休日、夕方の散歩
土曜日の朝、寝るのが早いから起きるのも早い.
2時か3時には起きて、脳外科のコングレスのオンデマンドをきく.もうあと数日しかないが、今回は結構こまめに聞いているから、取れる単位を全部もらえるくらいには勉強した.
知識として身についているかは、全く別の話であるが.
さらに今回は、興味があっても今までにあまり勉強しなかったこと、結構勉強したかも.
経鼻内視鏡手術
主幹動脈閉塞に対する、血栓回収療法のエビデンス
後頭動脈の解剖、それを使った後方循環のバイパス手術
・・・・
機能的脳外科に、脳動静脈奇形、もやもや病にくも膜下出血・・・
脳外科の勉強のことはまた別に書こう.
土曜日と日曜日のこと.
金曜日の朝に来た脳幹梗塞の患者、右の動眼神経麻痺.眼瞼下垂もあるから、動眼神経核がやられているのだと思う.動脈硬化があり、90歳というがしっかりされていた.しかし、というか、やっぱりというか.
夜間は「せん妄」気味.つけていたパルスオキシメーター、
「あれは波形が出ない」、と看護師さんが見にいく.
本来、開くはずのない、くらい、例えていうならば、ワニの口ほども開かない.
30度くらいしか開かないのが、300度くらい開いていて、
文字盤が裏返った形、と言うのだろうか、
で床に置いてあった?(それは落ちていたと言うのでは・・・)ということだったらしい.
破損.こういった場合は弁償してもらうのだろうか?
それともこちらが支持してつけたから、こちらの責任がある?消耗品と見做して、特に弁償の請求はしない?
まさか、主治医が責任を取って病院に弁償とか・・・それも困る.
朝、お顔を拝見に伺う.
あれ、ベットにいらっしゃらない.
ナースルーム、車椅子に座ってニコニコされている.右の目、まだ内転、つまり左の方に向かない.だから左を向いた時にはまだ複視あるはずだが、
「ちゃんと見えますよ、治りました、もう具合が良いので、暇をください・・・」
「暇をください」・・・そこはかとなく雅な、「退院させてください」
とのことだった.不穏に対する処方をした.
その他の患者様、皆様落ち着いていると思う.
雨なので、土曜日の午後定例の、洗濯とか布団を干したりとか、掃除ができない.
しょうがないから、というのもおかしいがコングレスの夕方まで勉強.
合間に、アイスを袋一杯、ナースルームに投入しておいた.
色々お詫びとか、処置とか回診の便宜を図ってもらうという賄賂の目的で・・・・
午後5時頃に病院を脱出.
途中で外食して、帰宅して、風呂入ってさっさと寝る.また2時か3時に起きて勉強.
ひと勉強したら、朝、また病院に行き、御用伺して、昼過ぎに帰宅.
今日の朝まで雨だったのに、それが嘘のように晴れて、外を歩くとかなり暑い.
家に帰って、布団干して、服とタオルの洗濯して、部屋の掃除を丹念にしたあと、昼寝した.
夕方6時頃にゴソゴソ起き出して、ペットボトルを出しにコンビニに行く.
夕ご飯を買い物してから、公園を散歩した.
今日は、いつもの海丸くん、愛ちゃんに健ちゃん、はるな、ルシフェルに、くくりの姐さんがご一緒である.
「あれ、この前、別館で、須佐男さんと大喧嘩されたと聞きましたが・・・」
「ああ、あれ、もう、何千年、定期行事みたいなもんかな・・・」
「へえ、そんなもんなのですか・・・」
九頭龍と、須佐之男命のバトル、結構、凄かったと聞いたが.
「お怪我とかなかったですか?」
「あ、ちょっとね、腕に擦り傷できちゃった・・・」
くくりの姐さんはドクトルに腕を見せた.
「ぐえ!」ドクトルはびっくり、前腕に10cmくらい、ぐっさり切り傷.
縫合処置がしてあった.
それは、イワシの骨のようなデリカシーのかけらもない、縫合の後!
これにはドクトル、ちょっとびっくり.
(せめて内縫を細かくして、外は、ステイプラか、ステリで止めといてあげれば・・)
「あ、それはおれが縫っといた」ルシフェルが処置してくれたらしい.
