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宵闇の頃、ルシフェルは西の空からやってくる・・・

遠くで、風がそよぐ.風に揺れる、鈴の音、耳を澄ますと、子供達が何やら語っている・・・


今日も雪割草達が歌っている.


愛ちゃんと、健ちゃんは、友達と語らう.


「夜の闇が迫る頃、ルシフェルは、西の空からやってくる・・・」

「夜の闇が明ける頃、ルシフェルは、東の空からやってくる・・・」


「故郷の同胞はらからと、ともに戦わん!」

「東の島で、修行して、西のクレタへいざ出陣・・・」

「世界の友を助太刀に・・・・」


「友の、子供を守らんと、東の果ての島国へ・・・」

「用心棒のつもりだが、正体隠して、居候・・・」

「新たな友とも巡り会う・・・・」


「西へ、東へ、堕天使は、いつも世界を飛び回る・・・」

「全知全能の神様も・・・」

「あまりに毎日忙しく・・・・

「時には、着地でずっこける・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ねえ、ママ、これって、ルシフェルのこと?」健ちゃんがママにきく?

「ずっこけ、だから、ルシフェルのオトシャンだよね!」愛ちゃんもママに聞く.


友達の話す文脈は、この子供達にはよくわかっている.


「でしょうね・・・・すると、ドクトルの物語なんか、上手に描かれているわねえ.私も小説の書き方ドクトルに教えてもらいましょうか・・・」

しかし、ドクトル、小説の書き方、特別学んだわけではないのだ.

「教えてもらわないでかけるというのは、ドクトル、才能があるのだは・・・」


「ママ、ぜんち、ぜんのう、って何?」健ちゃんがママに質問である.

「お勉強も、スポーツも、喧嘩も、なんでもできるってこと・・・・なんだけどね」


「じゃ、アテナのこと?」健ちゃんはなかなか鋭いことを聞く

「うーん、どうなんでしょうね・・・アテナさん、ルシフェルのいいとこ持ってきたったいうから・・・」ママは答えにちょっと困った.


「ねえ、ママ、ルシフェルのオトシャン、いつも、寝っ転がってテレビ見てるけど、いそがしいの?あいちゃんと毎日遊んでくれるし・・・・」

愛ちゃんも日常からルシフェルを観察してまたまたママには厳しい質問である.答えにくい・・・


「うーん・・・それもむづかしい質問ね・・・、神様の時間って、なんか私たちとは違うみたいだってドクトルも言ってたのよね・・・暇そうに見えて、実は、愛ちゃんが寝てる時に変身して、世界の平和を守ってくれてるのかも・・・・」


「なーんだ、海丸くんとおんなじだ!」健ちゃんは即座に理解した.

「あ、そうか、うみたんとおんなじ!ルシフェルのオトシャン、くわっこいいー」愛ちゃんにも理解できた.


神々のわかりにくい本質を理解するのに、別館はなかなか便利な実験場のようである.

ここに出入りする人、神々の観察、これからも、頑張って続けましょう.

そして、それを、書いて残していきましょう・・・・

愛ちゃんと、健ちゃんのママは密かに思ったのでした.


「雪たち、これからも色々教えてね・・・」

ママもこの頃雪割草達に語りかけるようにしている.


雪割草達が風に吹かれて揺れる


「もちろん・・・」

「色々おしゃべり、しましょう・・・・」

おや、話し声が聞こえたような・・・


「あ、雪たち、今、色々おしゃべりしましょう、って言わなかった?」

健ちゃんと、愛ちゃんに聞いてみた.


「うん、そう言ったよ、ママも聞こえるようになってきた?」


風に吹かれて、雪割草達はゆらゆら揺れていた.

穏やかに微笑みながら、ママは子供達と、雪割草たちを見守った.










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