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日本列島縦断の旅「もっと北へ!」


鹿島で、武甕槌神に、雷の使い方をいろいろ教わった後、それではおせわになりました、と、別れを告げようとしたら、なんと彼も、ゼウスと大国主たちの旅に同行することになってしまった.


呉越同舟(?)

しかし、高天原と、出雲勢力は、お互いを殲滅しようと言うところまで、根深い対立ではなかったと思われる.その証拠にいわゆる「国譲り」は、武甕槌と建御名方が相撲で力比べをした他は、平和的に行われているのであるから.


武甕槌の神も須佐之男命と同様、ゼウスのことを、えらく気に入って、

「こいつは俺の一番弟子でえ」と行く先々の神々に自慢して回ったのだった.


鹿島を出て北に.霞ヶ浦がある.


「この湖はな、地震ナマズの、産地で、しかも、ダイダラボッチって巨人の足跡だと言われている.筑波山を腰掛にして、ひょいとこの湖の場所に足をついて、次の一歩で海の向こうに行った、と言うことなんだろうな」


巨大な神様・・・


次に向かったのは、下野しもつけ国.鬼怒川.

すぐに氾濫を起こす、暴れ川である.


野(の→ぬ)川⇨きぬがわとなったらしい.


日光方面、中禅寺湖、華厳の滝・・

落差の大きなこの滝は龍神の化身なのだろうか?


那須塩原


那須温泉神社の御神体はなんと、大国主命と少彦名命である.

この辺りは、温泉で硫黄が立ち込め、岩ばかりで、巨人の住む土地と言われた.

巨人のダイダラボッチたち巨岩石を投げ合って、あれは多々土地になったと言われる.


山形県

最上川の竜神伝説、

月山は冥界をこの世の境界で、月読命が治めるところと言われる.


「月読みは俺の兄さん、に当たる神だ、こいつは、アマテラスと仲が悪くて絶対に顔を合わせないように、夜の世界にずっと住んでいる.日の当たる世界には決して顔を出さねえ神様だ」須佐之男の解説である.


月山は、修験道の本場で、現世と霊界をつなぐ場所・・・


宮城県の、塩竈神社、鹿島と同様、武甕槌が祀られている神社で、地震の防災にご利益があると言われる.ナマズを抑え込んで地震を抑えようと言う.三陸海岸、宮城の海沿いは古来、地震と津波が多い土地である.


岩手、秋田の湖は、龍神の夫婦の伝説が多い.十和田湖、田沢湖、八郎潟には、それぞれ龍神が住むと伝えられている.


白神山地のブナの森.ここでまた草木と会話、つまり、皆で並んで寝っ転がって、精霊と会話する.この時、同行してきた、武甕槌も、出雲の神々や、ゼウスと同じように、寝っ転がって昼寝して、精霊と会話をする.

協調性のかけらもないように思われていた、この雷と地震と、剣と戦の神様が意外と、民間の信仰を集める理由かもしれない.根は優しい人なのかもしれない.


下北半島の、日本猿を見る.

これは、北限の猿と言われる.人間以外の霊長類でこれだけ北に住む種類はないらしい.温泉に浸かる猿である.そして、海峡の海産物をとって暮らしの糧にしている猿である.


いよいよ蝦夷に渡る.

ここには、倭人とは全く別のアイヌの民が暮らしている.

ヒグマ、エゾ鹿、キタキツネ、モモンガ、うさぎ・・・


本州とは全く生態系が違う.


知床半島に行ってみた.

原始の自然が残る森.

クマと、相撲をして、勝って、あいつらのとった、鮭を横取りして、焼いて食べる・・・

と言いたいところだが、春先には鮭はいない.クマたちは春は、水芭蕉とかふきを食べるらしい.


神々の一向は、獣たちの洞穴で、一緒に寝起きをする.もちろん食われることはない.


生きた獣の毛皮がなんとも暖かい・・・・


クマと格闘して、奴らの食べる、植物を時に横取りしたりして、時には分けてもらって、一緒に食事をする.1日を過ごしたゼウスは疲れて深く眠っていた.


眠りが浅くなったところで、夢を見た.

あるいは、雪割草の精霊が語りかけてきたのかもしれない.


「そろそろ、戻っておいでと、母上が・・・」

「今がいい頃合い・・・姉上たちも・・・」

「戻ってこいよ、弟、兄者・・・・」


・・・・・・・・・・・

「は!」として、起き上がった、ゼウスの頭の中にはっきりした声で、母上の声が語りかけてくる


「あ、もしもし、ゼウス、ゼウス、聞こえますか、こちら、お母さん、

あのね、あんた、そろそろ帰ってこないかね・・・今が、頃合い・・・かもしれないよ・・・・」


SFでいうところのテレパシーという、会話方法らしい.詳細は知らない.

この機能を搭載したハイスペックの人間もいるらしいのだが、ドクトルの知り合いにはいない.はるなや、静香、愛ちゃん、健ちゃんもそれらしいことはできるが、精霊や、神々との会話に限られる.


次の、日、ゼウスは日本の神々に別れを伝えた.


「母からの呼び出しがかかりました.そろそろ帰らねばならないようです.」


皆が、ゼウスとの名残を惜しんだ.







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