「もお、爺ちゃん、刀振り回すと、大変なんだから・・・」はるなも乱暴者の祖父には困りもんだということを言うが、顔は別に深刻そうでは無い.
家の敷地の中では刃傷事件あっても、警察沙汰にはならないのだろうか?
そんなことはないはずだが・・・・
身内同士の詐欺事件は、親告罪だから、金を取られた親が、「身内の恥を表立ったことにしたくない・・・」で刑事事件にはならないこともあるそうだが、
刃傷事件、本来なら警察沙汰?
いやいや、立派な銃刀法違反だし、傷害事件のはずだ!
別館、つまりかつての、出雲大社内の事件は、高天原政権の正当な後継政権である、現代日本の統治機構による、統治下でも治外法権で、警察沙汰にならないと言うことだろうか?
「うーん、世の中のことはむづかしい」
ただでさえ難しい世の中のことを、日本神話、ギリシャ神話の神々や、時々パレスチナやら、ユダヤやら、インドの神様がやってきて、そしてさらには、仏教の神様と習合したりして、誰が誰かなんてことまで、こんがらがって、さらにややこしいことにするから、もう何が何やらわからなくなってきた.
いろんな神々と付き合い、話をして、そして色々教えてもらい、彼らの行いをつぶさに見て、精霊の言葉も聞き取って翻訳して、さらに科学やら、哲学やら、歴史やら、食事のこと、農業のこと、医学やら色々勉強して、書き記したりして、わからないことをさらに調べて勉強したりで、ドクトルの精神はすでに飽和状態なのかもしれない.
休みの日くらい、脳の中のキャリブレーションしたほうがいいだろう.
と言うわけで、
公園の中、みんなで散歩する.
「おや、鳥の群れ・・・」
大きな木の上に止まって、またすぐに飛び立ってどっかに行ってしまった.
何百、何千の群れ、ムクドリ?
この木はなんだろう?
木の幹に名札がついている.
「ヒマラヤすぎ」
隣の木は「青桐とある」
「あ、豊臣の御紋、桐の葉っぱに、上に、575で見えるのは、あれは桐の花びら?」
「そうだね、葉っぱの間からなんかくっついているのは、ご紋の通りだね・・・」
「菊の御紋の花びらの数、あれは16だっけ?そして豊臣の御紋は、五七桐の葉っぱ.でもあれは正確にはアオギリでは無いそうですね・・・」
「くくりの姐さん、なんか関係ありますか?」
「・・・・」
皆が、菊理媛の方を見るが、
「しらね・・・」のだそうな.
裁判所の方には桜の並木、さらに御堀端には、松の木が並んでいる.
一旦堀の外を出て、健康ドリンクを買って、また堀の周りをぐるりと回って、再びお城の中に入る.
「あれ、イチョウ?でも葉っぱの形は違いますね.秋に黄色い並木、あまり気がつきませんでしたが・・・」
木の幹の名前、「ポプラ・・・」
確かに、北海道で見た気がする.枝が、天に向かって伸びる感じ.葉っぱの形までよく注意してみてなかった.
兄弟仲良く手を繋いで、歩きながら、
愛ちゃん、健ちゃんが歌い始める
「君が涙の時には・・・」
「僕は、ポプラの枝になる・・・」
(「空と君との間には」でしたっけ?)
「そういえば、スペード?みたいな形の葉っぱ、イチョウ違いますね・・・」
銀杏の葉っぱは、扇形、
ポプラの葉っぱは、スペードをシャープにした感じ
北門から入ってすぐのところ、大きな立派な木、
「あの木の名前はなんて言うのだろうか・・」
木の幹にふだが貼ってあるか、見てみたが貼ってない.
「じゃ今度植物図鑑で調べてみましょう・・・」
公園の中の木の名前を見て、ひとまわりしてから、神社の参道を通る.
「あ、古本屋さん、植物図鑑・・・」
「でももう、閉店みたいですね、シャッターが半分閉まっている」
「じゃあ、植物図鑑はまた今度にしましょうか・・・」
神社の手前で、みんなと別れて、坂道を降って、ドクトルは一人家に帰っていった.




