・ミンジは確かに面白いし、愛らしい女の子だ。

シウの考えは。現在、売れているとある女優とコ・ミンジが似ていると思っている。

『顔が不細工だけど愛らしくて魅力のある女性』なのだが、サランにその通り説明出来ない。

売れている女優と何かしら重なると言う事は、

売れる可能性が高いのではないか?

サランだってシルフィード歌劇団のトップスターと瓜二つの娘なのだ。

そのトップスターは大女優ソン・インナ最高の相方であった女優である。

『不細工だから連れて来い』と言えないので、

褒めるしか無いのであった。

そして、コ・ミンジばかり褒めているので、

サランの機嫌が悪いのだ。

サランは太々しい態度で部屋に引き上げた。

シウは台所に立って、食事の準備を始めた。

結局、サランはコ・ミンジに連絡して、

今夜、彼女が訪ねて来ると思ったのだ。

実際、1時間半ほどして、コ・ミンジはやってきたのだが、サランの態度が悪すぎて気になる。

せっかくオファーだしても、コ・ミンジが不憫である。

「マシロとでんすけがいるので、代わりにサランと小樽に行って欲しい」

シウの真意は、コ・ミンジの役は病院の看護師で、ヒロインと周囲を繋ぐ、いい役柄だ。

気難しい監督のイ・ウジンを説得する自信がもてる人材なのだ。

おぼろげにサランの機嫌が回復しつつあったので、コ・ミンジにはお礼を言いつつ、

謝罪して帰路についてもらった。

素直でいい子だったサランがなんで気難しくなったのか?

ちょっと離れて生活したら、元に戻るのかもとシウは安易に考えたのであった。


今後、記載する表現に関して、常識に基づいて気をつけて参りますが、

もしもを考慮して15歳未満閲覧非推奨を設定させて頂きます。

こちらに何か落ち度がございましたら、お知らせ願います。


※作中のメインキャラクターは日本語も韓国語も話せる設定となっておりますが、読む側を考慮して日本語表記にしております。キャラクター達は場面に応じて言語を使い分けているとご理解願います。


参考データ

※ユン・シウ…小説家25歳

※カン・サラン…女優志望のアルバイト20歳

※ソン・カナン...女優。カン・サランの芸名。ソン・インナに名付けられた。

※ソン・インナ…女優、シウの母親

※ユン・ジュンソ...シウの父。総合映像制作会社S.S.Iの会長

※ユン・ヒョヌ...シウの異母兄。ソヒョン・チョヨンの恋人。S.S.Iの後継者

※イ・ソジュン...シウの親友。Juringエンター専務。子犬の幼顔と低音ボイス

※イ・ウジン...映画監督。『残酷な美しさ』『私にキスできますか?』

※パク・ドユン...映画監督。シウの親友。Juringエンタ常務。映像制作部部長。

※イ・ダイン...『私にキスできますか?』ヒロイン

※キム・ソヒョン...シウの元恋人『Love Hunt』プロデューサー。

※キム・ソンミン...キャサリン。薔薇組第二夫人。数千万ウォンの身体を誇る

※ハン・チョヨン...女優『私にキスできますか?』イ・ダイン役

※ハン・ジヨン...女流写真家。奇跡の1枚を撮る「アメイジングメーカー」

※ナ・ジウ...薔薇組音響アシスタント。通称小枝。


※虹の薔薇組...ドユンのハーレム軍団。精鋭撮影チーム。

※佐藤直樹...ユン・シウの祖父。伝説の投資家。

※佐藤志乃...ソン・インナの本名。

※天翔樹林...ソン・インナのシルフィード歌劇団時代の芸名。

※涼風小鳥...中村綾。サランの母親。

※中村綾...サランの母親

※トリニティG...韓国最大の財閥グループ

※S.S.I...総合映像制作会社

※Juringエンタ...芸能事務所兼資産管理会社。会長インナ。社長シウ。

※アトリエ・ノア...中堅芸能事務所。サランことカナンが所属していた。

※『Love Hunt』…ネット配信の恋愛リアリティ番組

※『私にキス出来ますか?』…シウ作の小説

※『ずっと僕は君を』…シウ作の小説

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