高天原を「どげんかせんといかん!」
ということで、おそらく現在の宮崎県あたりにあったとされる高天原では、
普段は仕事も決断も天照におっかぶせていた宿老たちが、
このときばかりは皆、顔色を変えて真剣な議論を始めた・
高天原も葦原中国も、闇に包まれ、悪が蔓延り、治安が悪化した.
神々が車座になって、天安河原で焚き火を囲んで議論である.天照が、隠れてしまったから、真っ暗である.焚き火をしないと暗くて、意見を言っている人の顔が見えない.
その議長格の、
八意思兼神は、日本神話における最高知恵の神、とされる.高御産巣日神の子供であり、天孫降臨の際、瓊々杵尊に同行した「五伴緒」の一柱.
タカミムスミの神は、造化三神の一人であり、インドで言ったら、ブラフマーか、シヴァか、ヴィシュヌくらい偉い神様で、その息子さんということは結構偉い神様だったのだろう.
議論の輪の中にいた神々は以下の通りである.
思兼神: 八百万の神々の相談役。天照大御神を岩戸から出そうと知恵を絞った神.
八百万の神々(やおよろずのかみ): 天地の神々すべて(?)全部いたというのはちょっと無理があるか?
天宇受売命: 岩戸の前で歌い踊った神.この人は有名かも.元祖ストリッパー?裸踊りをしたのだっけ?
天児屋根命: 祝詞を唱えた神
布刀玉命: 八咫鏡を差し出した神
天手力男神: 岩戸を開いた神
八百万の神々の中に誰が入っていたか、ということは興味があるが、主なキャストは、その下の四柱と、思兼神ということになると、あまり大掛かりな会議ではなかったのかもしれない.
思兼神の計画はこうである.
天児屋根命が、アマテラスを褒め称える祝詞を読み上げる.
笛や太鼓の音楽に合わせて、天宇受売命がダンスをする.
岩戸の中から、天照が、ちょっと外を除いた時、布刀玉命が、綺麗な勾玉を岩戸の前で、見えにくいところでちらつかせる.
歌や笛や太鼓に合わせたダンスはさらに盛り上がり、アマテラスはさらに、岩戸を少し開ける.
「いまだ!タジカラオ!」思兼神の掛け声で、天手力男神が岩戸に手をかけて大きくこじ開けて、中から外を覗いている天照を引っ張り出した.
そして、天照を引っ張り出した後は、岩戸に規制線を引き、後ろには戻れまないようにして、天照が再び岩戸の中に入るのを防いだ
外は、パッと明るくなり、高天原には光が戻ってきた.
岩戸隠れの一番の原因となった、須佐之男命は、というと
大事な荷物の下に押し込めて
髭を剃り
爪を剥いで
高天原の外に追放した、らしい.




